大崎市の公立小中学校と義務教育学校で年間5日間、午前授業とし、午後からさまざまな学習、体験活動に取り組んでもらう市教育委員会の取り組み「チャレンジデー」が1日、市内トップを切って三本木地域で始まった。子どもたちが日頃と異なる環境でスポーツや自主学習に励む一方、会場までの送迎など課題も浮かび上がった。地域で教育活動を創造してもらい、小中学生に主体性を養ってもらうほか、教職員の働き方改革につなげるのが狙いで、県内初の試み。夏休みなど長期休業のない月の第2水曜日に定めている。ほとんどの地域で8日に第1回を迎える予定。公民館や民間団体が中心となって調理や工作、自主学習のほか、プラモデル製作、映画鑑賞会などユニークな取り組みの実施に向けて準備を進めている。三本木地域では1日、三本木公民館と市体育協会三本木支部がニュースポーツ体験やジュニアスポーツ教室、自主学習を同館や三本木総合体育館で実施。小中学生約100人がスカットボールやスポーツスタッキングを楽しみ、グループ学習に励んだ。初回ということもあり、課題も残った。参加児童の半数以上が児童館利用者で、職員に引率され参加したが、バス通学で共働き世帯の児童は移動手段が限られた。また、一部の主催団体は、平日日中のためスタッフをそろえるのが難しかった。