一般から募ったおむすびのレシピ1位を決める「『おむすび王』決定戦」が7日、美里町で開かれた。オオバや南郷味噌、ソーセージなど町産食材の特長を生かしたおむすびを考案者が自ら調理。最終審査で1位に輝いたのはシソ巻きおむすびで、来月上~中旬に商品化し、同町の農産物直売所「花野果市場」で販売される予定。レシピと完成品の写真による一次審査で5点に絞った。味に加え、いかに短い時間で作れるかもポイント。残ったのは、生産者が少なく希少な南郷味噌のほか、南郷糸みつばやサバ水煮、自家製青大豆を使ったおむすびで、1個当たりの調理コストは79~188円。決定戦は「活き生き田園フェスティバル」会場の野外活動施設で開催し、考案者5人が10分間で5人分のおむすびをにぎった。フェスティバル実行委の戸羽康雄委員長や相澤清一町長ら5人が試食したほか、来場者がレシピと調理コスト、写真を基に投票した。初代おむすび王に輝いたのは小牛田農林高総合学科3年、佐々木美羽さん(17)=大崎市=の「しそ巻きをおにぎりにしちゃいました♡」。油で揚げて砕いたオオバと天かすを硬めに炊いたササニシキに混ぜ、南郷味噌をベースとする甘みそを包み、香ばしさとさくさくの食感を打ち出した。1個当たりの食材費は138円という。