江戸時代から明治維新前後までの旅をテーマにした企画展「江戸の旅」が、大崎市岩出山にある国の史跡、名勝「旧有備館および庭園」で開かれている。武士や商人など、さまざまな身分ごとの旅について、豊富な資料とともに紹介している。9月13日まで。江戸幕府を開くに当たり、徳川家康は江戸日本橋を起点とした五つの街道(東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)を整備。それらは次第に全国へ伸び、大崎市でも古川をはじめとした宿場町や尿前番所といった関所が造られた。企画展では文人や武士など身分ごとに異なる旅について、実物24点を含む約50点の資料を展示。おくのほそ道を旅した松尾芭蕉、伊達家の参勤交代、遠方の品物を扱う商人、良質な素材を求める職人、修行で本山へ赴く宗教者などの旅路も紹介している。
 地域づくりの課題をフィールドワークで学ぶ東北福祉大「プロジェクト実践活動」の懇談会が18日、大崎市役所で開かれた。学生たちが同市で取り組んだ活動成果を発表するとともに解決策を提案し、活動を受け入れた市民が講評した。大崎市での実践活動は、同大が2024年に大崎市や市社会福祉協議会と結んだ「地域福祉の推進に係る連携協定」に基づくもので、今回で3回目。福祉行政への就職を目指す学生が、地域の実情に理解を深めようと参加しており、フィールドワークは6月に大崎市のほか、同様の協定を結んでいる涌谷町、山形市で実施した。大崎市では3グループ計25人が田尻地域、松山地域、古川北町地区を訪れ、地域づくりや福祉に携わる住民から話を聞いたり、現場を視察したりして課題を把握し解決策を検討。この日の懇談会には学生と教員、地区住民、市関係者ら約60人が参加した。古川北町地区に入ったグループは、地区唯一のスーパーが閉店したことにより買い物難民が発生し、集会所もないため、高齢者の社会的孤立やフレイル(虚弱)の進行が危ぶまれている現状を認識。解決策として高校生らと協力した宅配ボランティア、運動と交流を兼ねたウオークラリー、スマートフォンを使ったIT見守りシステムを提案した。

 大崎市のブランド米「ささ結」の栽培現地検討会が13日、同市古川上埣の古川カントリーエレベーターと周辺のほ場で開かれ、生産農家が水管理など今後の管理ポイントを確認した。大崎市は、県古川農業試験場でササニシキとひとめぼれを掛け合わせ育種された「東北194号」を、環境に配慮した栽培、食味など一定基準を設け「ささ結」として認証し、ブランド化を図っている。栽培現地検討会は「ささ結」の栽培技術確立などを目的に毎年開催しており、ことしは生産者24人が参加した。古川カントリーエレベーターでは、県古川農業試験場および県大崎農業改良普及センターの職員らがこれからの栽培管理について説明。特に「高温に対応した水管理、適期刈り取りがポイント」と指摘した。
 来年春に就職を希望する高校生を対象とした合同企業説明会が14日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれ、参加した生徒たちは各企業の採用担当者から事業内容や待遇などを聞いた。古川公共職業安定所によると、ことしの求人の動きは横ばいだが生徒が減少し「売り手市場」の傾向が強まっているといい、参加企業は働きやすい職場環境の取り組みなどをアピールしていた。高校生の企業側への応募は9月5日に始まり、選考は同16日からとなっている。希望先を固める夏休みを前に企業情報を提供しようと、古川職安や大崎市などが主催し、毎年開催している。ことしは大崎地方を中心に高校生318人、企業50社が参加。企業の人事担当者はPRビデオを流すなどして事業内容や新人社員教育、給料など待遇面を説明。生徒たちは最大4社のブースを回り、必要な資格など質問をしていた。

 大崎市は11日、出張遊び場事業の最初の取り組み「プレイ&カフェ・イン・おおさき」を市役所本庁舎市民交流エリア屋内広場「パタ崎さん家(ち)」で開いた。就学前の子どもたちが大勢訪れ、臨時に置かれた滑り台などの遊具で遊んだほか、屋外にはキッチンカーも出て軽食が提供され、親子らが楽しく過ごしていた。市は本年度、子どもたちが遊べる場の充実を求める市民の声を受け、公共施設を会場に出張型の遊び場を設ける事業を初めて試行的に実施する。今回はその1回目。滑り台、プラスチックのカラーボールが入ったプール、トランポリンなどが並んだ会場は保護者と子どもたちでいっぱいに。集まった子どもたちは遊具を回って遊んだり、絵本や折り紙を楽しんだりしていた。市は今後も数回、「パタ崎さん家」などで遊び場を開く予定で、包括連携協定を結ぶ同短大が運営に参加する。さらに古川以外の地域でも、公共施設を会場に開催する予定という。
 警察署を開放し、警察官の仕事に触れてもらうイベント「オープンポリス」が11日、遠田署で開かれた。警察官を志す学生や親子連れが、鑑識体験や特殊車両見学を通して警察業務への興味、関心を膨らませた。この日、実施したのは警察犬実演や制服試着といった警察ならではのさまざまな催しや採用説明会。鑑識体験では空き瓶の表面に粉を付着させ、指紋を浮かび上がらせる刑事ドラマさながらの「粉末法」を、子どもたちが興味津々の様子で楽しんだ。

 一般社団法人「日本善行会」の「春季善行・特別善行章表彰」で、大崎市三本木中(伊藤重和校長)の生徒会が「青少年善行表彰」を受けた。8日、伊藤校長や小高煌太生徒会長らが市役所を訪れ、中島源陽市長、熊野充利教育長に報告した。三本木地域の老人ホーム入所者との交流や鳴瀬川河川敷の清掃活動など伝統のボランティア活動が高く評価された。春季表彰を受けたのは全国で112の個人、団体。このうち青少年善行表彰は31の個人、団体で、県内では同校生徒会が唯一選ばれた。同校生徒会は2012年から、市三本木総合支所に隣接する特別養護老人ホーム「百歳館」入所者に手紙を届け、訪問して話し合い交流を続けている。このほか、鳴瀬川河川敷やパークゴルフ場などを清掃したり、赤い羽根共同募金の活動に民生児童委員と一緒に取り組んだりと、地域の福祉や環境美化に貢献している。
 大崎市松山小(児童数150人)の4年生と保護者が10日、旧下伊場野小近くの鳴瀬川でカヌーを体験した。児童たちは豊かな自然の中でパドルをこぎながら、水辺の楽しさとともに危険性も学んだ。カヌー体験は、旧下伊場野小の児童に、川に親しんでもらおうと2005年に始まった「水辺の楽校(がっこう)」の一環。住民有志らが中心となった堤防の除草やサケの稚魚放流など、統合した松山小でも取り組みを継続している。この日は、4年生24人と保護者合わせて48人が参加。実技を前に児童たちは川に潜んでいる危険性、ライフジャケットの正しい身に着け方、パドルの操り方を学習。その後、ライフジャケットを身に着け、2人乗りカヌーに乗って「左、右、左、右」と声を掛け合いながらパドルをこいで川面を進んだ。

 小牛田農林高の生徒たちが学習の一環で育てている西洋ナス「ロッサビアンコ」が、栽培を始めてからことし10年目を迎える。9日は学校給食の原料として近くの美里町北浦小に提供したほか、出前授業を同校で行い、児童たちが地場農業や食に対する関心を高めた。学校で生産した野菜を給食に活用しようと始めた試みで、出前授業につながった。農業技術科農業科学コース野菜班の3年生4人が、家庭科の学習で食生活について学ぶ5年生18人を対象に授業を行った。ロッサビアンコはイタリア原産で、同校は2017年に特産品を目指して栽培をスタート。ノウハウを年々蓄積し、昨年は前年と比べ1割ほど多い収量を上げた。出前授業で生徒たちは、栽培の過程を写した写真や実物を示しながら特徴や成分を紹介。「病気や虫の被害に遭わないように管理している。これからも小牛田農林の名産として栽培に力を入れたい」と語った。
 県消防学校(仙台市宮城野区)で2日に開かれた県消防救助技術指導会「ロープブリッジ救出」で、古川消防署特別救助隊が優勝し、29日に新潟市で開かれる東北大会出場を決めた。同種目の東北大会出場は7年ぶり。出場するチーム4人は上位進出を目指し、大崎広域消防本部の訓練施設で連日、訓練を重ねている。ロープブリッジ救出は、隣の建物から進入し救出することを想定したもの。4人一組となり、水平に張られたロープを渡り、20㍍先の要救助者をロープにつり下げ救出、脱出するまでの時間、技術の正確さを競う。古川消防署は飯野裕太特別救助隊員をリーダーに菅原漱師、鎌田勇真、佐藤心各隊員が指導会に出場。飯野チームは出場6チームのうち最速の53秒8を記録。技術的な減点もなかった。

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