老朽化で改修工事が進む大崎市古川第一小の築山「ぎんなん富士」で10日、全校児童478人が芝生約3000枚を張る作業に参加した。子どもたちは新しいぎんなん富士の姿を思い描きながら、自分の手で山肌を整備していった。ぎんなん富士は1975年に整備され、人気の遊び場として児童たちに親しまれてきたが、老朽化で2023年から使用禁止となっていた。23年はくしくも開校150年の節目でもあったことから、同校同窓会(玉野章浩会長)は、伝統あるぎんなん富士を復活させたいと、翌年に基金を設立。地元企業などから寄付を募ったところ、132の個人、団体から総額420万円が寄せられ、ことし5月半ばに着工。高さ約2㍍のなだらかな丘に生まれ変わらせた。芝生張り作業は、「自分たちのぎんなん富士」という意識や、同窓会に対する感謝の気持ちを全校児童に持ってもらおうと実施。学年ごとに集まり、造園業者の指導を受けながら縦約25㌢、横約35㌢の芝生を敷き詰めた。ぎんなん富士は今後、芝生の定着に向けて散水などのメンテナンスを行い、11月ごろに児童へ開放する予定。