プロ野球オリックス・バファローズから1位指名を受けた大崎中央高出身で富士大4年の麦谷祐介選手(22)が5日、大崎市の伊藤康志市長を表敬訪問した。入団を報告した麦谷選手は「少年や少女、応援してくれるファンに夢や感動を与えられる選手になりたい」と意気込みを語った。麦谷選手は仙台市出身。小学2年から楽天スクールで野球を始め、袋原中では楽天シニア1期生に所属。大崎中央高時代は、50㍍走5秒台の俊足と遠投100㍍近い強肩を武器に活躍。右投げ左打ちの走攻守3拍子そろった外野手で、ドラフト会議(10月24日)では、将来的にチームの主力選手として盗塁王も狙える逸材と評価された。
 沖縄駐留米軍の実弾射撃移転訓練が1日、陸上自衛隊王城寺原演習場(大和町、色麻町、大衡村)で始まった。4日は県や関係町村の住民らに公開され、約30人が装備や訓練を見学した。同訓練は、在日米軍基地の約75%が集中する沖縄県の負担を軽減するため1997年から毎年、全国5カ所の演習場のうち4カ所で分散、実施している。同演習場での訓練は今回で21回目。この日は、第3海兵師団第12海兵連隊第3大隊約280人による訓練を公開。データを収集し射撃現場などに送る射撃指揮所の役割、小火器(機関銃)や射程距離約20㌔の155㍉りゅう弾砲の性能について隊員が説明したほか、155㍉りゅう弾砲5門を用いた実弾射撃訓練を行った。参加者たちは熱心に装備の説明に耳を傾け、155㍉りゅう弾砲の実弾射撃訓練では発射に向けた隊員の動作や性能を体感していた。

 官民で取り組む年末年始特別警戒(1日~来年1月7日)の「大崎市安全・安心まちづくり大会」は3日、市民会館で開かれ、治安維持と交通事故の未然防止へ関係機関、団体が連携強化を誓った。市と古川、鳴子両警察署主催で200人余りが参加。あいさつで、伊藤康志市長は「『犯罪や事故、暴力行為のない、安全で安心して暮らし続けられるまち』を皆さんと一緒につくりたい」と語り、高橋誠古川署長は「地域と職域で防犯活動、交通安全活動を展開してほしい」と呼び掛けた。
 「モンゴルこども芸術団」の子どもたちが11月28日、加美町を訪れ、中新田地区3小学校の児童たちと伝統芸能発表などを通して交流し、互いの国の理解を深めた。モンゴルこども芸術団には1000人近くの団員が所属しており、今回訪れたのは9~13歳の男女10人。鳴瀬小で授業を見学したり、給食を試食したりした後、広原小体育館で互いの国と町の伝統芸能や演奏を発表し合った。広原小マーチングバンドが華やかな演奏で芸術団を迎えると、中新田小6年生68人が伝統芸能「火伏せの虎舞」、鳴瀬小6年生20人が「鳴小ソーラン」を次々に披露。一方、民族衣装に身を包んだ芸術団の子どもたちは、モンゴル民謡を歌ったり、モンゴルの民族楽器「馬頭琴」を演奏したりした。

 国土交通省東北地方整備局は11月29日、ドローンを使い、涌谷町の箟岳無線中継所を点検した。東北地方では初めての試み。試行を重ねてデータ蓄積を進め、点検作業の安全性向上と効率化、高度化につなげる。国交省は、迅速な災害対応への備えとして全国の事務所や出張所を結ぶマイクロ多重無線回線網を整備、運用している。無線は光回線のように断線の恐れがなく、大規模地震の際も通信を確保しやすい利点がある。回線網を構成する設備の一つが通信用鉄塔で、東北地方には約150カ所ある。点検は従来、受託業者が塔に登って目視や打音、触診を通して実施していたが、作業者の安全や質の均一性確保が課題だった。そこで今回、デジタル技術(DX)を活用した維持最適化の取り組みの一環でドローンを活用することにした。ドローンで外観を撮影、パソコンの人工知能で映像を解析し、さびなど劣化状況を診断する。
 大崎市社会福祉協議会が市内の小中学生から福祉に関する作文、ポスター、川柳を募集した「おおさき福祉の心コンクール」の表彰式が29日、市図書館で行われた。出席した児童生徒、保護者らは入賞作品の展示、発表を通して福祉への関心を一層高めている様子だった。コンクールは、作品制作を通して福祉やボランティア活動への関心を高めることで、子どもたちに思いやりや支え合いの心を育んでもらおうと、毎年行っている。14回目となる今回は7月1日から9月6日まで作品を募集した結果、合わせて670点の応募があった。最終選考会はこのほど、古川保健福祉プラザで、市社協の早坂義教常務理事兼事務局長や評議員、大崎市の社会福祉課、教育委員会、ボランティア連絡協議会、民生委員児童委員協議会などの代表7人で実施。計9部門について、それぞれ最優秀賞、優秀賞各1人、優良賞2人を選んだ。

 中学生を対象に税の役割や大切さについて考えてもらうのを狙いとした「税についての作文」(全国納税貯蓄組合連合会、国税庁主催)で、古川学園中3年、守谷凰甫さん(14)...
 大崎市の地域資源を活用した事業を競う「おおさきビジネスプランコンテスト」(おおさき産業推進機構主催)の最終審査「おおさきオープンイノベーションピッチ」が26日、市役所本庁舎で開かれた。最優秀賞には「コギコギ」(東京都)の「全国32エリアに展開する電動アシストシェアサイクル事業」が選ばれ、賞金100万円が贈られた。コンテストは、地域資源を生かした新たなビジネスで市の活性化を目指そうと初めて実施。大崎市が共催し、「おおさき1000のビジネス実行委員会」の運営で行われた。国内外53社から応募があり、事前審査で選考された10社が最終審査に臨んだ。

 保護者らによる芋煮会「食と心の収穫感謝祭」が13日、大崎市古川西小中(児童生徒数333人)であった。全校児童生徒が体育館に集まり、地元食材を使った芋煮に舌鼓を打った。保護者や教職員、地元住民でつくる「古川西小中応援団」が前年度から開いているイベント。地域の農家や畜産業者から野菜や肉を安価で提供してもらい、地元の食生活改善推進員14人が調理、会場準備や配膳は応援団の保護者が行った。児童生徒は学年ごとにそれぞれのレジャーシートを並べ、具がごろごろ入った芋煮を味わった。多くの子どもたちがお代わりし、「大盛りでお願いします」と配膳担当の保護者に椀を手渡す姿もあった。
 大崎市は17日、ことしデビュー10年目を迎えた同市松山出身のプロレスラーMAO選手(27)=本名・井上麻生=に観光大使「おおさき宝大使」を委嘱した。国内外での興行などを通して大崎のPRに努めてもらうことを期待した。MAO選手はプロレス団体「DDTプロレスリング」(東京都)所属で、2015年にデビュー。同団体王座などのタイトルを獲得し、5月に行われた同団体のシングルマッチトーナメント「キングオブDDTトーナメント」では初優勝を果たした。委嘱状交付は、6年ぶりの凱旋試合会場となった松山B&G海洋センターアリーナで行われた。伊藤康志市長と、地元有志でつくる後援会「松山出身MAO選手を支援する会」(会員13人)の齋藤有司会長が委嘱状と花束を手渡した。

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