職場ぐるみで安全運転
古川署は25日、職場ぐるみの交通安全活動を顕彰する「優秀安全運転事業所表彰」伝達式を署内で開いた。警察と全国組織の自動車運転センターによる表彰で、今回、同署管内では8事業所が対象に。高橋誠署長は各事業所の代表者に賞状を手渡し「交通事故を防止する上で地域ぐるみ、会社ぐるみの安全対策は極めて重要。管内各企業の模範、地域における交通安全活動のけん引役に」と期待の言葉を述べた。金賞に輝いたネクスコ・パトロール東北古川事業所(大崎市古川)の加藤文明所長兼交通管理隊長は「高速道路の安全安心、快適さを守るのが役割。社内教育で『自分たちの運転イコール仕事に直結』を意識づけている」との取り組みを紹介。銀賞を獲得したスズキ自販宮城古川営業所(同)の片平俊英所長は「自動車の販売、整備に携わる者として、地域の見本になるよう心掛けている」と語った。
15チームが熱戦展開
台町商店街振興組合(西巻英明理事長)主催の「第16回アークヒルズ台町フレンドシップ杯争奪ママさんバレーボール交流大会」が21日、大崎市古川総合体育館で開かれ、選手たちはリニューアルした会場で白熱した試合を繰り広げた。大会は、育児をしたり、家族の健康を支えたりしている主婦らの体力向上と親睦を目的に、2007年にスタート。以来、コロナ禍の20、21年を除いて毎年開いてきた。この日は大崎市を中心に、東松島市、富谷市、大和町、加美町、涌谷町から15チーム、総勢160人余りが参加。トーナメント戦で優勝を争った。
相撲力より人間力
ことし創部70年を迎える加美農業高相撲部が快進撃を見せている。6月の県高校総体で14年ぶりに団体戦を制し、個人戦も上位を独占。東北大会では初の4強入りを果たし、今月末に競技が始まるインターハイでの上位入賞を狙っている。長い雌伏の時を経て飛躍への道筋が見え始めたのは2年前。中学で全国大会を経験した栗原市栗駒中出身の佐藤優成、千葉柊吾、門傳陸が入部。3年生となった3人は、1年のときから全国大会に出場するなど実力を発揮。これに、ほかの部員たちも負けじと切磋琢磨した。指導するのは同校OBの教諭4人。そのうちの一人、関川吉彦教諭(34)は「稽古がきつい、体重があること、たくさん食べなくてはいけない、といった決まりのようなものはなく、敷居が低いのが加美農相撲部。初心者、経験者、体格もばらばらの方が、個性が発揮される」と語る。一番に指導していることは「相撲力より人間力」。「強いだけでは選手に選ばない。あいさつや感謝の気持ちを持つなど、人として大切なことを部員たちに伝えている」。そうした指導の成果もあり、あいさつに加え人を気遣う言葉をかけたり、積極的にごみ拾いをしたりと、部員たちに変化が見られるようになったという。
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