地域福祉の課題解決へ
地域づくりの課題をフィールドワークで学ぶ東北福祉大「プロジェクト実践活動」の懇談会が18日、大崎市役所で開かれた。学生たちが同市で取り組んだ活動成果を発表するとともに解決策を提案し、活動を受け入れた市民が講評した。大崎市での実践活動は、同大が2024年に大崎市や市社会福祉協議会と結んだ「地域福祉の推進に係る連携協定」に基づくもので、今回で3回目。福祉行政への就職を目指す学生が、地域の実情に理解を深めようと参加しており、フィールドワークは6月に大崎市のほか、同様の協定を結んでいる涌谷町、山形市で実施した。大崎市では3グループ計25人が田尻地域、松山地域、古川北町地区を訪れ、地域づくりや福祉に携わる住民から話を聞いたり、現場を視察したりして課題を把握し解決策を検討。この日の懇談会には学生と教員、地区住民、市関係者ら約60人が参加した。古川北町地区に入ったグループは、地区唯一のスーパーが閉店したことにより買い物難民が発生し、集会所もないため、高齢者の社会的孤立やフレイル(虚弱)の進行が危ぶまれている現状を認識。解決策として高校生らと協力した宅配ボランティア、運動と交流を兼ねたウオークラリー、スマートフォンを使ったIT見守りシステムを提案した。
「かのさわ日和」4周年
大崎市三本木字鹿野沢の「自宅サロン かのさわ日和」が16日、開設4周年を迎えた。展示会「絵手紙って楽しい~」を開催中で、サロンを運営する本宮由紀枝さん(64)や通っている生徒たちの絵手紙を紹介している。かのさわ日和は2022年、本宮さんが還暦を迎えたのを機に「新たなことに挑戦したい」と、自宅のリフォームに合わせて開いた。日本絵手紙協会公認講師の資格を得て絵手紙教室を催しているほか、各種集まりやワークショップの会場として提供している。絵手紙教室は、講座などと異なり参加が任意の自由な雰囲気が特徴。地元を中心に近隣地域から約30人が通い、おしゃべりの場ともなっている。節目に合わせ展示した絵手紙は、生徒たちと本宮さんがしたためた160点。筆や割り箸を使って季節の花や野菜を描き、余白に「元気に育って」「明日はきっといい日になる」といったメッセージを添えた。コーヒー用フィルターや、愛らしさが人気の野鳥シマエナガの折り紙を貼り付けたものもあり、自由な作風が目を引く。
警察と消防が連絡会議
事件や交通事故の現場で互いの業務を一部担うこともある警察と消防。〝顔の見える関係〟を築き、円滑な現場活動につなげようと、遠田署と遠田消防署は17日、連絡会議を同消防署で開き、護身術や交通規制の手法について互いに指導した。10年以上にわたり開催していたがコロナ禍で中断し、ことしは2019年以来の実施となった。それぞれ8人が参加。22年7月の記録的大雨を踏まえ、車両の進入が難しい現場での救護と搬送などの知見を共有した。護身術の訓練は、酔っぱらいなどを救護する際、救急隊員が危害を加えられる恐れがあることから企画した。胸ぐらをつかまれたり羽交い締めにされたりした際に素早く振りほどいて相手を制圧する身のこなしについて、警察官たちが実演を交えて教えた。
赤間副市長が就任
大崎市の赤間幸人副市長(63)の就任式が21日、市役所本庁舎で行われ、中島源陽市長が辞令を交付した。赤間副市長は「中島市長を支え、市政を前に進めたい」と、集まった幹部職員らに抱負を述べた。赤間副市長は1987年に旧岩出山町役場に入り、合併後、政策課長、財政担当の総務部理事、総務部長などを歴任。大崎市病院事業副管理者を経て18日付で副市長に就任した。
東北技術指導会出場へ
第50回県消防救助技術指導会「ロープブリッジ救出」で優勝し、東北技術指導会出場を決めた古川消防署特別救助隊の報告激励会が14日、大崎地域広域行政事務組合庁舎で開かれた。組合管理者の中島源陽大崎市長が「素晴らしい結果は圏域民の生命、財産を守る使命感を心に据えているからこそ」と活躍をたたえた。県指導会には、大崎広域消防本部から「ロープブリッジ救出」に古川消防署特別救助隊、「ほふく救出」に鳴子消防署2チームの合計3チームが出場した。このうち、古川消防署特別救助隊は飯野裕太隊員(30)をリーダーに、菅原漱師(31)、鎌田勇真(29)、佐藤心(29)各隊員で編成。出場6チームのうち最も速い53秒8で、減点もなく競技を終え優勝。29日に新潟市で開かれる東北技術指導会に挑む。「ほふく救出」の門脇司来隊員(33)チームは1位に0・1秒差の41秒8で、出場9チーム中2位。僅差で全国出場を逃した。
地域対抗で熱戦展開
「第12回千葉スポーツ工業杯家庭バレーボール大会」が12日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれ、老若男女混合、地域対抗で編成したチームが、ビニールボールとゴムボールの2部で白熱した試合を繰り広げた。大会は、千葉スポーツ工業(千葉辰三代表)と大崎市古川家庭バレーボール協会(佐々木俊彦会長)共催、大崎タイムスなど後援。幅広い年代の健康増進と交流を狙いに2015年から開いており、ことしは同協会発足55周年を記念した。大崎市、美里町、栗原市、東松島市からビニールボールの部に13チーム、ゴムボールの部に5チームが出場。両部とも8人制で、このうちビニールボールの部では、選手たちが空気抵抗と回転で予測不能なカーブを描くボールを全力で追いかけ、巧みにトスをつないでスパイクを打ち込んでいた。
祇園八坂神社で例大祭
大崎市古川中島町にある祇園八坂神社(渡邊昭彦宮司)の例大祭が、13日から15日まで行われた。みこし渡御、神楽や劇団の舞台もあり、境内は大勢の人でにぎわいを見せた。14日は屋外の祓所で身を清めてから本殿へ進み、おごそかに儀式が執り行われた。神事には総代ら約80人が参列したが、献幣使(神社本庁からの使者)が来るのは県北部で唯一という。午後は地区内をみこしが巡行し、住民が集まりやすい集会所などに立ち寄り、家内安全や地域の安寧を祈願した。同神社は八坂神社(京都市)の分社で、歴史をたどると桓武天皇の時代にさかのぼる。旧志田郡の総鎮守で、伊達家の庇護を受け大切にされてきた。例大祭は以前、旧暦6月に行われていたが、1951年ごろ新暦に改め、曜日に関係なく毎年7月13日から3日間とし、現在に至っている。

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