2026/07/14


ロッサビアンコ味わって

 小牛田農林高の生徒たちが学習の一環で育てている西洋ナス「ロッサビアンコ」が、栽培を始めてからことし10年目を迎える。9日は学校給食の原料として近くの美里町北浦小に提供したほか、出前授業を同校で行い、児童たちが地場農業や食に対する関心を高めた。学校で生産した野菜を給食に活用しようと始めた試みで、出前授業につながった。農業技術科農業科学コース野菜班の3年生4人が、家庭科の学習で食生活について学ぶ5年生18人を対象に授業を行った。ロッサビアンコはイタリア原産で、同校は2017年に特産品を目指して栽培をスタート。ノウハウを年々蓄積し、昨年は前年と比べ1割ほど多い収量を上げた。出前授業で生徒たちは、栽培の過程を写した写真や実物を示しながら特徴や成分を紹介。「病気や虫の被害に遭わないように管理している。これからも小牛田農林の名産として栽培に力を入れたい」と語った。

季節の花や野菜描く

 絵手紙教室が8日、大崎市古川高倉地区公民館で開かれた。市内在住のイラストレーター、長瀬れい子さんが講師を務める人気の講座で、今回は9人が参加。暑中見舞いをイメージし、それぞれ5枚ずつ描き上げた。初めに墨で輪郭を描き、薄い色の部分から顔彩で塗っていく絵手紙。下書きなしが流儀とあって、教室でも参加者は早々に筆を持って制作開始。毛先の太さが異なる三本の筆を使い分け、手本を見ながらトマトやナス、ヒマワリなどの絵に挑戦した。紙からはみ出す大胆な構図と色のにじみが味わい深く、傍らに添えた「あそびにきてね」「ひまわりのように明るく」などの言葉が印象的な作品に。

持続可能な地域づくりへ

 大崎市主催の「持続可能な地域づくりフォーラム」が11日、市役所本庁舎で開かれた。地域自治活動の実践例の報告があったほか、市政策アドバイザー(地域自治組織・市民協働担当)の櫻井常矢・高崎経済大教授が、人口減少と地域づくりをテーマに講話を行い、「組織の横の連携、多様な人の参加が必要」と語った。フォーラムには、市内7地域のまちづくり協議会委員や市職員など100人ほどが参加。最初に「大崎市持続可能な地域自治に関する最終提言書」を3月にまとめた有識者会議の白旗成典会長が、まちづくり協議会条例の在り方の議論、多様な人材育成の必要性などを盛り込んだ提言の概要を説明した。また、各まちづくり協議会が取り組み事例を報告。このうち、古川まちづくり協議会は組織再編で設けた企業枠で大崎タイムス社を委員とし、情報発信力の向上を図ったと紹介した。

 

大崎勢3チーム初戦敗退

 第108回全国高校野球選手権宮城大会は11日、試合が始まった。初日は1回戦を県内3球場で行い、大崎勢は加美農、小牛田農林、北部連合(黒川、古川黎明、迫桜、中新田、岩ケ崎)がいずれもコールド負けを喫し、初戦突破できなかった。角田と対戦した加美農は中盤まで粘ったものの、終盤に大量失点を許し、八回コールドで敗れた。1点を先制された加美農は二回、橋陽の適時打で同点。その後はエース松崎の力投と堅実な守備で六回まで無失点に抑えた。しかし七回、安打と四死球で無死満塁のピンチを招くと、犠打で3失点。続く八回も満塁で適時打2本を打たれ4点を奪われた。黒川、古川黎明、迫桜、中新田、岩ケ崎の5校による北部連合は、気仙沼に五回コールドで敗れた。北部連合は初回、中安打や盗塁などでピンチを背負ったものの、先発鈴木颯(迫桜)の粘りの投球で無失点に抑えた。しかし二回に5点を奪われ、直後の三回、佐藤陽(古川黎明)が二死から中安打で出塁したが、後が続かず得点できなかった。小牛田農林は石巻工に六回コールドで敗れた。1点を追う二回、二死から内野安打などで満塁の好機をつくると死球で同点とした。しかしその裏、石巻工の長短打と足を絡めた攻撃に守備も乱れ5失点。その後も小刻みに点を許した。打線は4安打の散発に終わった。

 

安全教育結実し銀賞

 涌谷町字一本柳の運送業「ベア・ロジコ宮城営業所」がこのほど、優秀安全運転事業所表彰の銀賞を受けた。交通違反をしたドライバーに対し個人面談や指導をしたり、道路交通法の改正に合わせて講習会を開いたりするなどの安全教育が実を結んだ。同表彰制度は、運転記録証明書を活用し交通事故防止や安全運転活動を推進した事業所を表彰する。賞は、従業員の事故や交通違反率によりプラチナ賞から銅賞まで4種類ある。年3回の表彰のうち、ことし第1期(1~4月)の県内対象は74事業所だった。同営業所は、県北部のコンビニエンスストア向け配送を年間365日、24時間担っている。従業員66人のうち64人が運転手。出勤時と退勤時に運転免許証の有効期限と呼気中アルコール濃度のチェックを義務づけているほか、ドライブレコーダーを配送車38台全てに装着し、「ヒヤリハット」を感じた場面を共有している。