大茅の輪くぐり厄払い
大崎市古川の祇園八坂神社(渡邊昭彦宮司)で6月30日、「夏越の大祓」の神事が執り行われた。氏子や参拝者が「大茅の輪」をくぐり抜け、無病息災を祈った。この神事は、1年間の折り返しとなる日に、年明けからの罪やけがれを払い落とし、年末までの健康を祈るもの。日本神話に登場する蘇民将来の故事に基づき、同神社では新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年から毎年行っている。ことしは24日に氏子総代の手で、境内に直径3㍍の大茅の輪を設置した。神事には約50人が参加し、人の形に切った紙「人形」を体の各部に当て、息を吹き掛けてけがれを移した。続いて、渡邊宮司を先頭に、心の中で「われ蘇民将来の子孫なり」と唱えながら、大茅の輪をアラビア数字の「8」の字を描くように4度くぐり、最後に人形を神前にささげ、厄よけと健康を祈願した。
県内のアユ釣り解禁
県内の主要河川で1日、アユ釣りが解禁された。大崎地方の江合川や鳴瀬川でも、この日を待ちわびた太公望が早朝からさおを立てる姿が見られた。アユが町魚の加美町は解禁に向けて5~6月、鳴瀬吉田川漁協(佐々木和雄組合長)が14万匹余りの稚魚を放流。梅雨入り後、低気圧や前線の影響で警戒級の大雨に見舞われた日もあったが、同漁協によると、河川の増水後に天気が回復するとアユが一気に遡上するといい、「釣果は期待大」と佐々木組合長。江合川漁協(佐藤仁一組合長)も6月、大崎市岩出山、鳴子温泉地域で稚魚1万1300匹を放流。試し釣りでは2時間で33匹が釣れ、同漁協は「平均16㌢とやや小ぶりだが遡上は良好」と評価する。
敬老事業 現行を継続
大崎市議会6月定例会は3日目の一般質問を6月30日行い、7人が登壇した。議員からは農業振興、地域公共交通整備などについて質問があった。敬老事業について問われた中島源陽市長は「昨年までの方針を見直し、現行の事業を継続する」と答弁した。会期最終日の1日は3人が質問に立った。中島市長は敬老事業について「敬老祝い金など昨年度まで段階的に廃止する方向だったが、改めて検討し、現行事業を継続する」とし、「100歳には長寿祝いとして記念の盾、88歳の喜寿には記念品を贈呈し、77歳以上の敬老会を実施する団体には報償費を支給する」と答弁した。
歌やダンスなど体験
宮城誠真短大(大崎市古川福沼、山口義康学長)で6月27日、本年度2回目のオープンキャンパスが行われた。受験を検討する高校生25人が保護者とともに訪れ、歌やダンスなどの講義を体験してキャンパスの雰囲気をつかんでいた。同短大は、県北部で唯一の保育科短大。1学年50人の少人数教育で、学生一人一人に合わせたきめ細やかな指導を行うのが特徴。在学中に幼稚園教諭二種免許や保育士資格をはじめ、保育者として必要な資格を取得できる。ことし開学60周年を迎えた。この日、高校生たちは「音楽表現」と「ダンス&スポーツ」のミニ講義を受講。歌を歌いながら手遊びをしたりカスタネットをたたいたりしたほか、教員の指導を受けて短時間で簡単な振り付けのダンスを踊れるようになり、子どもの保育に欠かせない知識や技能に関心を深めていた。
遠田署2年ぶり準優勝
警察官が日頃の鍛錬の成果を競う柔道大会が6月4日、県武道館で開かれた。その結果、小規模署の部で遠田署が2年ぶりに準優勝した。警察官の能力と士気向上に向け、剣道大会とともに年1回実施している。70回目の今回は約270人が出場し、男性は団体戦、女性は個人戦に挑んだ。団体戦には県内全24署と本部各部署、警察学校から37チームが出場。署の規模別に2グループで優勝を争った。このうち、小規模署の部には18チームが出場。遠田署代表の4人は、署内の道場などで稽古を積んだ成果を発揮し、3署による総当たり戦となった予選リーグを1位で通過。亘理署との決勝は2敗2分けで敗れたものの、仙北5署では最高の成績を収めた。
金メダリストが指導
東京五輪(2021年)ソフトボール競技で日本の金メダル獲得に貢献した渥美万奈さん(37)が6月26日、美里町南郷小を訪れ、4年生18人にソフトボール投げなどのこつを教えた。児童たちは学んだことを生かし、来年のスポーツテストで高得点を目指す。スポーツ庁が主催し4年目を迎えたアスリート学校派遣プロジェクト「アスリーチ」の一環。同庁が実施するスポーツテストで来年度、同校児童たちの結果を追跡調査し、向上度合をみる。渥美さんは「やりたいことが夢や目標に変わっていく」と述べ、「夢をかなえる方程式」として考え方と熱意、能力の掛け合わせを紹介。このうち最も大切なのが考え方とし、「プラスの考えからすぐに行動に移してほしい」と訴えた。ソフトボール投げでは、投げる際の角度について実演しながら教授。児童たちは掲げられたフラフープの中央を目指してボールを投げたり、渥美さんの金メダルを手にしたりしてスポーツへの関心を高めていた。
お薦め本 紹介し合う
お薦めの本を紹介し合う催し「ゆるっと本話会」が6月26日、大崎市図書館で開かれた。ノムラクリエイト代表で、動画配信チャンネル「1分で読書」を運営する野村明正さん(大崎市古川出身)を特別ゲストに迎え、参加者たちは大好きな本について心行くまで語れる時間を楽しんでいた。野村さんは10年近くにわたり毎日読書を欠かさず、そこから得る膨大な情報を届けるチャンネル「1分で読書」は登録者数5万人を超える。本話会では、独自に制作したしおりが好評だったことや「価値観が大きく変わったのは『老子』を読んでから」「地元で書店が減って寂しい」などと話していた。参加者はお薦め本の内容や心を動かされた点について、「生きていくのを頑張ろうと思える本」「空想と現実がクロスする不思議な経験ができる」などと紹介。近隣地域にある書店や作家の話題、本のイベント情報でも盛り上がっていた。
野菜直売や詰め放題
古川農協(佐々木浩治組合長)は6月26日、大崎市古川の狐塚野菜集出荷場で「園芸振興会マルシェ」を開いた。新鮮な地元野菜の直売や袋詰め放題などが行われ、多くの買い物客でにぎわった。マルシェは、同集出荷場を活用した交流とにぎわいづくりを目的に、昨年7月に開始。以来、小規模ながら毎月1回続けていたが、ことし2月、キッチンカーの出店や食のイベントを取り入れるなど規模を拡大したところ好評を得た。そこで、直売と食イベントを合わせた形式で、隔月開催とすることにした。会場には古川産のタマネギやジャガイモ、ニラ、インゲンなどが税込み価格100円から並んだほか、古川農協ニラ部会が生産したニラを使った水ギョーザの試食なども実施。目玉イベントとして、キュウリとトマトの袋詰め放題も行われた。
おいしいコーヒーを
コーヒー本来のおいしさを逃さず味わう方法を学ぶ「ハンドドリップ体験」が6月27日、大崎市古川長岡地区公民館で開かれた。老舗コーヒー会社、東北萬国社(本社・山形市)古川営業所のインストラクターが講師を務める本格的な内容で、参加者は4種類のコーヒーを抽出し、飲み比べた。同営業所が公民館イベントに出店したり、公民館は同営業所コーヒーまつりの告知に協力したりと、昨年から縁を深めている。教室の開催は初の試みという。この日は15人が参加。参加者は注ぐ湯量と抽出時間のメーターを同時に見るのに苦労しながら、同社流レシピに従ってドリップを体験。「湯が熱すぎると香りが損なわれ、苦みが出やすい」「湯を一度に入れるか少量ずつ入れるかでも風味は変わる」などの説明を真剣に聞き、豆の賞味期限、水や道具の違いについて質問していた。

コメントをお書きください