無病息災願う「大茅の輪」
大崎市古川中島町の祇園八坂神社に24日、直径約3㍍の「大茅の輪」がお目見えした。年末までの無病息災を祈る神事「夏越の大祓」を30日に控え、氏子総代一同が朝から準備に汗を流し完成させた。大茅の輪は、願いを込めながら算用数字の「8」の字を描くようにくぐって年明け以降のけがれを払う「茅の輪くぐり」で用いる。日本神話に登場する蘇民将来が、素戔嗚尊を家に泊めてもてなした際、礼に「茅の輪を身に着ければ疫病を避けられる」と教えられた故事に基づく。同神社では2020年夏、新型コロナウイルス感染拡大を機に設置し、以来、恒例行事となった。渡邊昭彦宮司が青年時代、大茅の輪を毎年作っている諏訪大社(長野県諏訪市)で修業した縁もあり、作り方を指導した。準備作業には氏子総代会の21人が参加。河川敷でカヤ約160㌔を刈り取って境内へ運び、輪状にした地中埋設管に巻き付けた。その後、高所作業車を使って仮設の骨組みに固定して形を整え、半日がかりで仕上げた。
愛らしい石仏55点
愛らしい石仏をカラフルに描いた墨彩画の展示会が、大崎市松山酒ミュージアムで開かれている。絵の余白に添えられたメッセージが含蓄に富み、訪れた人たちを引き付けている。7月5日まで。出展者は、同市松山出身の山形栄一さん(84)=美里町北浦=。書を学んだ後、39歳で墨彩画を独学し、各地で個展を開催。近年、テーマとしているのが石仏で、各地の観音菩薩像や地蔵に着想を得て自宅近くのアトリエで創作活動に精を出している。今回の展示会では55点を掲げた。和紙や書道用紙、ケント紙に描かれたのは、おさげ髪の女の子のような仏像。柔和な表情と墨彩ならではの濃淡、余白の「人には器用な人 不器用な人がいる」「自分を信じて歩こうよ」といったメッセージが印象深い作品が並んでいる。
地域挙げ暴力団排除
遠田地区暴力団追放対策協議会は23日、本年度総会を美里町中央コミュニティセンターで開き、暴力団排除に向けて住民の啓発を図り、地域挙げて団結を強めることを確かめた。県内の暴力団員は減少傾向が続いている。県警組織犯罪対策一課と県暴力団追放推進センターによると、昨年末現在360人で前年同期から50人減り、2016年(975人)と比べ大きく減少。市町村別にみると、仙台市(50~150人)に次いで多いのが大崎、石巻両市(各25~49人)で、遠田地区は1~24人とみている。ことしは目立った活動こそ確認されていないが、同地区で覚せい剤の所持による逮捕者が出ていて、暴力団が暗躍している可能性があるとみる。一般社会に巧妙にまぎれながら匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)と結託し、特殊詐欺や強盗といった組織的犯罪を敢行するなど油断できないという。
一本狙い122人熱戦
第5回県小学生学年別柔道大会が21日、大崎市古川武道館で開かれ、県内各地から集まった選手122人が家族や指導者、仲間たちの声援を受けながら白熱した試合を繰り広げた。大会は、廃止された全国小学生学年別柔道大会予選に代わり、将来の日本柔道を担うジュニア選手の育成を図ろうと、県柔道少年団と県柔道連盟が共催し2022年から毎年この時期に開いている。大崎タイムスなど後援。学年および体重別8種目に、スポーツ少年団や個人道場に通う5、6年生が出場し、トーナメント方式で熱戦。一本を狙って日頃の鍛錬の成果をぶつけ合った。このうち18人が出場した男子6年50㌔超級は、大崎柔道クラブの北條燕生選手、田邊典真選手が1位、2位となった。

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