2026/06/19


加美町 新庁舎建設 本格始動へ

 加美町の新庁舎建設に向けた工事安全祈願祭が17日、同町矢越の建設予定地で行われた。中新田、小野田、宮崎の旧3町が合併し、ことしで23年。課題を乗り越え、同町悲願の新庁舎建設が本格的に動き出す。工期は2027年完了を見込み、28年5月開庁を目指す。新庁舎の建設場所は、西に薬莱山を望み、東に水田の風景が広がる町の東の玄関口に位置。鉄骨造一部木造3階建てで、延べ床面積約5198平方㍍。総工費は39億4800万円で、合併特例債を活用する。新庁舎は、分散している各課や議会、教育委員会などの行政機能を集約し、利便性と事務の効率化を図るほか、町民と職員が共に利用する共用スペースや、情報発信やイベント開催、多様な活動に対応できる交流スペースを設置する。

それぞれの「春」55点

 大崎市鹿島台の写真愛好家グループ「木馬の会」(弦巻憲一会長、会員数13人)の春の写真展が、地元の鹿島台郵便局で開かれている。季節をテーマに県内外で撮影した風景や花などの写真が、訪れた人たちの目を引き付けている。19日まで。同会は、渡辺写真館(鹿島台平渡)の常連客を中心に、2000年に発足。現在の会員は13人で、平均年齢は80歳。季節ごとに年4回撮影会を行い、四季折々の風景や催事などを写真に収め、春と秋に開く写真展で発表している。今回は55点を展示。真っ白な残雪を頂上にたたえた浅間山(長野県)、山肌を白やピンクに染める加護坊山(大崎市田尻)のサクラなど、撮影者それぞれが見つけた「春」の力作が並ぶ。

古布活用し手芸体験

 大崎市リサイクルデザイン展示館の体験教室が17日、市地域交流センター・あすもで開かれた。同館に利用登録している団体のうち、手芸研究室が講師を担当する1回目で、参加者は古布を活用したポケットティッシュカバーときんちゃく袋の製作を楽しんだ。同館は、限りある資源を節約し、まだ使える物を利活用する循環型社会を目指す施設。現在は古川川端から岩出山庁舎に拠点を移し、登録している個人や団体が活動している。ティッシュカバー、きんちゃく袋は、5㌢四方の布8枚をパッチワークのように縫い合わせて作る。参加者は色や模様の組み合わせに迷いながら布を選ぶと、マンツーマンで教わりながら製作。自作の出来栄えに「ちょっと縫い目が合わないけど」と照れ笑いしながらも、完成した喜びを味わっている様子だった。

 

梨崎・菅原組 東北大会へ

 小牛田農林高男子ソフトテニス部3年の梨崎大翔(17)・菅原隆晴(17)組が、20、21日に岩手県北上市で開かれる東北高校選手権大会に出場する。同部からの個人戦東北大会出場は2008年以来18年ぶり。2人は仲間や保護者、地域の応援を背に、静かに闘志を燃やしている。梨崎選手は「私立の強豪校相手でも物おじせず、後悔のないプレーをしたい」と抱負。菅原選手も「先生、同級生や後輩、親、地域の方々への感謝を忘れず、3年間の集大成を出し切る」と意欲を燃やしている。

 

特殊詐欺に気を付けて

 栗原市の築館郵便局(横尾信一局長)は年金支給日の15日、栗原署と連携して特殊詐欺の被害防止キャンペーンを同局前で行った。地域で悲しい思いをする被害者を出さないよう、年金を受け取りに来た郵便局利用者らに強い思いで注意を呼び掛けた。同署と連携しての啓発活動は初めて。署員は来局者にチラシを手渡しながら「国際電話に気を付けて」「詐欺対策のアプリがありますよ」と呼び掛け、郵便局キャラクター「ぽすくま」も愛らしい動きで関心を引き寄せていた。2カ月に1度の支給を心待ちにする人たちが早くからATM前に列をなし、窓口で受け取る人も含めて続々と訪れた。大切な財産を詐欺から守るため、普段から窓口での声掛けを励行しているという同局は「ATMまでは目が届かない。警察との協力が被害防止の一助になれば」と期待を寄せていた。

 

患者会の存在重要

 乳がん体験者の会「りんりんの会」による「Dr・吉田の乳がん講座」が13日、大崎市民病院で開かれ、同院の乳腺専門医として多くの患者に寄り添い、3月に定年退職した吉田龍一医師が講演した。吉田医師は、「定年退職を迎えて…思うこと」と題して講演。りんりんの会について「医療者には共有できない悩みを分かり合える場として、患者会がほしいと思っていた。協力は惜しまない」と、存在の重要性を強調。東日本大震災の発生時は手術中だったというエピソードや毎日手作りしていた弁当の写真には、会場から驚きの声が上がった。講座には、治療を終えて元気に暮らす元会員も含め約50人が参加。吉田医師に感謝を伝えるセレモニーも行われた。