2026/06/12


「ぎんなん富士」復活へ

 老朽化で改修工事が進む大崎市古川第一小の築山「ぎんなん富士」で10日、全校児童478人が芝生約3000枚を張る作業に参加した。子どもたちは新しいぎんなん富士の姿を思い描きながら、自分の手で山肌を整備していった。ぎんなん富士は1975年に整備され、人気の遊び場として児童たちに親しまれてきたが、老朽化で2023年から使用禁止となっていた。23年はくしくも開校150年の節目でもあったことから、同校同窓会(玉野章浩会長)は、伝統あるぎんなん富士を復活させたいと、翌年に基金を設立。地元企業などから寄付を募ったところ、132の個人、団体から総額420万円が寄せられ、ことし5月半ばに着工。高さ約2㍍のなだらかな丘に生まれ変わらせた。芝生張り作業は、「自分たちのぎんなん富士」という意識や、同窓会に対する感謝の気持ちを全校児童に持ってもらおうと実施。学年ごとに集まり、造園業者の指導を受けながら縦約25㌢、横約35㌢の芝生を敷き詰めた。ぎんなん富士は今後、芝生の定着に向けて散水などのメンテナンスを行い、11月ごろに児童へ開放する予定。

ヘリで災害時に情報収集

 県民防災の日(6月12日)に合わせ、古川署は県警航空隊、尾西食品宮城工場(大崎市古川)と連携し9日、ヘリを使った情報収集など訓練を実施した。同工場屋上のヘリポートに着陸した県警ヘリに、同工場社員が支援物資を積み込み、搬送できる分量も確かめた。大規模災害時にヘリを使った上空からの被害状況の確認や、同工場ヘリポートへの離着陸訓練も目的に実施。県警が同工場で訓練を行ったのは昨年9月の防災週間、3月の東日本大震災に合わせた訓練に続き3回目。古川署、県警航空隊、同工場社員ら40人ほどが参加した。

議員のハラスメント防止

 色麻町議会は定例会6月会議最終日の10日、議員発議による色麻町議会ハラスメント防止等に関する条例制定案を可決した。条例は、議員の地位を利用した町職員、町民、議員間のハラスメントを防止し、信頼される町議会の実現を図ることが目的。ハラスメントの定義、ハラスメント相談窓口や審査委員会の設置、ハラスメント行為が確認された場合の措置、被害者のプライバシーの保護など全15条を定めた。中山哲議長は「制定の背景には、町議会史上あってはならない深刻な不祥事があった。議会が信頼を取り戻す道は、条例をつくったことではなく、私たちの行動と結果で示すほかない」と語った。

 

町議の相原氏立候補表明

 任期満了(来年8月27日)に伴う色麻町長選に、町議の相原和洋氏(56)=大字下新町北=が10日、無所属で立候補する意向を表明した。「自主財源の強化に取り組み、夢と希望を持てる町づくりがしたい。商人(あきんど)的な町長を目指す」と述べた。相原氏は玉川大卒。2016年、町議選に初当選し、連続3期目。現在、総務教育常任委員長を務めている。取材に対し、相原氏は「昨今の町の情勢、財政状況を踏まえ、このままではいかん、変えなくてはいけないという思いで立候補を決意した」と。その上で、移住定住の促進、コスメ系などの企業誘致の実現にスピード感を持って取り組み、義務教育学校「色麻学園」の教育の充実を図る考えを示した。

 

入館者490万人達成

 大崎市田尻の日帰り温泉施設「加護坊温泉さくらの湯」は6日午前11時33分、入館者490万人を達成した。感謝セレモニーが館内で行われ、490万人目となった東松島市の三浦忠彦さん(67)に、浅野志郎社長から花束と記念品が贈られた。コロナ禍以降、久しぶりに来館したという三浦さん。普段は夫婦で足を運ぶことが多いが、この日は娘と孫も一緒に訪れたという。三浦さんは「館内が広く、きれいでゆっくりできてとても気に入っている。食事もおいしくいただいている。きょうはとてもラッキーだった」と話した。さくらの湯は2005年4月にオープン。田尻のシンボル加護坊山に施設を構え、県内最大級の広さを誇る大露天風呂や本場フィンランド式サウナが特徴。昨年、国民参加型地域活性化プロジェクト「温泉総選挙」の「レジャー/街ぶら部門」で、全国、東北ともに1位に選ばれた。昨年12月18日に入館者480万人に到達した。

 

〝地場〟のアート一堂に

 第9回JIBART(ジバート)展が9日から、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。大崎、宮城、東北にゆかりある作家25人の作品175点が掲げられ、この地で育まれた豊かな芸術性を紹介している。15日まで。展覧会の名称には、地場の作家やアート作品が持つ魅力が磁場となり、人や物事を引き寄せることを願う気持ちが込められている。作品のジャンル、作家の活動年数や背景などは問わず、今回は4人の初参加者を迎えた。縄文土器を思わせる曲線模様が美しい造形作品は人体のイメージで、丸太を製材した際の端材を細いのこぎりでカットしたという。ほかにも渡り鳥やスポーツの躍動を捉えた写真、冷たい空気や流れる水の音が感じられる絵画、伝統にとらわれず自らの画風で絵付けしたこけしなどの力作がそろっている。