2026/06/11


絵画、造形、イラスト

 大衡村ふるさと美術館長の庄子明宏さん、造形作家つだかおりさん、絵本画家・イラストレーター菅原暢子さんの「三人展『つながるアートの世界』」が6日から、大崎市古川福沼の吉野作造記念館で開かれている。21日まで。抑えめの色彩で描いた庄子さんの風景画は空気の冷たさや風を感じさせ、掛け軸のような縦長の作品もある。三人展については「作風が異なるのに調和している。一度に全てが見えない空間が、次の作品に興味を持たせている」と話していた。つださんは流木やハギの枝、たんすの部材や古民家の梁といった素材と「対話しながら手を動かす」という。張り子や人形はどれも笑顔で、見る側のほほ笑みを誘う。最近は和紙の可能性に魅了されているといい、「和紙そのものを染めて使うなど、新たな展開を模索したい」と話していた。菅原さんは絵本「ケロッキーブーとおおきなあな」に登場する動物たちの柔らかさ、ぬくもりを繊細に表現。「どの世代も楽しめる展示にしたくて2人に声を掛けた。3人とも出品しているジバート展(9~15日、緒絶の館)も見てほしい」と語っていた。

日頃の活動成果発表

 大崎市地域交流センター・あすもで6、7の両日、「第3回あすもまつり」が開かれた。同センターで活動している36団体が、ステージ発表と作品展示で日頃の成果を発表し、2日間合わせて約1300人の来場者でにぎわった。参加団体が実行委員会を組織し、全館貸し切りで運営に当たった。キッチンカーが並び、ガラポン抽選会もある会場はお祭りムード満点。ステージ発表は2日間にわたって行われ、初日は華やかな衣装でダンスや太極拳、舞踊を披露。2日目は三味線、合唱、オカリナ、手話などの団体が演奏や歌声を響かせた。2階には絵手紙、押し花、絵画、俳句、川柳、パッチワークの作品がずらり。国際交流団体の活動も紹介された。

純米大吟醸「花時雨」発売

 涌谷町出身の声優、歌手で、町黄金大使の安野希世乃さん(36)がプロデュースした純米大吟醸の第2弾「花時雨(はなしぐれ)」が7日発売された。お披露目会が同日、町わくや天平の湯で開かれ、安野さんがファンらに向けて開発の経緯や魅力をアピールした。第1弾「稀世(きせい)」が発売から5年を迎え委託醸造元での製造を終えたことから、同町の小売店「最上商店」の最上真社長が稀世に続き開発を企画した。町産酒米「蔵の華」を原料に、川敬商店(美里町)に醸造を委託。安野さんが昨年試飲し、味や飲みやすいアルコール度数について注文したほか、命名した。同町のデザイナー、尾形はるみさんがボトル意匠を考案し、ピンク色のボトルに花柄をあしらった透明なラベルを採用。精米歩合40%、アルコール度数15度。町内酒販店などで扱っているほか、町ふるさと納税の返礼品となっている。720㍉㍑入りで税込み3850円。

 

ドラゴンカヌー大会

 加美町の水上スポーツイベント「第23回ドラゴンカヌー大会」(同実行委主催、大崎タイムスなど後援)は7月26日、中新田B&G海洋センター「鳴瀬川カヌーレーシング競技場」で開かれる。参加チームを募集している。同大会は竜をあしらった手こぎ舟に乗り、チーム一丸となってこぎ、250㍍の直線スピードを競う。トーナメント方式で優勝を目指す。募集しているのは、初心者、競技経験者を問わない「一般の部」と、4人以上の女子選手を含む「混合の部」合わせて45チーム。選手は中学生以上で、編成はチームリーダー1人、パドラー10人、ドラマー1人、ステアラー(かじ取り)1人、サブ2人の合計15人。最低登録人数は12人。チームリーダーはパドラー、ドラマー、ステアラー、サブを兼ねることができる。現役競技者の参加は1チーム4人までとし、ダブルエントリーは認めない。参加費は1チーム1万5000円。前日の公式練習に参加する場合は、借艇料3000円が別途必要(いずれも保険料込み)。表彰は両部門とも1位5万円、2位3万円、3位は1万円の賞金を授与する。

 

小学校にメダカ贈る

 大崎市三本木の住宅用窓等製造大手、YKKAP東北製造所(田中厚志所長)は5日、敷地内の池で育てたメダカとエビを古川第三小に寄贈した。5年生が各クラスで育て、成長の過程を観察する。同所は「米どころで環境問題を起こしてはならない」と、1974年の操業当時、工場排水を魚がすめるレベルまで浄化、再利用する水公園をいち早く整備。水公園では近年、環境の変化に敏感なメダカなどが命を育み、渡り鳥も飛来し羽を休めている。小学5年生が理科の授業で観察するメダカを増やし、命と環境についての学びに役立ててもらおうという取り組みは九州製造所(熊本県八代市)で始まった。東北製造所では23年度に開始し、本年度は7校に寄贈。これまで贈ったメダカは計1120匹になる。

 

ダム工事現場見学会

 国土交通省鳴瀬川総合開発工事事務所は、加美町で建設が進められている鳴瀬川ダムの工事現場見学会の参加を受け付けている。洪水対策や防災の大切さ、自然と人間の関わりなどについて学ぶことができる。子どもから大人まで参加可能で、申し込みは随時受け付けている。見学会はこれまで数回、試験的に行ってきたが、本格的に実施。内容は道路やトンネル、橋工事の見学のほか、ドローンを用いた測量、重機見学と搭乗、ダムが完成するまでのVR動画の体験、水の大切さや水循環に関する講座など。小学校や女性団体、公法人などさまざまな団体が見学に訪れている。 ダム工事見学は、小学校学習指導要領に基づいた内容として、社会科(暮らしと水、インフラの役割)、理科(水の流れ、自然や人間との関わり)、総合的な学習(防災、減災への意識)などと関連づけて学ぶことが可能。また、専門性の異なる多くの人たちが連携しながら働く建設現場に触れることで、将来の進路や職業観を養うキャリア教育にも役立つという。