2026/06/06


理想のまちづくりへ

 涌谷町議会は5月31日、町民との懇談会を町内2カ所で開き、理想のまちづくりについて意見を交わした。説明責任を果たし、町政の課題に柔軟に対応しようと、3月会議で本年度事業や予算を可決したのを踏まえ企画した。全町議13人が二手に分かれ、涌谷公民館と農村環境改善センターで開催した。同センターでは大泉治議長ら7人が、小中学校給食費の完全無償化や、交流人口拡大に向けた「ふるさとワーキングホリデー」事業といった本年度主要施策を紹介。5月27日に涌谷中PTAが同校体育館にエアコン設置などを求める陳情書と署名簿347人分を遠藤釈雄町長に提出したことに触れ、3月会議で同様の請願を賛成少数で不採択とした主な理由を説明した。これらを踏まえ、参加した住民7人は2グループに分かれ、将来の町について意見交換。アイデアを付箋に記し、模造紙に貼り付けてグループ化していった。最も多くの案が出された分野は「観光・交流」で、箟岳山を観光資源や宿泊施設として生かす案などが寄せられた。

時疾風関ら加美農高へ

 栗原市出身の幕内力士、時疾風(ときはやて)関(29)が所属する時津風部屋の力士が4日、加美農業高(色麻町黒沢)相撲場を訪れ、相撲部に稽古をつけた。部員たちは力士の指導の下、技術や心構えを学んだ。時疾風関は、小牛田農林高から東京農大に進学。卒業後は時津風部屋に入門。2019年3月場所で初土俵を踏み、24年5月場所で新入幕を果たした。同部屋は4~7日、3年ぶりとなる登米市米山町での合宿のため来県。加美農高相撲部とは以前から交流があり、県高校総体(6日)で団体戦3連覇を目指す同部を激励しようと、力士8人が胸を貸した。稽古には、部員9人と加美農相撲クラブに所属する小学生3人が参加。高校総体直前のため激しい稽古は控え、力士らと一緒に四股踏みやすり足といったウオーミングアップを行ったり、ぶつかり稽古を通して力士たちが基本動作の確認や技のポイントを伝授したりした。

5月の熱中症搬送16人

 大崎広域消防本部によると、熱中症による救急搬送が5月中に16人あり、昨年同期の6人から2・7倍と大幅に増えた。2022年以来、過去5年間の中で最多の件数で、16人中、高齢者(65歳以上)が13人と81・1%を占めた。同消防本部は「エアコンを利用するなど予防を」と、注意を呼び掛けている。16人のうち10人は75歳以上で、高齢者が搬送されるケースが目立った。このほか成人(18歳以上65歳未満)が1人。少年(7歳以上18歳未満)は2人だった。傷病程度は重症(3週間以上入院加療)3人のほか、中等症(入院加療)7人、軽傷(外来診療)6人。農作業や草取り中だった人は9人。体調不良中、熱中症になった人が4人。屋外で運動中は2人で、いずれも10代。車内でエアコン未使用だった人が1人。また、屋内で発症したのは6人で、全員、エアコンを備えていたものの未使用だった。

 

第3次総合計画策定へ

 大崎市の総合計画審議会が4日、市役所本庁舎で開かれ、中島源陽市長が第3次計画(2027年度から10年間)策定について諮問した。総合計画は市行政運営の基本となる最上位計画で、審議会で示された素案では子育てや産業など七つの柱を設け、政策達成目標を数値で示した。委員からは人材育成や農業振興など具体的施策について意見が出された。第3次総合計画は、第2編の「基本構想」でまちづくりの理念を示し、続く第3編「基本計画」では「子育て・教育」「産業・経済」「健康・医療・福祉」など七つの柱を掲げ、農業生産額や観光客の入り込み数、施策に対する市民満足度など、各分野で目指す数値目標を示した。

 

はばたく中小企業300社

 地域経済貢献のモデルとなる「はばたく中小企業・小規模事業者300社」が選定された。昨年度、県内から選ばれたのは4社で、大崎地方から「新澤醸造店」(大崎市三本木)が入ったほか、美里町にレタス工場を持つ「舞台ファーム」(仙台市)が選出された。中小企業庁は、経済社会構造の変化に応じた事業変革や新規事業に挑戦し、「成長戦略・生産性向上」と「海外展開」、「GX」(環境配慮と経済成長の両立)、「DX」、「人への投資・環境整備」の5分野で優れた取り組みを進めている中小企業300社を選定している。

 

東北能開大でジョブフェア

 「くりはらジョブフェア2026in東北能開大」が3日、栗原市築館の東北職業能力開発大学校で開かれた。就職活動を控える学生たちに市内の企業を知ってもらい、地元への定着を図ろうと、栗原市と市企業連絡協議会、同校が主催した。同校専門課程と応用課程の1年生、計150人が参加し、5社の説明を真剣に聞いていた。同校での開催は初めて。現場に即したカリキュラムで技術や知識、人間力を身に付けた学生たちは全国の産業界から必要とされている一方、学びやがある同市に高度技術者として定着することも期待されている。参加各社は会社の概要や、安全で快適な暮らしを守る施工例を紹介。一般的な賃貸アパートより安価で利用できる社員寮や、独自の休暇システムなど福利厚生の充実度をアピールしたり、最新技術を学ぶ学生たちに自社製品の商品力を伝えようと、実験してみせたりする企業もあった。

 

支援学校に花苗90株贈る

 古川古城ライオンズクラブ(LC、山本園子会長)は4日、県立古川支援学校に花苗90株を贈った。40年ほど続く取り組みで、会員たちは高等部の生徒と一緒に植栽も行い、子どもたちの心の成長に期待した。同校への花苗寄贈は、同クラブが校木ハナミズキを植樹したことがきっかけで始まった。コロナ禍で中止した2020、21年を除いて毎年行っており、植栽活動も恒例行事となっている。この日贈ったのはマリーゴールド、サルビア、ベゴニアの苗それぞれ30株。山本会長ら会員7人が同校を訪れ、高等部の1年生39人とともに作業した。生徒たちは会員から育苗ポットの外し方や土のかけ方などを教えられながら、駐車場に面した花壇に一株一株優しく植えていった。