2026/05/30


「SS探求」の成果発表

 国際的な科学技術人材育成を目指し、先進的な理数系教育を実践する文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている古川黎明高で28日、3年生229人が2年の4月から取り組んできた「SS探求課題研究」の成果発表が行われた。課題研究は2年生の必修科目で、グループでテーマを決め、14カ月かけて実践やフィールドワークを行う。今回は52班に分かれ、新星爆発寸前とされる天体の観測、ミニチュア津波観測装置の製作など多彩なテーマで研究に取り組み、この日は1年生や同校を訪れたSSH運営指導員の大学教員、企業、自治体関係者らに向けて発表した。「647班」の6人は「異文化に配慮した医療コミュニケーションの現状と工夫」という題で、医療従事者と外国人患者の双方が安心してコミュニケーションを図るためのマニュアルを披露。宗教的な制約や食事制限などに配慮が必要か患者本人に質問するチェックリスト方式で、トラブル防止や医療者の負担軽減が期待できるという。

高齢者と一緒に苗植栽

 美里町小牛田小(児童数143人)の3年生20人は28日、春の世代間交流として、地域の高齢者と一緒に校庭の花壇に花の苗を植え、親睦を深めた。世代間交流を通して地域に対する感謝の気持ちや働く意義、礼節の大切さを学んでもらおうという取り組みで、数十年続く恒例行事。春と秋の年2回行っており、この日は同校学区内に住む60~80代の高齢者5人が訪れ、小牛田農林高生が育てたマリーゴールドの花苗約100株を植えた。子どもたちはお年寄りと協力して育苗ポットから苗を優しく取り出し、土を手で掘って穴を作り、苗を差し入れて土をかぶせた。植栽は初めてという子どもが多く、当初は土の硬さに四苦八苦したり、土の中から出てくる虫に悲鳴を上げたりしていたが、お年寄りたちの励ましを受けながら最後まで丁寧に植えていった。

記念事業の実行委設立

 大崎市は27日、11月3日に開催する市誕生20周年記念式典を市民や関係団体と協働で企画、運営するため、「20周年記念事業実行委員会」を設立した。市役所本庁舎で開いた設立総会では、委員長に宮野学市民協働推進部長を選んだ。実行組織となる部会を6月中に発足させ、具体的な活動に入る。実行委員会は市職員、まちづくり協議会、商工団体関係者11人で構成。設立総会にはこのうち8人が出席した。実行委員会は11月3日に開催する記念式典の企画、運営を行うほか、式典で配布する記念品についても検討する。具体的な活動は部会を設けて行う。まちづくり協議会の推薦や市職員ら約20人で組織する予定で、6月中旬ごろ、式典の内容や運営などについて話し合いを始める。

 

地域の環境美化に一役

 県立支援学校小牛田高等学園(菅原幸史校長)の1年生24人は28日、美里町の小牛田駅前公園に花を植栽した。花壇は色とりどりの花で彩られ、地域の環境美化に一役買った。同学園は、町の委託を受けて毎年春と秋に同公園に花苗を植えていて、除草など花の管理も担っている。花苗は同学園園芸班が種から育てており、春はマリーゴールド、秋はパンジーやビオラに植え替え、公園利用者らの目を楽しませている。この日は長さ約6㍍の畝6本が並ぶ花壇に、赤や黄、オレンジ色のマリーゴールド500株を植栽。初めに、畝を覆うマルチシートの上に花苗を色別に配置。事前に開けられた穴は広げ過ぎると雑草が繁殖する原因になるため、生徒たちは穴を慎重に広げ、花苗ポットから取り出した苗を丁寧に植え付けていった。

 

道路予算確保求め決議

 宮城国道協議会(会長・中島源陽大崎市長)の本年度総会が28日、大崎市古川のアインパルラ浦島で開かれ、役員改選で中島市長を再選し、国道4号拡幅や道路予算確保などを国に求める決議を行った。同協議会は県内33市町村の首長で構成。議事では本年度予算案、国への要望活動などを行う事業計画案、任期満了に伴う役員改選案、総会決議案など6議案を原案通り承認。承認された決議では「広域的なネットワーク形成のため強靭な道路整備が必要」とし、国道4号拡幅など復興推進や地方経済好循環のための道路整備、道路予算確保など4点を求めた。

 

労働環境整備推進へ

 宮城労働基準協会古川支部は28日、2026年度定時総会を大崎市古川駅前大通のグランド平成で開き、労働環境整備や健康確保などに向けた各種取り組みを推進することを確認した。総会には代理、委任を含め88人が出席。4月に支部長となった田中厚志支部長(YKKAP東北製造所長)のあいさつに続いて議事に入り、前年度の事業報告と収支決算報告を原案通り承認。また、本年度の事業計画案と収支予算案、前年度労働保険事務組合収支決算報告、任期満了に伴う本部役員改選の4件を報告した。本年度事業としては▽働く人の人材育成・リスキリング支援と講習・教育の充実▽労働条件の整備改善に向けた支援活動▽健康管理を経営・リスク対策として捉えた支援活動-などを計画。安全管理や熱中症対策、クマ対策についてのセミナーも開催する。

 

クマ出没「特別警報」新設

 県は6月1日、県全域に発令中の「クマ出没注意報等」について発令基準を改める。「特別警報」を新たに設けてより強い要請を発出するほか、発令対象地域を限定し柔軟に運用する。新基準は、同18日まで警報を発令中のため19日から運用する。特別警報の発令基準は▽月目撃等件数が過去5年間の同月と比べ3倍以上▽死亡被害が起きたとき▽同一または隣接市区町村で人身被害が月2回発生したとき。この「過去5年間」について、昨年度は過去最多出没件数を数えたことから含めない。

 

自分たちの街きれいに

 自分たちの街をきれいにしようと、涌谷町涌谷第一小(滝野澤俊史校長)の全校児童298人が28日、学校近くの駅や公園でごみ拾いや除草作業に取り組んだ。同校の伝統行事「全校地域奉仕活動」の一環。普段、自分たちが利用している公園やたくさんの人が訪れる駅周辺を全校児童で協力してきれいにし、安心で住みよいまちづくりに貢献しようという活動。毎年、春秋の2回実施していて、ごみ拾いのほか、春は除草、秋は枯葉集めを行っている。この日は5年生がJR石巻線の涌谷駅周辺、その他の学年は学校から徒歩3分以内にある涌谷中央公園で実施。駅や公園に到着した児童たちは軍手を着用し、ごみ袋を持って早速、作業開始。菓子の袋を拾ったり、大きく伸びた雑草を協力して抜いたりと、元気いっぱいに取り組んだ。