2026/05/22


パイプオルガン再始動

 加美町中新田バッハホール(本田幸夫館長)に備わるパイプオルガンの大規模改修が、このほど完了した。31日に開かれる「パイプオルガン大改修記念演奏会」で、音色や機能を向上させたパイプオルガンが再始動する。同ホールは1981年、日本初の町営クラシック専用ホールとして開館。「田んぼの中のコンサートホール」として注目され、優良ホール100選にも選ばれている。同ホールのほか、「音楽のまち」加美町のシンボルでもあるパイプオルガンは84年に完成。高さ8・5㍍、幅6・6㍍で、パイプ総数は2245本。耐震対策で2000年に一度改修したが、経年劣化で演奏に支障が出てきたため大規模改修に踏み切った。工事はオルガンを製作した須藤オルガン工房(神奈川)が手掛け、全てのシリンダーと皮革パーツの交換、内部の清掃、音色の調整などを実施。また、音色の組み合わせを記憶する「電子式記憶装置」を280通りから5000通りに拡大し、音色表現の幅が広がった。工事は2カ月にわたり、3月に完了。工事後は、ホールに広がる音色の響きが一段と高まったという。改修に当たっては、昨秋からクラウドファンディング(CF)で修繕費を募ったところ、全国の115人から298万7500円が寄せられ、修繕費に活用した。

現場執行力向上へ

 古川署の警察官育成講座「古川ひとめぼれ塾」が20日、同署で始まった。若手署員32人が現場執行力の向上を目的に、経験豊富な先輩警察官から知識や技術を学び、実践的な訓練に励む。匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)絡みの特殊詐欺やサイバー犯罪など、多様化する犯罪形態に対応可能な警察官を育てようと、昨年度から始めた同署独自の取り組み。本年度は対象を実務経験5年未満から10年未満に拡大。5年未満向けのベーシックコースと、10年未満向けのスタンダードコースに振り分けた。初日は道場で刃物を持った不審者への対処を訓練。代表の塾生3人が訓練用の拳銃やさすまた、大盾などを手に、ナイフを持った不審者役に「武器を捨てろ」と警告。襲い掛かられると足に向けて発砲し、ナイフを奪い取って制圧した。

「飲酒運転許さない」

 鳴子署は20日夜、交通安全関係団体と合同で、飲酒運転根絶を目的とした啓発活動を大崎市鳴子温泉中心部で行った。参加者は「飲酒運転しない、させない、許さない」を合言葉に、温泉街の飲食店に協力を呼び掛けた。この活動は、県が定めた「飲酒運転根絶の日」(5月22日)に基づくもので、コロナ禍を経て7年ぶりに実施。鳴子署、玉造地区交通安全協会、鳴子地区地域交通安全活動推進委員協議会から計15人が参加し、飲食店15店舗を訪ね、店主らに「軽い一杯 重い代償飲酒運転根絶」と書かれたミニのぼり旗や啓発チラシを手渡した。鳴子温泉字新屋敷で居酒屋を経営する久郷豊さん(52)は「鳴子温泉地域は運転代行がなく、車で来た人には必ずハンドルキーパーがいるか確認している。今後も協力していきたい」と話していた。

 

古川学園4強ならず

 第73回春季東北地区高校野球県大会は4日目の20日、石巻市民球場などで準々決勝を行い、古川学園は第1シードの東北に0−14の6回コールド負けを喫し、4強入りを果たせなかった。これで大崎勢は全て姿を消した。古川学園は、初回に3点を奪われる苦しい立ち上がりとなった。三回には相手の足を絡めた攻撃や失策などで得点を許し、六回にも相手打線の勢いを止められず、大きく引き離された。打線は東北投手陣に抑え込まれ、好機をつくりながらも精彩を欠き、散発4安打に終わった。

 

クマと遭遇し尻もち

 20日午前10時26分ごろ、大崎市古川新堀の民家裏の竹林で、タケノコを採っていた70代女性がクマと遭遇し、追い払おうと後ずさりしながら持っていたのこぎりを振り回した際に尻もちをつき、骨折した。市農村環境整備課によると、クマは体長1㍍ほどで、現場から逃げたという。クマによる直接のけがはなかった。現場付近の東大崎地区では同日、このほかに数件のクマ目撃情報があり、市はSNSや防災無線で情報を発信するなど市民に注意を促した。