緒絶川のフジ盛り
大崎地方はサクラに続き、さまざまな花が見頃を迎え、訪れた人に季節の変化を感じさせている。大崎市古川の緒絶川ではフジが盛りを迎え市内外から見物客が訪れているほか、JR陸羽東線「鳴子御殿湯駅」前ではツツジが観光客らを温かく歓迎している。大崎市古川の中心部を流れる緒絶川沿いのフジが見頃を迎え、市民らが川沿いに設けられたフジ棚を見上げながら散策する姿が見られる。緒絶川沿いの約850㍍には、市民ギャラリー・緒絶の館前を含めて13カ所にフジ棚がある。「藤の湯」があった古川川端の保科忠彦さん(82)方のフジはちょうど盛りを迎え、8日は散策に訪れた人が足を止め見入ったり、写真に収めたりする人もいた。大崎市鳴子温泉のJR鳴子御殿湯駅前にあるツツジの開花が進んでおり、赤や白、ピンク、紫の花々が駅利用者らの目を楽しませている。ツツジがあるのは道路から駅舎入り口に向かう坂道で、約60㍍にわたって線路に沿いに植えられている。旧国鉄時代の1955(昭和30)年、当時の観光協会が植栽したものという。例年、5月中旬ごろになると坂道が花でいっぱいになり、地元の隠れた名所だった。2021年、駅前に市鳴子総合支所(鳴子公民館)新庁舎が完成してからは、より多くの人の目に触れるようになり、見る人の心を和ませている。
古川の変遷伝える
「第24回ふじまつり古川今昔写真展」が7日から、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。明治、大正、昭和の古川地域の様子や緒絶川沿いを彩るフジの花などを撮影した写真が展示され、訪れた人たちは熱心に見入っている。10日まで。市民グループ「大崎市生き活きまちづくり21委員会」が、カメラが珍しかった時代の貴重な写真を通して古川の変遷を見てもらおうと、フジが見頃を迎えるこの時期に毎年作品を入れ替え開催している。今回は約160点を展示した。1931(昭和6)年当時、すでに大きなイチョウの木が立っている古川小(現古川第一小)や、明治時代に発生した大火や水害、和服姿の人がたたずむ水量豊富な緒絶川、戦後に英語で表記された道路標識など、なかなか目にすることができない写真ばかり。七日町通りが狭く見えるほど多くの人でにぎわう仮装行列もある。
鬼首の四季切り取る
大崎市鳴子温泉鬼首を被写体とする「鬼首フォトコンテスト2025」の入賞作品が、このほど決まった。最優秀賞には、栗原市の山田由美さんが撮影した「恋のブランコ」が選ばれた。鬼首の自然やイベント、地元住民も知らない隠れた名所などをPRしようと、鬼首地域づくり委員会が2014年から毎年行っている。12回目となる今回は県内と岩手県一関市から87点が寄せられた。作品は、雪をたたえる禿岳や新緑の吹上高原キャンプ場、蒸気が噴き出る地獄谷など、鬼首の四季を巧みに切り取った力作ぞろい。山岳写真家の早川輝雄さんらが審査し、最優秀賞1点、優秀賞3点など入賞12点を選んだ。最優秀賞に輝いた山田さんの「恋のブランコ」は、雄大な鬼首カルデラを背景に、スキー場山頂のブランコに乗るカップルを撮影した作品。
大型連休の新幹線利用増
JR東日本東北本部は7日、大型連休期間中(4月24日~5月6日)の東北新幹線利用状況を取りまとめ公表した。それによると、古川-北上間の利用者は56万6000人で、前年同期を1万7000人(3%)上回った。コロナ禍で急減した2020年から6年連続で増加した。
高齢者と一緒に田植え
美里町青生小(児童数60人)で7日、恒例の田植えが行われた。作業を行ったのは5年生13人。地域の高齢者と一緒に田んぼに入り、おいしいコメが実るよう願いながら手で苗を植えた。同校の5年生は総合的な学習の時間で、田植えから稲刈り、脱穀、縄ないまで米作りの一連の作業を学ぶ「稲作活動」学習に取り組んでいる。農業体験を通じて働くことの意義を考えるとともに、核家族が増える中で世代間交流も深めるのが狙い。田植えは、地域住民から学校近くにある田んぼの一画を借りて実施。農作業のベテラン、地域活動サークル「第一常盤会」の高齢者9人が協力した。はだしになった児童たちは、田んぼの感触に「冷たい」「ぬるぬるする」と、歓声と悲鳴が入り混じった声を上げ作業開始。田んぼに付けられた目印に合わせ、「ひとめぼれ」の苗を丁寧に植えていった。
長沼さんめでたく満100歳
大崎市古川宮沢の長沼咲子さん(旧姓・手島)が、4月25日に満100歳を迎えた。咲子さんは30代で当時まだ珍しかった自動車運転免許を取得し、自らを「大崎で一番早く免許を取った女」と語るほど。前日の24日には伊藤康志市長(当時)らが自宅を訪れ、長寿を祝った。咲子さんは1926年4月25日、現在の大崎市古川石森に6人きょうだいの末っ子として生まれた。49年に農業を営む長沼宗彰さん(故人)と結婚。一男一女の子どもを設けた。深夜2時に起きて田んぼの手入れをするのが当たり前で、病気がちだった夫の看病や、姑(しゅうとめ)、大姑の介護も1人で担い、家族を支えた。長男宗則さん(65)によると、運転免許を取得したのは57年、30歳の頃。当時最新式だったオート三輪のダイハツ・ミゼットを駆り、農作業などで活躍。休日は友人を誘ってハンドルを握り、ドライブや温泉旅行を楽しんだ。60年間無事故を貫き、高校に送迎していた孫なつみさん(29)の卒業を機に、90歳で免許を返納した。

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