2026/04/29


大崎地方の一体感に感謝

 29日に任期満了を迎える伊藤康志大崎市長は、同日、大崎地域広域行政事務組合の管理者を退く。28日、同組合本庁舎で退任式が開かれ、伊藤市長は「大崎地方の歴史的な一体感、協力体制があったおかげでスムーズに事業が進められた」と、集まった職員らに感謝した。伊藤市長は2006年、市長就任と同時に同組合管理者に就いた。大崎定住自立圏形成を進め、民間活力を導入したごみ焼却施設整備、新たな斎場建設地の選定や建設に取り組んだ。退任式には同組合、組合消防本部の幹部職員ら50人ほどが出席。副管理者の相澤清一美里町長、組合議長を務める後藤錦信大崎市議会議長が感謝の言葉を述べ、相澤町長は「大崎広域の均衡ある発展へ力強くけん引し、経験、知見を広域行政に提供していただいた」と語った。

会場彩る春の野草

 古川植物愛好会主催の「春の野草展」が25、26の両日、大崎市古川長岡地区公民館で開かれた。約30人の会員が愛情を注いだ約150鉢が会場を彩り、来場者の目を楽しませた。27日には同会の高橋和吉会長(81)が本社を訪れ、「必要としている人に役立てて」と、NPO法人大崎タイムス福祉部にチャリティー即売会売り上げの一部4500円を寄付した。同会は春と秋に野草展を開いており、今回が通算88回目。会員は最盛期より少なくなったが、楚々とした自然の草花を愛する仲間同士で活動を続けている。

春の褒章 県内8人

 産業振興や社会福祉、学術、スポーツなどさまざまな分野で優れた業績を挙げた人を顕彰する2026年春の褒章の受章者が発表された。大崎地方からは美里町南小牛田の保護司、森正敏さん(76)が藍綬褒章(更生保護功績)を受章する。受章者は年2回、春と秋に閣議で決まり、今回は全国で631人(うち女性137人)、県内では8人(同1人)。発令は29日。伝達と天皇陛下への拝謁は5月14と20日、省庁別に行われる予定。県内受章者の最高齢は83歳、最年少は63歳。種別では、長年ボランティアなど社会に奉仕する活動に従事した人が対象の緑綬褒章が2人、科学技術や学術、スポーツ、芸術分野で優れた業績を挙げた人が対象の紫綬褒章が1人、産業振興や社会福祉増進、公共事務に尽力した人を対象とした藍綬褒章が5人となっている。

 

留学生がすごろく体験

 大崎市立おおさき日本語学校(鈴木俊光校長)で27日、古川黎明高生との交流会が行われ、留学生が高校生と一緒にすごろくや防災に関する意見交換などで親睦を深めた。交流会は、地元住民や小中高生との対話を通して日本語能力の向上を図る同校のカリキュラム「O(オー)タイム」の一環。留学生57人と、古川黎明高の授業「SS探究」で多文化共生のテーマに取り組む2、3年生18人が参加した。すごろくは、古川黎明高生が作製した「多文化共生すごろく」を使用。言語が異なっても楽しく遊べることを狙いに、日本語能力試験(JLPT)を基に「初対面」「知り合い」レベルに合わせたすごろくを作った。会場にはテーブル14台を設置。高校生1~2人と留学生4人の組み合わせでゲームを行い、司会進行も高校生が務めた。すごろくは自身の消しゴムを分身とし、サイコロは実物やスマートフォンの画面で振って駒を進めた。指示マスには早口言葉や隣の人とのじゃんけん、子どもの頃の夢、自分の国・地域のお勧めのものを発表することなどが書かれていて、各テーブルの高校生は積極的にゲームを進行。ゴールに近づくにつれ、会場には笑顔や笑い声があふれた。

 

本との出合い演出

 「こどもの読書週間」(23日~5月12日)に合わせ、大崎市図書館は良質な本との出合いを演出するイベントを開いている。26日のスペシャルおはなし会では、手遊びを交えながら肉声で親子連れを夢中にさせていた。本の展示コーナーも設置し、市民と本の橋渡しに一役買っている。スペシャルおはなし会は、水曜(赤ちゃん向け)と土曜(幼児向け)の午前中に開催しているおはなし会の特別版。絵や物語の秀逸さはもちろん、読む音やリズムの繰り返しが楽しい作品を選び、同館職員が声の調子を変え、子どもたちと視線を合わせながら丁寧に読み進めていた。展示コーナーでは、過去のおはなし会で読んだ約120冊を入れ替えながら紹介し、貸し出しもしている。母や祖母の代から読み継がれてきた作品は今も人気で、近年は写真や仕掛けが楽しい作品や科学の本もある。