伊藤市長が退任会見
大崎市の伊藤康志市長(76)は24日、退任の記者会見を市役所本庁舎で開いた。「皆さんの協力のおかげで存分に仕事ができた。大崎市の歴史に関われたことをうれしく思う」と語り、「合併で中心の古川に人口が集中し、対策が十分できなかったことは反省点。次期市政の効果的な対策に期待する」とも述べた。伊藤市長は県議会議長を辞し、2006年4月の合併後最初の市長選で当選。以後5期連続市長を務め、昨年12月の市議会定例会で今期を限りに引退することを表明した。
「火伏せの虎舞」格好良く
加美町の初午まつりで行われる「火伏せの虎舞」(29日)が目前に迫り、虎役を演じる中学生らは4万人を超える見物客を楽しませようと、連日、舞の稽古に汗を流している。同町中新田地区に650年以上前から伝わる火伏せの虎舞(県指定無形民俗文化財)は、火難よけを祈願する伝統芸能。2人一組となって頭と尻尾が付いた胴幕をかぶり、笛と太鼓の囃子に合わせて中央商店街で勇壮な舞を繰り広げる。虎役は町内の中学生が担うのが習わしだが、近年は少子化により小学6年生や高校生も少数ながら参加している。
鳥獣被害対策推進へ
加美町が谷地森地区に建設を進めていた「有害鳥獣解体処理施設」がこのほど完成し、24日、現地で開所式と施設見学を行った。鳥獣被害対策実施隊の作業負担軽減、捕獲体制の維持強化が期待されている。総面積の約7割を森林が占める同町は、年々イノシシなどの有害鳥獣の生息域が拡大。捕獲頭数が500頭を超える年もあり、2022年には農作物被害額が約2億円に達するなど深刻化している。捕獲と解体作業は、町鳥獣被害対策実施隊(隊員数37人)が自宅や山で行っている。そのため、町には以前から施設整備が要望されていた。
日本酒「花時雨」6月発売
涌谷町の新たな日本酒「花時雨」が、6月7日に発売される。同町出身の声優、歌手の安野希世乃さんがプロデュースした。町のふるさと納税の返礼品になっていて、申し込みを受け付けている。安野さんが関わった日本酒では「稀世」に続く第2弾。サクラの満開シーズンに降る雨にちなみ、安野さんが名付けた。
大崎耕土の水管理学ぶ
南郷高(都築美幸校長、生徒数21人)は24日、大崎市で「大崎耕土持続可能な水管理システム学習会」を行った。岩出山、鳴子温泉両地域のダムなどを見学し、江戸期から世界農業遺産「大崎耕土」を潤し続けるかんがい施設について知見を深めた。大崎耕土の最下流に当たる美里町南郷地域の同校が2022年から取り組んでいる、「大崎耕土世界農業遺産支援プロジェクト」の一環。少子高齢化が進む水源地の現状を学び支援しようと、鳴子温泉鬼首地区に伝わる伝統野菜「鬼首菜」の栽培や、世界かんがい施設遺産「南原穴堰」の保全といったボランティア活動を行っている。本年度1回目のこの日は全校生徒と教職員が鳴子温泉中山平地区を訪れ、南原穴堰水利組合の上野孝作組合長など関係者の講話を聴講。南原穴堰が24年に世界かんがい施設遺産に認定されるまでの経緯や、限界集落の南原地区が直面している農業の担い手不足について学んだ。

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