2026/04/24


乾田直播栽培拡大へ

 乾いた田んぼに直接種をまく乾田直播栽培のさらなる普及拡大に向け、色麻町高城の農地で22日、小規模ほ場でも取り組める実演会が開かれた。参加した地元農家や農業団体関係者ら約80人は、「ひとめぼれ」の種もみをまく工程を見学し、同栽培技術へ理解を深めた。田植えを行わない乾田直播は、作業性が高く、育苗や苗運搬などの春作業やコストが削減できるとして注目されている。2025年現在、県内では4705㌶、うち大崎管内では1131㌶で行われており、栽培面積は増加傾向にある。同町では24年に同栽培の研修会を開始。昨年は町内の農事組合法人協力の下、生育調査を行うなど、意欲的に取り組んでおり、今回の実演会は町や町内の農業関係団体などでつくる町農業振興連絡会などが主催した。実演会は、農事組合法人「下高城ふぁあむ」(早坂成弘代表理事)で実施。現在、直播栽培で使用する農機具は播種機「ドリルシーダー」が主流だが、この日は小規模なほ場でも導入可能で、耕起、施肥、播種、鎮圧の4工程を同時に行える「スリップローラーシーダー」を用いた実演を行った。

学生寮の工事現場見学

 古川工業高建築科の生徒を対象とした大崎市立おおさき日本語学校の学生寮建設工事現場見学会が23日、同市古川中里の現地で行われ、参加した同科1、2年生が建物の構造などを実際に目で確かめ学んだ。学生寮は古川土地の早坂竜太社長が市から土地を借り受け整備、運営し、設計、施工を積水ハウス東北シャーメゾン支店(仙台市)が担当。第1期工事では学生居室60室の寮を、昨年4月の開校に合わせ整備した。第2期工事では40室の建物を建設する。昨年12月に着工し、来年2月に完成、4月に入居を開始する。鉄骨造2階建てで、床面積は1053平方㍍。見学会は、同校建築科卒業生の組織、古工建友会(会長・早坂社長)が学校に呼び掛け開催。内装が始まる前の建物の構造が見える段階に合わせて実施した。見学会は2年生(39人)、1年生(25人)と分けて開かれた。生徒たちは近くの古川中里・駅南コミュニティセンターで、同支店の設計担当者などから工事の概要について説明を聞いた後、現場に移動し工事の様子を見学した。

イヌも人もほっとする場に

 ドッグランも備える大崎市古川新田の小型犬・中型犬専門トリミングサロン「愛犬サロン・ちゅうばち」はこのほど、カフェを新設した。トリミングが終わるのを待つ愛犬家のほか、地域住民のコミュニケーションスペースにもなっている。同店は予約制で愛犬のシャンプーやカットを行うほか、ドッグラン2面を備えている。施術を行う中鉢賀子さん(50)は、県内で修業し独立。イヌが衛生的で生活しやすい形に毛を整え、大豆由来のシャンプーで洗う。イヌに極力ストレスを与えない、ハズバンダリーという考え方で接するのが基本だ。カフェは金、土、日曜の午前11時から午後3時まで開店。月に1度のもち御膳やカレーが人気で、100年以上前の器も見どころ。父清利さん(75)、母重子さん(73)、長男広清さん(24)ら家族が運営を支えている。

 

政宗毒殺未遂は偽装か

 仙台藩祖伊達政宗(1567~1636年)と母義姫の関係に焦点を合わせた講演会が18日、涌谷町涌谷公民館で開かれた。通説では、義姫が政宗の毒殺を企て、政宗が弟小次郎を成敗したとされている。講師の元仙台市博物館長で歴史家の佐藤憲一さん(76)=美里町=が、これまでに見つかった資料に基づいた新説「政宗と義姫の共謀説」を披歴し、聴衆が興味深く耳を傾けた。伊達家正史「貞山公治家記録」によると、1590(天正18)年、政宗は小田原参陣の祝いに義姫から招かれた。膳に箸をつけたところ腹痛を起こしたが、投薬で一命を取り留め、その2日後に小次郎を手討ちにした。義姫は会津黒川城から実家の山形・最上氏へ出奔。事件は小次郎を盛り立てようとする一派によるたくらみで、事件を機に晩年まで義姫と政宗の間にわだかまりが残ったと伝わっている。毒殺未遂と小次郎殺害について佐藤さんは「伊達家の一本化を図るために政宗と義姫が共謀した偽装で、小次郎は生きていたのではないか」と主張。事件後に政宗と母がやりとりした少なくとも7通の手紙に触れ、「いずれも親子の情愛あふれる内容で、事件のわだかまりは感じられない」と続けた。

 

自転車はルール守って

 涌谷町月将館小(耒田光枝校長)で22日、交通安全教室が開かれた。町の交通安全指導隊や遠田署、涌谷自動車学校が全面協力の下、全校児童113人は徒歩や自転車など学年に合った内容で、命を守るための大切なルールを学んだ。同校は多くの児童がスクールバスや家族の送迎で通学しているが、学校の目が届きにくい放課後や休日も事故に巻き込まれることがないよう、毎年この時期に教室を開いている。4月から16歳以上を対象に、自転車にも交通反則通告制度「青切符」が適用され、違反が厳格化されたことから、改めて正しい知識を学ぶ狙いもある。信号がある交差点に変わった校庭で、3年生以上は自転車に乗り、二段階右折、見通しの悪い場所の進み方を体験。署員や隊員、自動車学校の指導員は「乗るとき、降りるときは後ろを確認」「横断歩道は自転車を押して渡りますよ」と声掛けしていた。