人馬一体 迫力のレース
力自慢の馬が重りを載せたそりを引いて速さを競う「東北輓馬競技大会」(同実行委など主催)が19日、涌谷町の江合川河川敷で開かれた。約1万2000人の見物客が詰め掛け、人馬一体の迫力あるレースを楽しんだ。古くから商業、流通の拠点だった同町では昔、馬は運搬の手段として重要な役割を担ってきた。同大会は自馬の力を競おうと始まり、今回で76回目。城山公園などで開催されている「わくや桜まつり」のメインイベントとなっている。
伝統の定期戦PR
築館高とのスポーツ合戦「定期戦」(23日)を控えた古川高は20日、JR古川駅前で応援披露を行った。応援団や生徒会執行部、2、3年生有志計約100人が集まり、校歌や応援で声を枯らし、道行く人に伝統の戦いをPRした。応援披露は、30年ほど前まで仙台に〝遠征〟し、駅前のペデストリアンデッキで行っていた。長く途絶えていたが、2013年以来となる5度目の5連覇が懸かることしの定期戦に向けて再開することにし、初めて地元古川駅前で実施した。午後5時前、生徒たちは保護者や地域住民が見守る中、校章「蛍雪章」が入った紫色の鉢巻きを巻いて駅西口広場に整列。応援団の阿部花凜団長(17)の指揮で、校歌や第二校歌と言われている「図南歌」、勝利をたたえる「凱歌」、各球技部の歌、応援歌、「古高の本領」など、応援で繰り出す歌や掛け声を一通り披露。力の限り歌い、声を張り上げた。
中島氏に当選証書
任期満了に伴う大崎市長選で初当選を果たした元県議会議長、無所属の中島源陽氏(63)に20日、当選証書が市選挙管理委員会から手渡された。任期は30日から4年間。中島氏は「選挙戦では人、産業、安心を育てる三つの柱を訴えた。職員や議員らとしっかり議論し、一つの方向へ進む環境づくりを大切にしたい」と抱負を述べた。
市発展へ決意新たに
任期満了に伴い19日投開票された大崎市議選(定数28)の当選者に20日、当選証書が手渡され、受け取った28人が市の発展へ決意を新たにしていた。同市議選には30人が立候補し、現職15人全員と新人11人、元職2人が当選した。任期は30日から4年間。市役所本庁舎で行われた当選証書付与式には、当選した28人全員が出席。過去最多の3587票を獲得しトップで2回目の当選を果たした無所属、加川康子氏(48)ら一人一人に当選証書が手渡された。証書を手にした加川氏は「身が引き締まる思い。応援をもらった支持者に感謝し、実直に、誠実に議員活動に取り組む」と語り、「子どもの学習支援、公共交通問題に取り組みたい。中島新市政に対しては、是々非々の姿勢で臨む」と述べた。
古川に交流・防災拠点
プロパンガスなどを販売するエネサンス東北(本社・仙台市、星野潔社長)は、大崎市古川稲葉に地域の交流・防災拠点となる「地域共創施設」(仮称・エネさんプラザ)を建設する。16日、現地で地鎮祭を行い、工事の安全を祈願した。10月末の完成を目指す。同社は近年、事業展開する地域の課題を解決したり、魅力を発信したりする取り組みを推進している。同施設の建設もその一環で、平時は一画を事務所として使いながら、地域住民を対象としたイベントやワークショップを開き、災害時はペットも受け入れ可能な避難所にするという。建設地は、同社大崎トレーニングセンター内。建物は木造平屋で、延べ床面積180・52平方㍍。建材に県産スギ材を使い、台所付きの実習室(約81平方㍍)やシャワー室、トイレ、給湯室、屋根付きウッドデッキ(約26・5平方㍍)を備える。太陽光発電や蓄電池、ガス空調など、停電時にエネルギーを自給自足する仕組みも取り入れる。
五輪つないだ古川に感謝
2月のミラノ・コルティナ冬季五輪にスケルトンで出場した髙橋弘篤さん(42)が17日、大崎市古川のアインパルラ浦島で開かれた古川ロータリークラブ(RC、宮﨑正樹会長)の例会で講演した。髙橋さんは「古川で出会った人々が五輪の道をつなぎ止めた」と語り、深い感謝を示した。髙橋さんは富谷市出身。仙台大のボブスレー・リュージュ・スケルトン部に入部したことがきっかけで、アスリートの道へ進んだ。日本選手権で何度も上位入賞を果たし、2014年のスケルトンワールドカップでは8位。14年のソチ五輪、18年の平昌五輪にも出場した。22年から25年までの4年間は、古川を活動拠点にしていた。講演では、自身が使ったヘルメットやそりなどを紹介しながら、活動資金が底を突いて引退覚悟で地元に戻った19年、古川RC会員の青柳力・あおやぎ社長と出会ったエピソードを披露。青柳社長がスポーツトレーナーとして髙橋さんを支えるとともに、古川RCを通じてスポンサーを紹介したことで3度目の五輪出場が実現したと語った。
地域ゆかりの作家紹介
大崎市民ギャラリー・緒絶の館で、開館30周年を記念する所蔵作品展が開かれている。30年前の開館記念展を再現した内容で、19日は同館学芸員による展示解説があった。来館者は貴重なエピソードを交えた解説を聞きながら、作品を鑑賞していた。地域ゆかりの作家11人が描いた油彩画24点を展示。作品の配置まで開館記念展を再現しており、作品や作家を紹介するパネル(キャプション)は来館者の動線に合わせて設置するなど、職員が準備を進めてきた。学芸員は作家や作品について「財力もあったが、美術界を盛り上げたい気持ちが強い人」「画材を配合する技術を広めた人で、作品に独特の光沢がある」などと説明。「30年前はデータをフロッピーに保存し、写真もフィルムで撮影し現像していた。時代が変わっても、作品を後世に伝えたい」と締めくくり、来場者の質問にも答えた。

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