昭和通りに191店ずらり
東北最大級の露店市、大崎市鹿島台の「春の互市」が10日、中心部の昭和通りで開幕した。初日はあいにくの雨模様となったが、会場には傘をさした人たちが多く訪れ、買い物を楽しむ姿が見られた。12日まで。「わらじ村長」の愛称で親しまれた旧鹿島台村長、鎌田三之助が1910(明治43)年に村の発展を願って開設したもので、ことしで116年になる伝統の市。毎年春秋に行われ、地域の風物詩となっている。今回が233回目の開催。JR鹿島台駅から約600㍍の通りには、農産物や海産物、植木、花苗、手工芸品、服飾製品など多種多様な191の露店が軒を連ねた。
愛犬なだめ「チクッ」
大崎市の狂犬病予防集合注射が7日、岩出山地域を皮切りに始まった。5月15日まで市内全域で行われる。狂犬病は、人を含む全ての哺乳類が感染し、現在でもワクチン接種で予防する以外に治療法がなく、発症すればほぼ100%死に至る。日本では1957年に撲滅されたが、世界では依然として発生しており、常に再侵入の危機にさらされている。予防注射は狂犬病予防法に基づき、生後91日以上の犬を対象に年1回、接種することが義務付けられている。市によると、市内の飼い犬登録数約6400匹(3月末現在)に対して接種率は約8割(2025年度)で、およそ5頭に1頭が接種を受けていない。岩出山地域の集合注射は7~9日に行われ、獣医師や市職員が各所を回った。9日は午後、市岩出山総合支所駐車場で実施。受け付け開始時刻になると飼い主たちが次々と訪れ、おびえたり逃げようとしたりする愛犬をなだめ、注射を受けさせていた。
新人4人の戦いへ
任期満了に伴う大崎市長選は12日に告示される。立候補を表明しているのはいずれも新人で、無所属の鹿野良太氏(48)=古川=、高島健一氏(67)=鹿島台=、中島源陽氏(63)=岩出山=、藤本勘寿氏(32)=古川=の4人。産業振興や子育て、人口減少対策などを争点に論戦が戦わされる見込み。それぞれ事務所前などで第一声を上げる。合併以来20年間、市長を務める伊藤康志氏(76)は今期限りでの引退を表明。後継の指名や応援はしないことを明らかにしている。投開票は19日に行われる。3月1日現在の有権者数は10万3415人。
31人立候補予定
任期満了に伴う大崎市議選は、12日に告示される。定数28に対し、これまでに31人が立候補を予定しているが、依然として流動的な面もある。立候補予定者の地域別は、古川13人、松山2人、三本木3人、鹿島台3人、岩出山3人、鳴子温泉5人、田尻2人。党派は自民2人、公明2人、共産4人で、ほか23人は無所属。新旧別は現職16人、新人13人、元職2人。
かわまちづくり推進
国土交通省北上川下流河川事務所は8日、本年度事業概要を公表した。大崎地方では、かわまちづくりや堤防整備を推し進める。当初予算は54億5500万円で、前年度当初と比べ7億1400万円増額。管轄する河川別では北上川下流26億3400万円、鳴瀬川28億2100万円。かわまちづくり事業は、快適な空間と豊かな自然、周辺施設の価値創出を目指し、大崎市古川桜ノ目の江合川沿いに交流拠点を整備する。2029年度までの4年計画で、本年度は高水敷(河川敷)を整正する。
「事故に気をつけて」
春の交通安全県民総ぐるみ運動に合わせ、加美町と山形県尾花沢市を結ぶ国道347号鍋越峠付近で9日、加美署と尾花沢署の合同交通キャンペーンが行われた。両署管内の交通安全協会員らがドライバーにグッズを配るなどし、安全運転を啓発した。鍋越峠は宮城、山形両県で拡幅や雪崩対策施設を整備するなど道路改良に取り組み、2016年に通年通行化した。両県間の移動時間短縮や物流ルートの確保、観光や交流の促進といった利点がある一方、峠は勾配があり、カーブも続くため走行には注意が必要で、昨年12月には尾花沢市側の国道で7時間以上にわたる通行止めが続く自損事故が発生した。合同キャンペーンは、通年通行化された16年に開始。この日は両署員や管内の市町職員、交通安全協会員ら合わせて約50人が参加。尾花沢署の渡邊光昭署長と加美署の石堂緑署長はあいさつで、同ルートの重要性を再確認し、連携を強化して事故防止に努めることを誓った。
国道4号大衡道路開通へ
国土交通省東北地方整備局は8日、本年度予算の概要を公表した。県北部では、4車線化を目指す国道4号・大崎市古川-栗原市高清水間の調査設計に乗り出す。また、拡幅化が進められている国道4号大衡道路(大衡村)が開通する予定。予算規模は5824億円で、前年度比731億円減。このうち直轄事業は2668億円で、同27億円増えた。大衡道路の4車線化対象区間は、大衡村大衡-駒場間の約4・5㌔。大崎市-仙台市間で唯一の片側1車線区間で、自動車関連産業の集積が進む同村の円滑な物流を確保するのが拡幅化の狙い。本年度は支障物移転や改良・舗装工事を進める。事業費は8000万円。
電線共同溝事業推進
国土交通省仙台河川国道事務所は8日、本年度予算を公表した。大崎市内では、古川地区の電線共同溝や鳴子温泉地区の交通安全対策に引き続き取り組む。予算規模は河川、海岸、道路の3事業合わせて105億7500万円。前年度当初予算と比較し8億1900万円増えた。電線共同溝事業は古川前田町地区と諏訪地区のいずれも1・4㌔区間で進めている。電線や電柱を歩道上から地下へ収容し、歩行空間確保や都市景観向上のほか、災害時の電柱倒壊防止を図るのが狙い。本年度は調査設計と工事を実施する。
佐々木選手 美唄BDへ
美里町出身で、福島県のプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ「福島レッドホープス」に所属していた佐々木玄さん(19)が今季、北海道美唄市のプロ野球チーム「美唄ブラックダイヤモンズ」に入団した。球団を通じ「期待に応えられるよう全力プレーで頑張る」と意気込みを語った。佐々木選手は同町中埣生まれ。身長180㌢、体重77㌔。右投げ右打ちで、ポジションは内野手。中埣少年野球クラブを経て小牛田農林高では主に三塁手を務め、外野も守れるのが強み。鋭い打球を広角に打てる打撃も持ち味としている。同校卒業後の昨年4月、福島RHに入団したが、同年9月に退団し自由契約へ。ことし2月に美唄BDと選手契約を結び、新天地での飛躍を誓っている。
夜桜ライトアップ
サクラが見頃を迎えた涌谷町の城山公園で、「夜桜ライトアップ」が行われている。約250本のサクラが宵闇に浮かび上がり、訪れた人たちは幻想的な景色を楽しんでいる。城山公園のサクラは、江合川に面した小高い丘に築かれた涌谷伊達氏の居住跡「涌谷城跡」一帯に広がっている。ソメイヨシノやシダレザクラ、ヤエザクラなどのほか、日本三大桜と呼ばれる三春滝桜、山高神代桜、根尾谷淡墨桜と同一系統のサクラも咲き誇るなど、多品種がそろっている。同町はこの時期、開花に合わせてライトアップを実施。園内は明るく演出されたサクラと多数のちょうちんが並び、日中とは異なった美しさと活気があふれている。涌谷伊達氏第4代、伊達安芸宗重を祭る涌谷神社の鳥居や参道は色彩が変化する仕組みで、見どころの一つとなっている。

コメントをお書きください