伝統の古川八百屋市開幕
400年の伝統を伝える大崎市の「古川八百屋市(やおやまち)」が7日、「道の駅おおさき」で始まった。会場には野菜の苗などを販売する店舗が並び大勢の買い物客が訪れ、大崎に春の訪れを告げていた。古川八百屋市は1604年、古川城主の鈴木和泉守元信が戦国の戦乱から地域を安定させるため、「3」と「7」の付く日に市を開くことを認めたのが始まり。出店者で組織する古川八百屋市組合の石ヶ森信夫組合長の宣言でことしの市がスタート。会場には野菜や漬物、海産物、種芋や野菜の苗などを販売する16店舗が並んだ。朝早くから大勢の買い物客が訪れ、「いつもありがとうございます」と、出店者がなじみの客とあいさつを交わす姿も見られた。
情報カレンダー完成
大崎市古川東大崎地区の情報を満載した「東大崎地区情報カレンダー話・輪・和」が、このほど完成した。年度初めの4月から始まる作りで、学校や神社の行事予定、ごみ収集日などを網羅し、住民に呼び掛けて集めた写真がページを彩っている。カレンダーは2021年、行政区の代表者や地区振興協議会、地区公民館で実行委員会を組織し、ハザードマップを入れて製作したのが最初。以来、住民の声をもとに改善を重ね、地元の企業や店舗からの広告で資金を生み出し、作り続けてきた。カレンダーの「話・輪・和」には、家族との会話、地域とのつながり、平和なまちを願う気持ちを込めたという。ごみ収集日はごみの種類(燃やせるごみ、資源物、プラスチック)で色分けし、花や行事、料理の写真で季節感を演出。公共機関や相談窓口の電話番号を記載した表紙は、めくった後も壁に貼って活用できる。
国のモデル事業の選定
総務省は3月27日、「ふるさと住民登録制度モデル事業」で大崎市を選定した。市は「関係人口」の増加や地域産業などの新たな担い手確保を狙いに、モデル事業に応募していた。また県も、大崎市を含む3自治体と連携する広域型の分野で選ばれた。市は選定を受け、具体的な事業内容の検討に入る。居住地以外で地域づくりに関わりたい自治体を選び、登録する制度。モデル事業は同制度の本格実施へ向け実証、検討を行うため実施する。全国の161自治体から応募があり、都道府県と市町村の連携モデル7道県(37市町村、県内では大崎市のほか石巻市、丸森町)などを選んだ。利用者は国が整備するアプリで好きな自治体を「ふるさと住民」として登録し、自治体から情報提供を受けたり、登録自治体のさまざまな活動に参加したりして支援する。自治体は旅費や宿泊代の助成などを行う。大崎市政策課は「担い手不足が課題となっている農業、イベントの運営などを想定している」という。
けなげに咲く春の妖精
涌谷町箟岳の箟峯寺境内に群生するカタクリの花が、見頃を迎えている。薄紫色のかれんな花が斜面一面に咲き広がり、訪れる人たちに春の到来を告げている。「春の妖精」と呼ばれるカタクリは、雪解け後にいち早く咲く多年草。15㌢ほどの草丈で、淡い紫色の6枚の花びらが反り、うつむくように咲くのが特徴。同寺では約40年前、前住職が境内に自生していた株を少しずつ増やしたことで、毎年この時期になると約1万株が本堂裏手の斜面に咲きそろう。ことしは、昨年より1週間ほど早い3月末に咲き始め、現在は全体の3割ほど開花、同寺によると、天候の状況によっては25日ごろまで楽しめるという。
町有林の持続的整備へ
加美町は6日、環境や省エネのコンサルティング業を手掛ける2社と「町有林J-クレジット創出事業に関する協定」を締結した。2社と連携し、町有林の持続的な森林整備と整備による収入源の確保、地域脱炭素を目指す。同町は、総面積の約7割を森林が占める。このうちの半分が町有林で、町有林の維持管理費は年間3000~4000万円。国や県の補助を受けても赤字傾向が続いている。J-クレジットは、省エネや森林整備などで削減、吸収した二酸化炭素(CO 2 )などを「クレジット」として国が認証し、取り引きできる制度。町は、コンサル会社と協力することで、自然共生サイト認定の「荒沢湿原池沼群」や、世界農業遺産「大崎耕土」の奥座敷として、「生物多様性にも配慮したJ-クレジット」の創出と、森林整備で得たクレジットの収益を町有林の維持管理に充てていきたい考え。
早坂さん(古川工高OB)声楽部門1位
古川工業高建築科を今春卒業した早坂勇臥さん(18)が、第50回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール声楽部門高校生の部(東京国際芸術協会主催、3月24日、江東区文化センター・ホール)で第1位の成績を収めた。全国大会での初入賞を最高の形で飾り、恩師や家族など支えてくれた人たちと喜びを分かち合っている。早坂さんは、高校時代に音楽教諭の勧めで声楽を始め、仙台市の声楽家に師事。レッスン歴はわずか1年数カ月と短いが、バリトンの天性の歌声に評価が高まっている。ジュニアクラシックを振り返り、「入賞はできると思っていたが、(第1位は)信じられなかった」と。国際的に活躍できる人材育成を目指す大舞台で披露した「魅惑(トスティ作曲)」は、いま最も自分らしさを表現できる楽曲だという。
二輪車の事故防止へ
大崎市の古川郵便局(四ツ目幹太局長)は7日の朝礼で、郵便物の配達や集荷を行う郵便外務員を対象に交通安全講習を行った。同局のほか、インターネット中継で大崎地方12局の局員計約100人が参加し、二輪車の事故防止について古川署交通課の警察官から指導を受けた。春の交通安全運動(6~15日)に基づく取り組み。交通課員2人が講師を務め、大崎市中心部など事故が多い地点を地図で示し、注意を促した。加えて、「二輪車の死亡事故の3割はヘルメットが脱げている」と話し、あごひもをしっかり締めるよう強調した。

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