郷愁誘う国鉄カラー
世代によって懐かしさや新鮮さを感じる赤とクリーム色の旧国鉄カラーにお色直しした「おもいで車両」が20日、JR小牛田駅から出発した。大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」(4月1日~6月30日)に合わせて運行される臨時列車で、この日のデビュー号出発には大勢の鉄道ファンも駆け付け見守った。おもいで車両はキハ110系気動車で、国鉄時代の塗装を再現した「郷愁を誘うノスタルジーカラー」(JR東日本)。デビュー号は東北線の小牛田駅を出発し、郡山駅で折り返して仙台駅着の日帰りコース。東北各県や都内、遠くは岡山県からの客54人が乗車した。小牛田駅ホームでは、人気のまんじゅうともみ出し茶を昔ながらの立ち売りの姿で振る舞うなど、旅の雰囲気を高める演出も。車両の撮影タイムでは、行き先を示す幕が「臨時」「試運転」と変わる様子も鉄道ファンらの関心を集めていた。
3カ月半ぶり漆黒の姿
大崎市岩出山の城山公園にある蒸気機関車(SL)C58型の雪囲いを外す「山開き」が20日に行われ、車体を覆っていたブルーシートが約3カ月半ぶりに取り除かれ、漆黒の姿があらわになった。この日は塩釜市の鉄工所が運転席へ上る階段を寄贈し、修復後2度目の春を迎えたSLを祝福した。SLは、1973年に旧国鉄から旧岩出山町に無償貸与され、静態保存されている。老朽化で一時解体の危機にあったが、地元住民らの署名活動で保存継続が決まり、2024年10月から25年3月にかけて塗装修繕作業を行い、往年の黒光りを取り戻した。
犯罪被害者支援を啓発
古川署(田久裕之署長)はこのほど、犯罪被害者支援を啓発するコースターを製作した。コースターは署員の手作りで、17日、仙台市の公益社団法人みやぎ被害者支援センター(三輪佳久理事長)に100枚を贈った。この取り組みは、県警が進める「犯罪被害者等支援広報啓発プロジェクト」の一環。コースターは10㌢四方で、警察庁の犯罪被害者等支援シンボルマーク「ギュっとちゃん」のスタンプが押してあり、背景の花やハートマークなどは署員が手描きした。材料は、使用期限が過ぎ廃棄を待っていた大崎市消防団のホース。同署が引き取り、3カ月ほどかけ約250枚を製作。150枚はすでに県内の関係各所へ配布した。
生物多様性考える
大崎市の自然環境や生物多様性などについて考える「第4回おおさきネイチャーポジティブシンポジウム-居久根の恩恵と田んぼの生きものの今-」が18日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。専門家の講演や調査報告のほか、居久根のジオラマ展示もあり、来場者の関心を集めた。ネイチャーポジティブは、生き物の減少を食い止め、回復軌道に乗せる考え方や取り組みのこと。シンポジウムは、同市の豊かな自然環境や生物多様性について知り、市民や企業がそれぞれの立場から守り、生かすための行動を考えようと、市が主催した。NPO法人田んぼ(同市田尻)の舩橋玲二理事長は、農家による「田んぼの生きものモニタリング調査」5年分の分析結果を報告。減農薬など高い意識を持っている中でも水生昆虫が減少している結果に、「居久根があり恵まれているが、よく見ると生き物の障壁はたくさんある。アイデアを試し、1匹でも多く生き物が戻るよう取り組みたい」と危機感を募らせた。
“防犯”クリアファイル
県建設業協会大崎支部青年部会は17日、防犯標語入りのクリアファイル1000枚を大崎市教育委員会に寄贈した。クリアファイルは、学校を通し新入児童全員に贈られる。クリアファイルは、犯罪から身を守る方法を子どもたちに教えるため、危険を感じたときの具体的な行動を合言葉にした「イカのおすし」(「いかない」「のらない」「おおごえでさけぶ」「すぐにげる」「しらせる」)や、1人で遊ばないといった約束事が絵を交え記されている。

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