生物多様性の活動評価
涌谷町箟岳白山小(児童数76人)が、県の本年度生物多様性推進活動優秀賞を受けた。生き物観察や稲作体験など、全校で自然と触れ合う取り組みが高く評価されたもので、12日、同校で表彰式が行われた。この活動は、生物多様性の保全に取り組む小中高校、特別支援学校を表彰し、継続的な取り組みを促すのが狙いで、2015年に始まった。同校は、全学年で野菜の栽培や花壇の植栽を実施。また総合的な学習の時間で、3年生は地元農家や営農センターを見学、4年生は水路やラムサール条約湿地の蕪栗沼(大崎市田尻)で生物観察、5年生は地元ブランド米「金のいぶき」の種まき、田植え、稲刈りを体験。住民らの協力を受け、地域の豊かな自然環境を大切にする気持ちを育んでいる。
幼児保育の最前線へ
宮城誠真短大(大崎市古川福沼、山口義康学長)の第38回卒業証書・学位記授与式が14日、大崎市古川のグランド平成で開かれた。プロフェッショナルの保育者を目指して2年間研さんを積んだ19人が、幼児保育の最前線へ旅立っていった。同短大は、県北部で唯一の保育者養成を目的とした単科短大。卒業生は県内外で幼稚園教諭や保育士、児童館職員などとして活躍している。卒業式では、山口学長が一人一人に卒業証書と学位記を授与。「あなた方が社会で担うのは、地域になくてはならない大切な仕事。考え、努力し、経験を生かして、しっかり結果を出し続けてほしい」と、活躍を期待し式辞を述べた。
地域おこし協力隊 成果報告
大崎市地域おこし協力隊活動報告会が14日、市役所屋内広場「パタ崎さん家(ち)」で開かれ、6人が観光振興などこれまでの取り組み、成果を紹介した。このうち鳴子こけし工人の指導で技術を習得し、本年度で3年の任期を終える渡辺あかねさん(27)は4月に自立。「こけし店オープンへ向け準備を進めている」と語り、着任からの歩みを振り返った。同市では、市内外出身の地域おこし協力隊が観光振興のほか、デジタル活用や多文化共生の推進などで活動している。この日、会場には市民ら50人ほどが訪れ、報告に耳を傾けた。ジビエ文化創出を推進する粕谷玲緒さん(27)は活動1年目。イノシシの解体からパッケージングまでの作業、デジタル技術を使ったPRや業務効率化の取り組みについて語り、「臭みのない商品にするため、処理はスピードが大事だと分かった」と述べた。
鹿野氏が事務所開き
任期満了に伴う大崎市長選(4月12日告示、19日投開票)に立候補を表明している市議の鹿野良太氏(48)の後援会事務所開きが14日、事務所で行われ、支援者が出席し勝利を誓った。事務所開きには衆院議員の小野寺五典自民党税制調査会長、県議、支持する市民らが出席した。連合後援会長の村田秀彦古川商工会議所会頭があいさつし、「(鹿野氏こそ)市政を引っ張る人物と確信している。支援の輪を広げてほしい」と求めた。続いて県議の菊地恵一、佐々木賢司、佐藤仁一(以上大崎)、高橋敬(加美)各氏、市議らが激励の言葉を述べた。鹿野氏は「世代が循環する地域へ子育て支援、先端企業の誘致、地場産業の高度化を進め、全ての皆さんの力を借り、国と県と力を合わせ、大崎市をつくる」と語り、支持の拡大を求めた。
温泉郷の今後考える
鳴子温泉郷のこれからを考える「鳴子温泉郷観光まちづくりフォーラム」が12日、大崎市鳴子公民館で開かれた。講演会や学生の論文発表、若手事業者らによるパネルディスカッションなどを通して温泉郷が抱える課題を共有し、解決策を探った。地元事業者らでつくる「鳴子温泉郷・持続可能な地域マネジメントに関する検討委員会」(遊佐久則委員長)が主催。同委員会は、観光事業の再生などを目指し2024年に発足。1年以上かけて協議を行い、フォーラムの実現にこぎつけた。この日は、関係団体や地元住民約60人が参加。環境省職員の特別講演や地域おこし協力隊員と検討委員会メンバーの講話、昨年から鳴子温泉郷で研究を進めてきた國學院大の学生による論文の発表、パネルディスカッションを行った。
ミュージシャンに愛され10年
栗原市若柳の伊豆沼湖畔にあるジャズ喫茶「カフェ・コロポックル」が、オープンから10年を迎えた。眼下に伊豆沼の水平線が広がり、時間や季節で変化する風景と音楽に身を任せるぜいたくな時間が流れる。4月19日には同店ゆかりのミュージシャンが、記念ライブを開く。同店は2016年3月、都内から移住してきた杉本豊さん、久美子さん夫妻が開いた。世界最高峰のスピーカー、JBLエベレストが圧倒的な存在感を放ち、お手製オーディオもファン注目の的。流れる音楽は、生演奏のように自然と耳に入ってくる。開放的な雰囲気と夫妻の人柄に、国内外のミュージシャンから出演希望が絶えない。美しい景色と香り高い厳選コーヒーに誘われ、ジャズに詳しくない人や、農作業の休憩に長靴姿で訪れる人も多い。

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