2026/03/12


東日本大震災から15年

 東日本大震災発生から15年の節目を迎えた11日、大崎地方では加美町と美里町にある2カ所の葬祭場に献花台が設置された。震災の記憶を後世に伝えようと県が定めた「みやぎ鎮魂の日」に基づく取り組みで、地域住民らが犠牲者をしのんで花を手向け、手を合わせていた。この取り組みは、大崎地域葬祭事業者連絡協議会(北川宏道会長)が後援。同会に加盟する葬祭場が持ち回りで行っており、ことしは加美町字矢越のサンパレスマルトみやび(優夢)、美里町北浦字太田のセレモニーホ―ル佛光殿(縁起堂)が担当した。このうちサンパレスマルトみやびでは東日本大震災の際、震災で亡くなった14人を見送ったこともあり、大きな祭壇を設けて冥福を祈った。午前10時の開館直後から地域住民らが次々と訪れ、静かに手を合わせたり、来館者同士で当時の記憶を語り合ったりしていた。

 

多国籍のグルメ調理

 食を介した国際交流イベント「インターナショナル・クッキング3」(古川善意通訳者の会主催)が7日、大崎市地域交流センター・あすもで開かれた。おおさき日本語学校の学生や教職員を交え計29人が参加。多国籍のグルメを一緒に調理し、全員で味わった。同会は通訳、ガイドマップ英語版の作成など、外国人が感じる言葉の壁を取り払う活動を続けている。今回で3度目となるクッキングのほか、お花見やパークゴルフ、観光、パーティーも行ってきた。この日、参加者はジャカルタ料理の牛肉を使ったスープ、台湾料理のカキ入りオムレツと日本のお好み焼きを調理。ミカンの葉やレモングラス、キャンドルナッツなど日本ではあまりなじみがない食材も使い、気温が低くて固まってしまったココナッツミルクも工夫して料理に加えていた。

「税」を絵はがき作品に

 大崎法人会女性部会(神戸智恵子部会長)が主催した「第18回税に関する絵はがきコンクール」の入賞作が、このほど決まった。6日、最多の4人が入賞した古川第二小を関係者が訪れ、児童に賞状を授与した。コンクールは租税教育の一環で、児童に税への理解と関心を深めてもらおうと、法人会女性部会が全国的に実施している。大崎法人会女性部会のコンクールは大崎地方の小学6年生が対象で、本年度は11校から151点の応募があった。選考会は2月13日に行い、神戸部会長や同法人会の早坂竜太会長、古川税務署の高橋富江署長ら審査員が10点を選定した。入賞作は県の選考会に出品するほか、2027年用カレンダーに採用する。

 

女川町民招き昼食会

 東日本大震災の発生から15年になるのを前に、栗原市築館の飲食店「漢方和牛料理 幸之助」で8日、女川町民を招待しての昼食会が開かれた。漢方飼料を与える独自の育て方を実践する関村畜産の関村清幸代表(73)が続けている取り組みで、児童クラブの子どもと保護者、浦宿二区の住民48人は健康に育った肉をおなかいっぱい味わっていた。関村代表にとって同町は、高校時代に先輩宅に滞在し漁業を手伝った「第二の古里」。地震直後は衣類や日用品のほか、肉200㌔㌘とコメ3㌧をトラック3台で運んだ。昼食会を開けなかった昨年は牛1頭分を町に寄贈、学校や施設の給食などとして提供された。関村代表は「全町民を店に招待するのが私の夢」と、一行を歓迎した。

 

暗算最高位10段合格

 さかいそろばん教室(大崎市古川穂波、坂井宏行代表)に通う古川第五小6年の伊藤才華さん(12)が、1月25日に行われた全国暗算技能検定試験(全国珠算学校連盟主催)で最高位の10段に合格した。同教室からの10段合格者は2024年以来3人目。試験は奇数月に全国各地で行われ、掛け暗算60問、割り暗算60問、見取り暗算30問をそれぞれ4分以内に解く。各300点満点で、子どもから大人までが同じ問題を解き、点数に応じて初段から10段までの段位が決まる。10段合格には3種目全問正解、満点を取る必要がある。伊藤さんは、同教室に通っていた兄聡真さん(19)に憧れ、幼稚園年長で通い始めた。小学4年の7月試験で4段に合格し、小学5年で6段を獲得。昨年7月の第43回全日本珠算技能競技大会(東京都)に県団体代表メンバーとして参加して弾みをつけ、今回の試験で一足飛びに10段合格を果たした。

 

椅子に座って伸び伸び

 大崎市古川志田地区公民館で、毎週木曜の午前に開かれている「ゆる×らくヨガサークル」(中川悦子代表)の活動が活発だ。人気の秘密は椅子に座って行うので、初心者や「体が硬いから」と敬遠しがちな人も始めやすいこと。寒くて体が縮こまる今の時期も、37人で元気に続けている。元々は2019年に公民館事業として始まった。22年9月に終了の一報が流れると、継続を望む声が相次ぎ、受講者たちは市内で引っ張りだこのヨガ指導者、小山里香さんや同館と相談し、サークルとして継続できる道筋をつけることができた。サークルになってからは活動日が増え、隔週でホールと和室に集まって取り組んでいる。ヨガマットを使う日もある。

 

食文化の振興に尽力

「郷土の食文化研究・発信!おおさき楽友会」(矢内信孝会長)は6日、設立20周年を記念する祝賀会を大崎市古川の旬味酒菜中鉢別館で開いた。関係者44人が出席して長年の活動を祝い、さらなる飛躍を誓った。同会は、大崎地方の料理人や農業者、宿泊施設経営者らで組織。料理コンテスト「おおさきフードチャレンジ(旧おおさき料理対決)」や、ご当地グルメが一堂に会する「おおさき食楽まつり」といった「食」のイベントを主催し、世界農業遺産「大崎耕土」の産品を活用した食文化の振興や発信に力を注いできた。こうした長年の功績が認められ、1月には県の「食材王国みやぎ」推進活動表彰で、地産地消部門特別賞を受賞。祝賀会はその受賞報告会も兼ねて開いたもので、席上、記念盾を披露した。

 

盤上で静かな戦い

 日本棋院大崎支部(村山靖夫支部長)主催の第19回大崎市民囲碁大会が8日、大崎市図書館で開かれた。市内外から愛好者38人が参加し、盤上で静かな戦いを繰り広げた。対局はAクラス(六段以上)、Bクラス(四、五段)、Cクラス(三段以下)に分かれ、四回戦で実施。参加者は真剣な表情で碁盤を見つめ、時には苦戦に頭を抱えながら石を打っていた。

 

住民が活動成果披露

 大崎市鳴子温泉地域の住民が作品や芸能を発表する「第4回里の文化祭」が7、8の両日、市川渡地区公民館で開かれた。26の団体と個人が参加して日頃の活動成果を披露し、訪れた人たちを楽しませた。同館を拠点に活動している地域住民の発表の場として、1984年から2019年まで毎年開かれていた「地区公民館まつり」が前身。コロナ禍での中止を経て23年に再開し、「里の文化祭」に改称した。展示の部とステージ発表の部があり、展示は手芸や生け花、ドライフラワー、写真、昆虫標本など数百点がホールに並んだ。ステージ発表は地域に伝わる伝統芸能やダンス、バンド演奏が行われた。参加者は展示作品を一点一点じっくり眺めたり、気持ちのこもったステージ発表に大きな拍手を送ったりしていた。

 

「パタ崎さん」4月1日誕生日

 大崎市古川七日町の商業施設、醸室(かむろ)内にある観光物産センターDozoは、4月1日に誕生日を迎える市公式キャラクター「パタ崎さん」へのメッセージを募集している。すでに多くのメッセージカードが寄せられ、人気の高さをうかがわせている。パタ崎さんは4月1日、シベリアで生まれたマガンの男の子。おいしいものと温泉が大好きで、市の魅力を伝えるため、日本中を飛び回っている。メッセージコーナーは店内のレジ付近に設けられ、熱烈なファンがアイロンビーズで手作りしたボードが添えられている。集まったカードには「会える機会を楽しみにしています」「大崎市民を笑顔にして下さい」とのメッセージや似顔絵が書き込まれている。