第1期生192人巣立つ
本年度開校した美里町美里中(生徒数568人)で6日、初めての卒業式が行われた。第1期生の3年生192人が、中学校生活最後の1年間を過ごした新たな校舎や仲間との別れを惜しんだ。同校は昨年4月、小牛田、南郷、不動堂の3中学校が統合し開校した。1学級当たり生徒数は県内最少クラスの31~33人。3校から集まった3年生たちは、合唱コンクールや修学旅行を通して新しい友人との絆を育んできた。式では、3年生たちが保護者や在校生の拍手で迎えられ入場。1人ずつ登壇し、佐藤勇寿校長から「おめでとう」という祝福の言葉とともに卒業証書を受け取った。
鶏肉使った特産品開発
大手鶏肉生産加工販売メーカー「ウェルファムフーズ」(本社・東京都)の涌谷町進出を機に、町内の飲食店が同社産鶏肉を使った特産品開発に取り組んでいる。関係者を招いての試食会が3日、町箟岳公民館であり、各事業者が工夫を凝らしたポイントや開発の苦労を語った。同社は2024年5月、石巻市から同町尾切に新築移転。看板商品「森林どり」を生産する県内唯一の大規模ブロイラー工場で、関連産業への波及が期待されている。これを受け、遠田商工会が特産品開発を企画した。経営支援課長の千葉泰之さん(42) は、農業主体から「トリのまち」への可能性を探り、鶏肉を使ったブランド製品を売り出している岩手、青森両県の先進地を視察。市場調査や宣伝を工夫し、短期間で認知を高める確信を得たという。説明会を経て事業に参加したのは同町のほか美里町の計18事業者。中小企業の相談所「県よろず支援拠点」と連携し、開発支援や個別相談会を推し進めたほか、昨年1月には一般向けにお披露目イベントを開催した。試食会に並んだのは、鶏肉のうま味を生かしたカレーやマーボー、ハンバーガーなどで、変わりどころでは押しずしや小麦粉の生地に合わせたものもあった。出席した13事業者が開発の狙いや経営上の課題を説明した。
AI活用し業務効率化
大崎市は6日、行政向けに生成AI(人工知能)を提供する東京都港区のスタートアップ企業、Polimill(ポリミル)と連携協定を締結した。市は、同社が開発した行政支援AI「コモンズAI」を導入し業務の効率化推進に取り組んでおり、同社はAI活用の職員研修など、市は改善点のアドバイスなどをそれぞれ行う。「コモンズAI」は、法令や議会答弁を調べたり、文書作成などを自動で行うことができ、同社は一定の条件で無償提供している。国の機関や全国約7000の自治体が導入しており、県内でも15自治体が取り入れている。連携協定を結ぶのは大崎市が東北地方では最初という。市役所で行われた締結式には、同社の伊藤あやめ代表取締役CEO(最高経営責任者)と谷口野乃花代表取締役COO(最高執行責任者)が訪れ、2人と伊藤康志市長が協定書に署名した。
大崎エリアの仲間たち作品展
パソコンソフトで描いた絵や油彩画などさまざまなジャンルの創作活動に打ち込んでいる人たちの作品を集めた「大崎エリアの仲間たち作品展」が、美里町近代文学館で開かれている。大崎タイムスなど後援。15日まで。4回目となる今回出展したのは70歳代を中心とする14人。パソコンソフトで描画したデジタル画特有の鮮やかでくっきりした色使いの女神、神の使いとされる白蛇を墨の濃淡を生かし幻想的に描いた水墨画、デコパージュやパッチワークなど約100点を並べた。
農業の労働力確保へ
担い手減少が深刻な農業分野で「1日バイト」などを雇う際の労務管理について学ぶ研修会が3日、美里町の新みやぎ農協みどりの統括事務所で開かれた。農業者ら約20人が参加し、多彩な人材を活用するための手法や注意点に関し見識を深めた。社会保険労務士で、「すずき労務経営コンサルタンツ」(仙台市)代表の鈴木大輔さんが講演。「農業法人の近年の課題で資材コスト上昇に次いで多いのが労働力不足」と指摘し、外国人や障害者、主婦、高齢者のほか、副業希望者や旅行者といったさまざまな人材の活用をポイントに挙げた。

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