2026/03/03


感謝を伝え新たな道へ

 3月は卒業シーズン。大崎地方の高校では1日、一斉に卒業式が行われた。進学や就職とそれぞれの道に向かって歩む生徒たちは、恩師や家族、仲間たちへ感謝を伝え、自信と勇気を胸に学びやを巣立った。古川高の第78回卒業式は同校第1体育館で執り行われ、卒業生227人が出席。保護者や在校生、同窓会員らが見守る中、6クラスの学級委員が代表して野中淳校長から卒業証書を受け取った。野中校長は式辞で、三つの言葉「不安は成長の証し」「自ら考え判断すべし」「夢を育める社会環境をつくり上げよう」をはなむけの言葉として卒業生に贈った上で、「進学や就職はゴールではない。質実剛健の精神で、日本の新たな未来をつくり出してほしい」と激励した。これに対して卒業生を代表し、阿部美斗さんが答辞。「最高の仲間に出会えて、3年間、切磋琢磨できた」と高校生活を振り返り、「今後の人生に模範解答や合格ボーダーはないが、失敗を恐れず挑戦し続ける」と誓った。

草木染の手織り着物

 加美町の「はた織伝習館」染織教室の生徒による「山里の染めと織り展」が同町字南町のギャラリー、工藝藍學舎2階で開かれている。植物染色で仕上げた糸と手機で制作した着物や衣服などが展示され、来館者の目を引き付けている。7日まで。同町はかつて、稲作と並んで繭の生産が盛んだった。同伝習館は、養蚕農家の女性らが伝えてきた織物の歴史や文化を学ぶ施設。ことし開館30年を迎え、これまで学んだ受講生は400人を超えるという。染織教室は同町の染織家、笠原博司さんを講師に毎年4~11月に開講。1年目の基礎科で染織の文化などを学び、2年目の研究科で草木染の着物を制作する。同ギャラリーでの作品展は、今回で5回目。両科合わせて26人の作品を展示。濃紺の藍染め、スモモやサクラ、ウメ、ヤマボウシの実、クワの葉など身近な草木の染料から生み出された淡いピンクやもえぎ色、深みのある茶色など自然の温かみを感じさせる着物や衣料が並んでいる。

目指せタイムス社杯

 第28回大崎タイムス社杯争奪ママさんバレーボール親善大会(大崎タイムス社主催、大崎市ママさんバレーボール連盟主管)は8日午前9時から、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれる。出場するのは前回より3チーム多い14チーム。仙台圏からも初出場チームが加わり、優勝杯を目指し熱戦を繰り広げる。出場チームの代表者会議が2月26日、大崎市地域交流センター・あすもで開かれ、組み合わせが決まった。代表者会議では、本社の尾形桂五事業部長が各チームを激励。続いて組み合わせ抽選を行い、各代表がくじを引いて対戦相手が決まった。選手宣誓はフェニックスが引き当てた。同連盟の三戸部国子会長は「ミラノ・コルティナ冬季五輪の熱気が冷めやらない中、本年度最後で、ことし初となる大会を明るく元気に楽しみたい」と話している。

 

「昨夏のような渇水ない」

 昨年末から雨と雪が例年と比べ少ない傾向を踏まえ、北上川下流河川事務所は2月27日、報道機関を対象にした説明会を石巻市の同事務所で開いた。今後半年間の予想降水量が平年並みとする予報を踏まえ、「現状が直ちに水不足につながるわけではない」として、住民に対し節水を求める事態には至らないとの見通しを示した。説明会は、全国的に少雨、少雪が続き、昨夏のような渇水に対する懸念が高まっているのを受けて開催。仙台管区気象台と同事務所、鳴子ダム管理所、県の担当者が気象や河川、ダムの現状と平年との差について説明した。3~8月の予報では、東北地方太平洋側の降水量はほぼ平年並みとしている。これらを踏まえ、北上川下流河川事務所の畑山作栄所長は「31年ぶりだった昨夏のように直ちに渇水に見舞われることはないとみている」と説明した。鳴子ダム管理所の小嶋光博所長は、鳴子ダムで例年、5月の大型連休にかけて満水(貯水率100%)に達することを紹介。「すだれ放流」を経て貯水位を徐々に下げ、7月からの出水期に備えていることに触れた。

 

素晴らしい花火大会に

 大崎地方の夏の風物詩「おおさき花火大会」(8月1日予定)に向けた第1回実行委員会が2月26日、古川商工会議所で開かれた。主催するおおさき青年会議所(JC)のメンバーが集まり、物価高騰に伴う経費削減と開催規模維持の両立、会場の一部変更などで意見交換した。花火大会は2009年、大崎地方の青年企業者らでつくるおおさきJCが、一時途絶えていたものを復活させた。「おおさき古川まつり」の前夜祭として、大崎市古川渕尻の江合川河川敷を会場に毎年約5000発を打ち上げている。おととし、昨年と花火価格や警備費の値上げに直面。市民や企業から協賛金を募るなど会員一人一人が資金集めに奔走し、通常通りの開催にこぎつけた。ことしのメインテーマは「き ら り-無邪気な輝きを永遠に-」。