2026/02/23


冬山遭難の救助訓練

 古川署、鳴子署、加美署と県山岳遭難防止対策協議会(県山遭協)鳴子、加美両支部救助隊は21日、冬山遭難に備えた合同の捜索救助訓練を大崎市鳴子温泉のオニコウベスキー場で行った。5団体から合わせて35人が参加し、雪に埋まった人の救助手順や道具の使い方などを確かめた。この日は、全国的に多発しているバックカントリースキー中の遭難事故を想定。参加者は歩行練習を兼ねスノーシューを履いて現場へ向かい、雪庇の高低差を利用して穴を掘り、1・5㍍ほど上から「ゾンデ棒」を雪に突き刺して穴に入った人や装備、遺留品の感触を確かめた。続いて、位置情報を頼りに送受信機「ビーコン」を捜索。機動隊員が誰にも知らせずに遭難者に扮しており、参加者は掘った雪の下から現れた人間に驚きながらも「要救助者発見」と声を上げ、助け出していた。

貴重な在来種守ろう

 「水辺の自然再生ミニシンポジウム・地域研修会」が14日、大崎市鹿島台の尾梶会館で開かれた。主催したシナイモツゴ郷の会(同市鹿島台、高橋清孝理事長)を含む各種団体が、貴重な在来種を守る取り組みの成果を紹介し、今後の方針について話し合った。絶滅危惧種のシナイモツゴやゼニタナゴの生息環境保全に取り組んでいる同会。独自に開発した「小型ザリガニ連続捕獲装置」と、地元のマルヒ食品、南郷高と共同開発した小型ザリガニのビスクスープを紹介した。アメリカザリガニの捕獲装置は全国で利用されているが、大きく重い。そこで同会は昨年、従来比3分の2の大きさで重量を半分に抑えた改良版を試作。小型ザリガニの捕獲量は従来機の2~4倍に上ったという。

「Madena」最高賞に

 国際的な日本酒品評会「ミラノ酒チャレンジ2025」(昨年6月、イタリア)で、大崎市松山の酒蔵会社一ノ蔵の「Madena(マデナ)」が最高賞の「パルミジャーノ・レッジャーノ マニフィカ賞」に輝いた。県内の酒蔵で初めての快挙。21日に同社で贈呈式が開かれ、鈴木整社長が賞状を受け取った。酒チャレンジは、日本酒を世界に広めるのを狙いに、酒ソムリエ協会(本部・英国ロンドン)が2019年から現地主催者とともに世界の各都市で開催している。最大の特徴は、各地で活躍する「酒ソムリエ」が審査員を務める点。香りや味わいのほか、現地料理との相性も評価ポイントになるため、現地の市場に受け入れられる可能性を探る好機でもある。同社は5年前から出品を重ねている。今回、テイスティング審査のほか、食べ物との相性を審査する「フードペアリング審査でそれぞれマニフィカ賞に入るなど計4賞の同時受賞となった。

 

「飲酒運転恐るべし」 

 加美署と加美地区交通安全協会はこのほど、合同で飲酒運転根絶ステッカーを製作した。19日は酒類を提供する飲食店を通じて啓発してもらおうと、加美地区飲食店組合(金村文彦組合長、加盟店49店)に配布した。ステッカーは一辺10㌢の正方形。黄色い市松模様をバックに、「飲酒運転恐るべし」のタイトルと、イラスト化された同署の熊谷昌洋交通課長をデザイン。中央に配した巻物には「飲酒運転で失う六つの宝」として、「命」「家族」「仕事」「社会的信用」「運転免許」「お金」を挙げ、注意を促している。200枚製作した。この日は加美町のサンパレスマルトで開かれた同組合の暴力団追放および交通関係研修会の席上、交付式を実施。同署の古澤英幸署長が金村組合長にステッカー100枚を手渡した。

 

発達障害について学ぶ

 大崎地区医師会連合会と宮城労働基準協会の選出委員でつくる大崎産業保健推進協議会(近江徹廣代表幹事)は18日、研修会を大崎市古川のグランド平成で開き、発達障害がある従業員に対する事業者の理解と対応について学んだ。

 宮城産業保健総合支援センター産業保健相談員の今村泰章さんが講話。プライドの高さなど障害のタイプに応じた対応について「当人の生産性を踏まえて指導を試みるか雇用を見直すか対応が分かれる」とした。「当人の自覚を促すのに有効な策」として挙げたのが、上司や部下、同僚らなど複数の視点で対象者を評価する「360度評価」。「他者の目で等身大の自分が分かればショックを受ける一方、改善につながることが多い」と指摘した。