2026/02/20


放任果樹の伐採始まる

 大崎市は18日、クマ被害対策の一環で、管理されていない「放任果樹」の伐採を始めた。クマを呼び寄せる可能性が高い人里近くの果樹を切り、生活圏への出没を防ぐ取り組み。初日は岩出山中で安全祈願祭も執り行い、関係者が業務中の無事故、無災害を祈った。本年度はクマの出没にとどまらず、人身被害や農作物被害も全国的に多発。大崎市でも秋から年末にかけて目撃が相次ぎ、昨年10月には市民がクマに襲われて負傷したり、庭につないでいた飼い犬が連れ去られたりする被害が起きた。これを受け市は10月から12月まで緊急事態宣言を発令し、独自の取り組みとして伐採を希望する放任果樹を土地所有者から募集。このうち、住宅や事業所、作業場に近いクリやカキなど約1800本が伐採の対象となった。人が普段いない空き家近くの果樹や実のならない樹木は含まれない。

「その振り込み、詐欺かも」

 鳴子署は17日、特殊詐欺被害の未然防止に役立ててもらおうと、同署オリジナルキャラクター「こけたまちゃん」の着ぐるみを岩出山郵便局に設置した。センサー付きの装置を取り付けてあり、利用客に自動音声で注意を呼び掛ける。同署管内の6郵便局は同日、特殊詐欺などの被害防止に努める「誓約書」を同署へ提出。着ぐるみの設置は、これを受けて同署が郵便局へ提案した。着ぐるみは、大崎市鳴子温泉で開かれる「全国こけし祭り」で、温泉街を練り歩くはりぼてこけしを参考に、同署の菅原貴弘署長が休日を利用して手作りした〝力作〟。高さは約2㍍あり、これまで管内各地のイベントなどに出張していた。センサーで利用客を感知すると、「ちょっと待って。その振り込み、詐欺かもしれませんよ。家族や窓口に相談してください」と自動音声が流れる。音声は鳴子温泉出身、在住の歌手、遊佐夏子さんが吹き込んだ。

議員のハラスメント予防

 議会議員と自治体職員間で起きやすいとされ、地方議会でも課題になっているハラスメント(嫌がらせ)。涌谷町議会(大泉治議長)は12日、防止に向けた研修を町役場で開いた。弱い立場の人に対するハラスメント(パワハラ)や性的嫌がらせ(セクハラ)を起こさないための心構えや発生しやすい素地について、専門家の話を通して議員全13人が学んだ。同議会は昨年12月、議員発議の議員政治倫理条例を可決、施行している。3月議会には、ハラスメント防止条例案を議発で上程しようと審議を進めている。講師を務めたあやめ法律事務所(仙台市)の神坪浩喜弁護士は「職場の上下関係からハラスメントが起き、被害者の心に傷を与える。『冗談のつもり』『指導のつもり』といった行為者の主観は当てにならない」と指摘。「ありがちなのが相手との信頼関係を高く見積もり、行為に至るケースで、『嫌なら嫌と言ってくれればいいのに』と考えがちだ」と訴えた。

 

避難計画を住民に説明

 美里町は14日、原子力災害を想定した避難計画についての説明会を、町中央コミュニティセンターで開いた。計画策定から来月で10年になるのを控え、職員が避難の手順やポイントを改めて説明し、住民の協力を求めた。同町南東部の小島地区(1月1日現在30世帯93人)は、東北電力女川原子力発電所の半径30㌔圏内に含まれ、原発事故の事態進展に応じ屋内退避や段階的避難などの措置を取る「緊急防護措置準備区域」(UPZ)に当たる。町は、東日本大震災から5年後の2016年3月に避難計画を策定。町独自に「脱原発宣言の町」として女川原発の再稼働を容認しないほか、防護措置対象を小島地区に限らず町内全域としている。全町挙げての避難を要する場合に備え、16年に広域避難に関する覚書を山形県最上地方8市町と締結。17年には、石巻市の広域避難民を受け入れる協定を同市と交わした。

 

スポーツ鬼ごっこ体験

 「スポーツ鬼ごっこ」の体験型ワークショップが15日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。参加した小学生30人は5~6人でチームを編成し、頭と体を思い切り使い、息を弾ませて楽しんでいた。スポーツ鬼ごっこは、2チームに分かれ、相手陣地にある宝(トレジャー)を制限時間内に奪い合う競技。トレジャーを多く獲得するには、チームワークと戦略が求められる。愛好者の年齢は幅広く、全国大会もあり、授業に取り入れている小学校もある。現在、県内では2チームが活動しているという。スポーツ鬼ごっこの体験型ワークショップは人気が高く、同センターが開くのは3回目。スポーツ鬼ごっこ2級ライセンスを持つ佐々木拓真さんが講師を務めた。ゲーム開始直後は児童たちの動きが硬かったものの、待ち時間を利用した作戦会議で他チームの戦いぶりも参考に独自の戦術を模索し、徐々に白熱。相手の守りの隙を突いてトレジャーを奪ったり、一気にスピードを上げて攻めたりと、初対面のチームメート同士とは思えない連携プレーも飛び出し、会場は熱気に包まれた。

 

国籍超え親睦深める

 第17回栗原市国際交流フェスティバル(同市国際交流協会主催)が15日、市若柳総合文化センターで開かれた。140人余りが参加し、海外の文化に触れる講演やアトラクションを楽しみながら国籍の違いを超えて親睦を深めた。市内には、主催者が把握しているだけで800人以上の外国人が暮らしているという。フェスティバルはそうした外国人と交流を深めるとともに、将来的な定住を目指そうという取り組み。母国の民族衣装で来場した人もおり、会場を華やかに彩っていた。ベトナム出身のブオン・ティー・ドアン・トゥーさんは料理やスイーツにも使われるハスの花について、インドネシア出身のアニコ・バトウバラさんは多文化共生について、それぞれ流ちょうな日本語で講演。また、和太鼓演奏やカラオケ大会、日本語学校の生徒によるダンスのアトラクションで盛り上がった。