2026/02/19


節目飾るハーモニー

 美里町合併20年を記念した音楽祭「兆し」が15日、町文化会館で開かれた。町の次代を担う小中学生を中心とするさまざまな世代の住民らが演奏を披露し、古里の大きな節目を飾った。同館(早坂美名子館長)が主催したもので、大崎タイムスなど後援。町内の小中学生や高校生、太鼓・ダンスサークルのほか、町外のスポーツクラブやすずめ踊りサークルなど9団体が出演した。昨年4月に開校した美里中の吹奏楽部員らでつくる「美里サウンズ」は、小牛田農林高吹奏楽部と共演。総勢40人が織りなすハーモニーと音の厚みで聴衆を魅了した。童話「オズの魔法使い」をテーマとした南郷小マーチングバンドの演奏、演技も会場を沸かせた。

下伊場野小で閉校式

 本年度限りで35年の歴史に幕を下ろす大崎市下伊場野小(児童数8人)の閉校式が14日、同校であり、児童と学校関係者、地域住民らが学びやへの感謝と惜別を胸に刻んだ。旧松山町時代の1991年、児童数93人で開校。全校田植え、校舎に近い鳴瀬川でのサケ稚魚放流やカヌー体験など、地域ぐるみの教育活動で住民に親しまれる存在に。一方で少子化に伴う規模縮小に歯止めがかからず、現在3学級(単式、複式、特別支援各1)。再編準備が進んでいた。全校児童の力強い太鼓演奏で始まった閉校式。あいさつで、伊藤康志市長は「学びやで培われた家族や地域への愛、友情は多くの人の胸に刻まれ、これからも脈々と受け継がれていく」と語り、佐藤英知校長は「児童数の少なさを〝弱み〟でなく、一人一人に寄り添った教育と、一人一役以上の経験ができる〝強み〟と捉えてきた。下伊場野小に関わる全ての皆さん、ありがとう」と力を込めた。校旗返納のセレモニー後、児童代表の佐藤弓真さん(6年)が「閉校してもここで学んだこと、ここで結ばれた絆、ここで育んだ思い出は決してなくなりません。本当にありがとう下伊場野小。ずっとずっと忘れないよ」と別れの言葉を述べた。

特殊詐欺 水際で防ぐ

 鳴子署、遠田署、加美署管内の郵便局計22局は17日から18日にかけ、「特殊詐欺等被害防止に関する誓約書」を所轄署に提出した。手口が巧妙化し、被害額も悪化の一途をたどる特殊詐欺やSNS型詐欺の被害を水際で防ごうと、地域に密着した金融機関として各局が誓いを新たにした。警察庁が12日に発表した資料によると、全国における昨年の特殊詐欺認知件数は前年比6715件増の2万7758件。被害額はほぼ倍増し、約1414億2000万円に上った(いずれも暫定値)。このうち、現金自動預け払い機(ATM)やインターネットバンキングで金をだまし取る振込型が件数、額ともに約6割を占めた。一方、郵便局員が水際で被害を食い止めた事例も少なくない。大崎地方では2025年9月、鹿島台郵便局員がスマートフォンで通話しながらATMを操作する利用客を説得。24年5月には川渡郵便局員が慌てる利用客を落ち着かせ、還付金詐欺被害を防いだ。こうした状況を受け、ゆうちょ銀行を運営する日本郵便はことし、誓約書を所轄の警察に提出する取り組みを全国で始めた。高い意識で詐欺被害の未然防止に努めるのが狙いで、誓約書には「被害に遭うおそれのある人に対し、適切な助言や呼びかけを行う」など五つの宣言を盛り込んでいる。

 

「笑いは脳の活性化に」

 落語家の林家三平さん(55)が13日、大崎市古川のアインパルラ浦島で「笑いと健康」と題し講演した。笑うことが脳の若返りにつながることを紹介したほか、昨年12月に亡くなった母親の生きざまに触れ、聴衆を笑いと感動の渦に巻き込んだ。大崎法人会(早坂竜太会長)が新春講演会として開催。会員と一般市民約120人が集まった。三平さんは「ニンジンさん、シイタケさん、ゴボウさんをかき混ぜて」などと歌いながら交互に突き出したこぶしをグーやパーにする体操を披露。「毛細血管に酸素を送り込み、血流が改善され、脳の活性化につながる。1日3回やってみてほしい」と呼び掛けた。また、母で作家の海老名香葉子(えびな・かよこ)さん(1933~2025年)について紹介。初代林家三平一門のおかみとして約680人の弟子の面倒を見た半生に触れ、「母が残した言葉のうち、『しつけは押しつけではいけない』がある」と述べた。

 

2種目に19チーム熱戦

 「第48回大崎市古川家庭バレーボール協会会長杯大会」が15日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれ、ゴムボールの部は同市古川の宮沢クラブ、ビニールボールの部は東松島市のALPHAがそれぞれ優勝した。家庭バレーボールは、農業従事者の腰痛改善や体力づくりを目的に、1950年代に旧一迫町で考案されたとされる。同協会(佐々木俊彦会長)は健康増進と家庭バレーボールの普及を目的に、年間5大会を開いており、本年度は協会長杯が最後。大崎タイムスなど後援。8人制の大会で、大崎地方と栗原市、東松島市からゴムボールの部に5チーム、ビニールボールの部に14チームが出場。このうちビニールボールの部では、軽いボールに選手たちが悪戦苦闘する姿も。空気抵抗を受けてすぐ失速したり、大きくカーブを描いたりするボールを懸命に追いかけていた。

 

心に伝える話し方

 大崎市古川出身の役者、劇作家、演出家の高泉淳子さんが主催する話し方教室「心に伝える話し方」が15日、大崎市地域交流センター・あすもで開かれた。ことし最初の教室となったこの日は、県内から男女8人が参加。講話を聞いた後、朝食にお勧めするご飯の紹介や、日本のあいさつについての文章を朗読した。「表現することは、役者も音楽家も一般の方も変わりない。うまい、下手もない。自分が今持っている全てを使って丁寧に話すことが大切」と高泉さん。参加者たちはアドバイスを受けながらテンポや語尾、強弱などを意識して読み、次第に文面の言葉を自分の言葉に洗練させていった。