2026/02/17


藍栽培から染色まで

 

 県立支援学校小牛田高等学園(菅原幸史校長)の生徒が手掛けた藍染め作品を並べた「コゴタブルー展」が、美里町近代文学館で開かれている。自然素材による深みのある作品群が、訪れた人たちを魅了している。22日まで。自己表現力を高める美術科授業の一環で、全校生徒63人が昨年4月に約800株の藍を校内の農園に植えた。同7月から9月まで4度にわたり葉を収穫し、水に漬け込むなどして染料を抽出。白い布を染料に浸し、美しい幾何学模様を表現した。展示会では、学年別にさまざまな手法で染め上げた作品約200点を紹介。布に載せた藍の葉をハンマーでたたいて染めた「たたき染め」や、棒に巻き付けて染めて雲のような模様を浮かび上がらせた「群雲絞り」が並ぶ。3年生が来月の卒業式向けに制作した卒業証書ホルダーもある。

 

特殊詐欺に気を付けて

 増加する特殊詐欺被害を未然に防ごうと、大崎市の岩出山地域防犯協会岩出山支部(阿部康雄支部長)と鳴子署は13日、岩出山郵便局で啓発活動を行い、年金受給の手続きに訪れた高齢者らにチラシを手渡し、注意を促した。啓発活動は、詐欺のターゲットになりやすい高齢者に焦点を当て、年金支給日に合わせて実施。支部員4人と岩出山交番の警察官ら鳴子署員4人が郵便局の入り口前に立ち、訪れた人たちに「特殊詐欺に気を付けて」と声を掛けながらチラシを配布した。チラシを受け取ったお年寄りたちは「ご苦労さまです。(特殊詐欺は)本当に困るね」と会員らの取り組みに感謝。「知らない電話番号からよくかかってくる」と署員に相談する姿も見られた。

 

大崎市長選 市議の鹿野氏「前向き」

 任期満了に伴う大崎市長選(4月12日告示、19日投開票)を巡り、自民党県連古川支部は15日、支部副幹事長の鹿野良太市議(48)に立候補を要請した。鹿野氏は取材に対し「大変光栄。前向きに検討したい」と語り、議会終了(今月27日)後に態度を表明する構え。鹿野氏は同市古川出身。東北福祉大卒。劇団員、銀行員を経て2018年の市議選で初当選。22年の市議選でトップ当選し、現在2期目。今回の要請について「歴史ある古川支部の決定を大変深く、重く受け止めている。家族、後援会、支援者としっかり相談し、結論を出す」と述べた。

 

イータックス活用を

 所得税の確定申告が16日に始まり、古川商工会議所では国税電子申告・納税システム「e-Tax(イータックス)」による申告セレモニーが伊藤康志大崎市長や税関係団体、商工団体代表者らが出席して行われた。

 イータックスは国税庁が運営するオンラインの税務手続きシステム。スマートフォン(スマホ)などで確定申告などを自宅、オフィスなどから行うことができる。古川税務署(高橋富江署長)によると、2024年所得税の県内の申告者約38万6000人。このうち約75%がイータックスによる申告だったといい、スマホのマイナンバーカードを利用し読み取りが不要となる機種が増えるなど、利便性向上が図られている。セレモニーはイータックスの利用促進や普及を目的に、大崎地区税務関係団体協議会(会長・村田秀彦古川商工会議所会頭)が開催。古川税務署の職員など関係者を含め20人ほどが出席した。村田会長らがそれぞれ作成した申告書のデータを、スマホやタブレットを操作して送信した。

 

確定申告スタート

 2025年分確定申告の受け付けが16日始まった。古川税務署は、スマートフォン(スマホ)を使って自宅などで手軽に申告できる国税電子申告・納税システム「e−Tax」(イータックス)の活用を呼び掛けている。納税者のスマホとマイナンバーカードを使った「スマホ申告」を推奨していて、税制改正にも対応し、自動計算で24時間利用できる。インボイス発行事業者は売り上げにかかわらず消費税の確定申告が必要となる。申告・納付期限は、所得税や贈与税が3月16日(振替納税の振替日は4月23日)、個人事業者の消費税などは同31日(同30日)、延納分は6月1日。国税庁ウェブサイト内「確定申告書等作成コーナー」で案内に従い金額などを入力するだけで申告書を作成できる。アプリ「マイナポータル」と連携させると、医療費やふるさと納税、生命保険料、社会保険料などの各種控除や給与所得のデータを一括取得し、申告書に自動入力できる。

 

マイクラで謎解き

 AIやオンラインを取り入れた授業、プログラミング学習に取り組んでいる塾「カラフル学舎」(大崎市古川、加藤みつる代表)は11日、マインクラフトを使った謎解きイベントを開いた。参加した子どもたちは頭をフル回転させ、物語に仕組まれた謎に挑戦した。マインクラフトは、仮想空間の中で冒険やものづくりを楽しむゲーム。通称「マイクラ」と呼ばれ、小学生の間で爆発的な人気を誇っている。プログラミング言語や論理的思考、主体性などを養う効果が期待できるといい、教育の面でも注目を集めている。この日は午前と午後の2回行われ、合わせて70人が参加。子どもらは一組ずつ真剣な表情でパソコンに向かい、八つの謎解きに挑戦。どれも決して簡単ではないが、絶妙なタイミングで主催者スタッフが出すヒントを参考に問題を解き、計60分間、物語の世界を全力で進んでいった。

 

ガン類の北帰行始まる

 飛来したガン類が日中どこで過ごしているかを調べる「フライングギース」が6日から3日間、宮城県北から岩手県南にかけて行われた。その結果、ガン類がシベリアなどの北方へ戻る北帰活動が始まっていることが確認された。調査は、県のガンカモ類生息数調査を補い、生態研究などに役立ててもらおうと、大崎市田尻蕪栗の農業、齋藤肇さんが20年ほど前に始めた。各地の有志約30人と共に、毎年11月から2月まで4回実施。今季最後の今回は、南北が仙台市から岩手県奥州市まで、東西は石巻市から加美町にかけての計23カ所で行った。6日は蕪栗沼、伊豆沼、内沼から朝に飛び立ったマガンが18万7389羽だったのに対し、日中分布調査で確認されたのはエリア全体で10万4564羽だった。齋藤さんは朝と日中の差の捕捉率が56%と低かったのは、飛び立ちと北帰が重なったためとみている。