大崎医療圏の連携強化
大崎市民病院(同市古川穂波)敷地内に2027年度開設を目指す地域医療連携拠点施設の安全祈願祭は1月30日、現地であり、自治体と医療関係者、工事業者らが無事故無災害での完工を祈った。同市と色麻、加美、涌谷、美里各町の大崎医療圏で結んだ「医療提供体制の確保に係る連携協約」(23年10月)に基づく整備事業。工事費約35億円。自治体の枠を超えた〝命を守るとりで〟として▽夜間の初期救急集約▽新興感染症への対応▽遠隔医療と地域医療の人材育成-などを担う。施設は耐震構造の鉄骨造3階建てで延べ床面積2912平方㍍。隣接の市民病院と連絡通路でつなぐ。1階に夜間救患センターと感染症対応スペースを備え、2階が事務室と当直室、研修や実習を行う3階には「オンライン診療室」も置く。1階部分には院内感染を防ぐ動線的な工夫も施した。
地場産の「駅酒三本木」
〝オール三本木産〟の日本酒「駅酒(えきしゅ)三本木」が7日、大崎市の道の駅三本木やまなみで発売される。商品企画から原料米生産、醸造まで三本木地域を挙げて造られた。全国的にも珍しい、無農薬米を100%使った1本で、フルーティーな香りが楽しめるという。コロナ禍で打撃を受ける中、オリジナル商品の開発、販売を通して地域活性化も図ろうと、同道の駅を運営する三本木振興公社(荻野信男社長)が企画。無農薬米栽培を40年以上実践している小関俊夫さん(77)や、世界酒造ランキング1位を4年連続受賞した「新澤醸造店」(新澤巖夫社長)、若者団体「三本木未来会議」(宍戸孝裕代表)らが原料生産や醸造、ラベルデザインを手掛けた。
空き家の有効活用へ
涌谷町は1月30日、空き家対策に関する連携協定を2社と交わした。少子化などで増え続ける一方で買い手がつきにくい空き家を買い取ってもらい、流通させることで町の住環境改善につなげる。国の住宅土地統計調査(2023年)によると、町内の空き家は680戸だが、町の空き家バンクに登録しているのは現在12戸にとどまる。空き家バンクは2017年に始めた。町によると、年間1~2人が物件を申請、登録しているが、相続が済んでいて家財道具を処分していることなどの条件が障害となり、伸び悩んでいる。成約についてもこの8年ほどで十数件にとどまり、多くは随時値下げしても購入に向けた動きはほとんどないという。協定の締結先は、いずれも地方の〝訳あり〟物件を含め空き家を再生、再流通させる事業を展開している「アルバリンク」(東京都)と「ネクスウィル」(同)。両社は、相続が済んでいなかったり家財道具が残されたりしている物件も扱っている。
茶話会で住民交流
大崎市古川李埣地区の住民向け茶話会「お茶っこ会李会」が1月30日、地元の富光寺会館で開かれた。参加者はレクリエーションを楽しんだり、「みやぎポイント」(みやポ)の取得手続きをサポートしてもらったりして充実したひとときを過ごした。この茶話会は、笑いが絶えない時間を共有し顔が見える関係を深め、安心して暮らせる地域づくりにつなげようと、20年以上続いている息の長い取り組み。毎月30日という開催日の覚えやすさもあって参加者は多く、この日も50人ほどが参加した。レクリエーションを担当したのは、古川農協女性部中央支部ミニデイサービス「ひなたぼっこ」。ひなたぼっこはJA助け合い組織「にじの会」の協力で支店ごと年2回、集会所などへ出向き、非農家を含め多くの市民とふれあい、距離を縮めている。今回は牛乳パックや折り込み広告を使ったゲームで会場を沸かせた。みやポの取得は、市産業商工課職員が担当。参加者と一対一で向き合い、取得方法をゆっくり助言していた。住民が披露した獅子舞にも、盛んな拍手が送られた。
早朝から恵方巻作り
節分に商売繁盛や無病息災などを祈り食べる太巻きずし「恵方巻」。大崎地方のすし店は3日、朝早くから注文に応じて巻きずし作りに追われた。大崎市古川の君鮨(千葉君夫親方)では、同日午前6時から千葉さん(77)ら従業員6人が出て作業を開始。のりにささ結(むすび)を使ったシャリを載せて広げ、前日中に仕込んだかんぴょうや卵焼きなどの具を並べて巻き込んだ。この日は、正午前から注文客が次々に訪れ、パックに入った恵方巻を受け取っていた。

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