珍しい瓦製も
旧仙台藩領で「かまどの神」「家の守護神」としてまつられていた面「カマガミ」(釜神)。珍しい瓦製のカマガミを集めた展示会が大崎市松山ふるさと歴史館で開かれている。かつての風習のほか、県内の瓦産業を支えた松山地域の一面を今に伝えている。23日まで。カマガミは宮城県北部から岩手県南部にかけ、かまど近くの柱や壁にまつられた。多くは木製と土製で、決まった様式はなく、作り手(左官、木造建築職人)によって目鼻の大きさやバランスはさまざまだったが、仏神「三宝荒神」に材をとり、大きく見開いた目や真一文字の口を特徴としたものが知られる。松山地域は昭和40年代まで瓦製造が盛んで、1945(昭和20)年ごろには県内で生産される瓦の7割を製造していたとされる。瓦製のカマガミは、鬼瓦などを手掛けていた職人によるものとみられる。
豆まきや恵方巻き作り
2月3日の節分を前に、加美町宮崎公民館などで1月31日、恵方巻き作りや工作、豆まきなど節分イベントが行われ、親子ら約30人が日本の伝統行事に親しんだ。保育士や子育て事業に携わった人たちで構成する地域の子育て支援団体「子育て応援すまいる」(西塚浩恵代表)が実施。同団体は、子育て世代に情報共有の場を提供して社会的孤立を防ぐことなどを目的に、7年前から季節行事やベビーマッサージといった親子向けの催しを行っている。今回のイベントは、節分を知り、親子や友達と一緒に楽しいひとときを過ごしてもらおうと、宮崎公民館(阿部千寿子館長)、市民団体「みんなの食堂」(佐藤博子代表)と提携して企画。2歳以上の子どもとその保護者らが対象で、参加者たちは色画用紙や毛糸、厚紙などで鬼の面のバッグを作ったり、節分の絵本の読み聞かせを行ったりしたほか、豆まき、恵方巻き作りも体験した。
厚労大臣表彰受ける
大崎市三本木の「福祉施設百才館後援会ボランティア部会」(三浦幸治部会長、会員約130人)が厚生労働大臣表彰を受けた。特別養護老人ホーム百才館利用者のほか、利用者家族を支える奉仕活動を約20年にわたり続けてきたことが認められた。同部会は2007年、百才館後援会(三浦幸治会長)発足とともに設立。現在はデイサービス、ホッとサロンの2部門で、それぞれ年間平均約300人が日々さまざまなボランティア活動に取り組んでいる。デイサービス部門は、利用者の身だしなみや食事の支援、レクリエーション活動、話し相手を務め、活動日数は年間平均300日前後に上る。ホッとサロン部門は同約30日間、三本木地域の介護者を対象にお茶のみ会や介護・暮らしに関するミニ講座、相談、行事支援に取り組んでいる。
合同で安全運転啓発
1月15日から16日にかけて大崎市内で2件の交通死亡事故が相次いで起きたことを受け、古川署と鳴子署は同29日、同市岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」で合同の街頭活動を行った。両署管内の交通安全関係団体が、ドライバーや道の駅利用客に注意を呼び掛けた。15日夕方の事故は大崎市田尻の市道であり、道路を歩いていた歩行者が乗用車にはねられた。16日朝の事故は同市岩出山下野目の市道で、トラックが横転し、車外に出ていた運転手が後ろから来た大型トラックにはねられた。この日は古川、玉造両地区の交通安全協会や地域交通安全活動推進委員協議会などから50人余りが参加。犠牲者に黙とうした後、「めざそう交通事故死ゼロ」「歩行者に注意」などと書かれたのぼりを持って道の駅近くの交差点沿いに立ち、道行くドライバーに向けて注意喚起した。
地域産業界に貢献を
一迫商業高の生徒が地域や事業所と連携して1年間取り組んできた栗原版デュアルシステムの報告会が1月28日、栗原市一迫ふれあいホールで開かれた。ハプニングにも全員で向き合った活動の集大成で、栗原西中の生徒たちも真剣に聞いていた。栗原版デュアルシステムは、地元の産業界と連携し、職業人として地域社会に貢献できる人材を育成する取り組み。1年生は報告会を聴講し、2年生はインターンシップを体験、3年生は▽年間20日程度の企業実習▽地区内での販売実習▽地元企業と連携しての起業家研究-のいずれかを選択する。2005年度に文部科学省から研究指定を受けた。2年生は暮らしや人生に深く関わるさまざまな現場で働き、「介護は利用者の人生に触れる仕事」「技術力だけでなく、働く環境が優れた製品を生む」と発表。3年生の企業実習班では目指す職業が明確になった生徒がおり、販売実習班は市場調査し商品を仕入れ、岩手県大船渡市へ10万円を超える寄付をした。起業家研究班は地元菓子店の協力を得て、商品開発に臨んだ。
ことしの労災ゼロ誓う
大崎市建親会(髙橋克幸会長)の「大崎市建設工事安全祈願祭」が1月30日、同市古川のアインパルラ浦島で開かれた。会員の建設業経営者らが出席して神事を行い、ことし1年間の労働災害ゼロを誓った。祈願祭には会員と関係者合わせ約70人が出席。神事では同会の佐々木章二副会長が「決意を新たに、労働災害ゼロを実現すべく、全員の英知を結集し一層努力する」とする宣言を神前で読み上げ、伊藤康志市長や髙橋会長らが祭壇に玉串をささげて安全を祈った。

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