2026/01/31


白帯の選手も奮闘

 第48回全国高校柔道選手権大会東北地区大会(東北柔道連盟・東北高校体育連盟など主催)が24、25の両日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で行われた。今大会から「無段の部」が新設され、県予選を勝ち抜いた白帯の選手たちが奮闘した。無段の部は、高校から柔道を始めた段位を持たない初心者に、実力が近い相手との試合を通じて柔道の楽しさ、やりがいを感じてもらおうと設けた。白帯を対象とした公式戦は東北柔道連盟独自の取り組みで、同連盟によると、大阪府などでは順位を決めないオープン形式の大会が開かれている。これまでは白帯が大会に出場しても有段者に手も足も出ず負けてしまい、意欲を失って柔道から離れてしまうのが課題だったという。そこで、モチベーションを維持することで、競技人口の増加につなげたいという狙いもある。

児童生徒の力作ずらり800点

 「第36回古川支援学校児童生徒さくひん展」が29日から、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。障害や発達の段階に応じた支援を受けながら、小学部、中学部、高等部の計224人が日々の学習の中で取り組んだ作品約800点が会場いっぱいに展示されている。2月2日まで。仲間と協力して完成させた達成感、自分を表現し心豊かに過ごせる幸せを創作活動で体験しているという子どもたち。今回の展示内容は、文化祭に匹敵する充実ぶりになった。陶芸や革細工、木工、イラスト入りTシャツ、裂き織りがワンポイントのバッグなどがずらりと並び、尾びれやうろこを子どもたちの小さな手形で描いたこいのぼりも。粘土で作った釜神は力強さの中に愛嬌がある。

新愛称「パレットふるしんホール」

 大崎地域広域行政事務組合は27日、古川信用組合(大崎市古川)と大崎生涯学習センターのネーミングライツ命名権契約を結んだ。4月1日から「パレットおおさき」改め「パレットふるしんホール」の愛称で3年間運用する。初のネーミングライツパートナー募集で、維持管理経費と利用者サービス向上の財源確保が狙い。命名権料は年82万5000円(税込み)。印刷物や公式ウェブサイト、プラネタリウムの投影広告で新愛称を周知していく。

 

声楽1年余りで成果

 古川工業高建築科3年の早坂勇臥さん(18)は、「第5回国際声楽コンクール東京本選」(昨年12月8日、清瀬けやきホール)の声楽高校3年/卒業生部門で8位に入選した。今月は「第31回KOBE国際音楽コンクール」の舞台にも立った。レッスン歴1年余りでの成果で、関係者から注目されている。高校1年のとき、イタリア歌曲に関する音楽の授業で歌声を聞いた担当教諭にコンクール出場を勧められたのがきっかけで、声楽を始めた。2年生で臨んだコンクールを聴いたテノール歌手でボイストレーナーの松尾英章さんにスカウトされ、仙台市へレッスンに通っている。喉の奥を広く開ける天性の発声が、各コンクール審査員や音大関係者から絶賛されている。

 

身近なSLに関心

 大崎市岩出山の城山公園にある蒸気機関車(SL)に関する講話が26日、岩出山小(児童数265人)であった。保存団体の代表から話を聞いた3年生51人は、身近な場所にあるSLの歴史を知り、関心を深めていた。地元について学ぶ総合学習の一環。同公園に静態保存されているSL「C58型」の修繕や保存を担う鉄道文化連結会の大場正明代表理事が講師を務め、SLが戦争中、兵士や軍需物資を運び、機銃掃射の標的になったことや戦後の復興、経済発展に貢献したことなどを解説した。引退し城山公園に運ばれた1973年の場面では、旧岩出山町民の歓迎を受ける車両の映像や写真のほか、SLに「シゴハチさん、本当にご苦労さん」と呼び掛ける歌も紹介。その上で「身の回りにあるものの歴史に目を配り、いろんなことを知って成長してほしい」と子どもたちに呼び掛けた。

 

日本文化に触れ交流

 台湾・嘉義市の中高一貫校、私立輔仁高級中学に通う生徒ら33人が26日、栗原市の一迫商業高生と交流した。身ぶり、手ぶりやスマートフォンの翻訳機能を使ってコミュニケーションを図り、帰り際には記念撮影を楽しみ、別れを惜しむ様子が見られた。昨年6月に開かれた日本政府観光局(JNTO)主催の修学旅行相談会に、栗原市が参加したのが発端。市として教育旅行を誘致するのは初めて。訪れたのは、日本の中学1年から高校2年に相当する生徒ら。多くが国立大への進学を目指し猛勉強中で、民泊して日本文化に触れるとともに、同世代がどんな環境で何を学んでいるのか見聞を広げるのも狙いという。この日は商業科の授業を見学し、昼食時間で日本の生徒との距離を縮めた。午後は弓道部員の説明を聞きながら矢を放つ瞬間を見学したほか、練習用のゴム弓を引き、実際の弓矢にも触れた。体育の授業ではニュースポーツを楽しんだ。