2026/01/29


期日前投票始まる

 第51回衆院選の期日前投票が28日、始まった。超短期決戦となった今回、投票所入場券の発送作業が間に合わず、各市町村の選挙管理委員会は「入場券がなくても投票できる」と呼び掛けている。大崎市選管によると、衆院選の投票所入場券が有権者に届くのは29日以降の見込み。同時に行われる最高裁裁判官国民審査の期日前投票は2月1日からで、同日以前に衆院選の期日前投票を行った場合は国民審査の投票を同日以降に別途実施することになる。市は、市役所本庁舎1階市民交流エリア屋内広場(パタ崎さん家)と6総合支所に期日前投票所を開設。28日は厳しい寒さも相まって前回までと比べ出足は低調だったが、仕事やレジャーで投票日(2月8日)に投票するのが難しい人たちが受付で手続きなどを済ませ、小選挙区と比例代表の投票をしていた。

涌谷中の後輩へエール

 涌谷町涌谷中OBの考古学者で、京都大大学院アジア・アフリカ地域研究研究科特任准教授の小茄子川歩さん(44)=京都市=が23日、母校で講演した。考古学に携わることになった経緯に触れ、後輩たちに向け「多くの可能性に満ちあふれている。好きなことや得意なことをもとに進路を選んでほしい」とエールを送った。小茄子川さんは石巻高、東海大文学部卒。同大大学院文学研究科史学専攻(考古学)修士課程修了。インド政府の招聘留学生としてデカン大大学院考古学科を首席で修了。人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター研究員などを務めた。近年は、モヘンジョ・ダロ遺跡と並び代表的なインダス文明のラキー・ガリー遺跡の発掘調査に当たっている。講演でサッカー漬けだった中学時代に触れ、進路について「どこかで何かを決める選択肢は必ずやって来るが、高卒で就職するのも理系または文系のクラスを選ぶのも正解で、後に修正することもできる」と強調。「今のうちから何をしたいのか考える時間をつくることが大切で、さまざまな選択肢があることを忘れないでほしい。経済的に進学が厳しくても奨学金など課題を解決する選択肢はたくさんある」と続けた。

災害時に物資提供

 色麻町とNPO法人コメリ災害対策センター(新潟市)は21日、「災害時における物資供給に関する協定」を結んだ。同法人は、ホームセンターを全国展開する「コメリ」(捧雄一郎社長)が2005年に設立。前年、同社創業の地を襲った「新潟・福島豪雨」「中越地震」を経験し、災害対策の重要性に着目したのがきっかけだった。センター設立後、全国の自治体と協定を結んでおり、県内では県や県警をはじめ27市町村と締結している。協定は、災害時、町の要請に基づき、同センターが供給可能な範囲で物資を提供し、要望された場所へ運搬するという内容。これまで、全国の被災地に携帯用トイレや保温シート、ペットボトル飲料、乾電池、ブルーシート、寝具など幅広い用品を供給してきている。

 

地域題材に探究活動

 中新田高(早川健次校長)は22日、「地域創造学合同発表会」を開き、3年生17人がこれまで取り組んできた地域を題材にした探究活動を発表した。地域創造学は同校独自の科目で、2年時から選択。産業、スポーツ、防災の3分野を軸に生徒がまちづくりに参画し、地域社会の発展に貢献できる人材として育成するのが目的。この日は11班が発表。町などが主催する食やスポーツのイベントで取り組んだ活動、SNSで町内の飲食店をPRする情報発信方法など、地域の現状と課題を高校生ならではの視点と発想、行動力で探究した内容を披露した。このうち、子どもイベント班代表の鈴木梨央さんと菊田結愛さんは「Happy Kamiland~ワクワクな世界への扉~」と題して発表。子どもと保護者が安心して自由に利用できる遊び場や施設が不足していることから、中新田地区の伝統行事「初午まつり」や大学、公園などで開催された親子イベントに工作や遊び場ブースを出展した活動を説明した。

 

薬や転倒予防学ぶ

 大崎市シルバー人材センター主催の「健康管理研修会」が21日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。会員や市民約80人が講師の話を聞き、正しい薬の飲み方や転倒予防について学んだ。研修会は、高齢者のけが予防や健康推進を目的に、毎年開催。この日は、県薬剤師会の薬剤師と市健康推進課の保健師が講師を務めた。県薬剤師会理事の市ノ渡真史さんは、高齢者が複数の医療機関にかかることで薬が増え、副作用のリスクが高まる「ポリファーマシー」になりやすいことを紹介。「副作用による体調不良と気付かず、さらに別の病院を受診する処方カスケードに陥ることもある。お薬手帳を活用し、気軽に薬剤師に相談を」と呼び掛けた。

 

視界きかない怖さ知る

 加美町鳴峰中(目々澤辰悟校長)で23日、火災を想定した煙中体験訓練が行われ、3年生が煙で充満した教室の中を歩き、視界がきかない怖さなどを体験した。同校は、委員会活動に当たる「チーム防災・安全」を中心に、初期消火訓練や消防署員と一緒に災害時の避難経路を考えるといった取り組みを行い、防災意識を高めている。煙中体験もその一環で、初めて実施。加美消防署西部分署の協力の下、空き教室で行い、チームメンバーや一般生徒12人が参加した。署員らは机など利用して通路を作り、暗幕を張った教室に模擬煙を充満させた。また教諭用に、教室内に人体模型を配置し、煙の中ではどのくらいの距離で人を認識できるかを確認する体験も行った。

 

感謝伝えるコンサート

 栗原地区更生保護女性会(鈴木由紀子会長、185人)は24日、栗原市築館のホテルグランドプラザ浦島で「明日へと心つなぐコンサート」を開いた。設立10周年を迎え、感謝を伝える記念事業として開催。白石市在住のシンガーソングライター佐藤美佐子さんのトークと歌声に、市内外から集まった約170人が聞き入った。佐藤さんは家族のエピソードと、オリジナルを含めた楽曲を披露。回復する見込みがない母の病を隠し通したことや、面会がかなわないコロナ禍に父を亡くした体験が聴衆の共感を集め、心に響く歌声に拍手が送られた。用意された寄せ書きには「自分の人生を重ねた」「また栗原に来てほしい」などとつづられた。