年賀状の受け付け開始
2026年用年賀状の受け付けが15日、全国一斉に始まった。古川郵便局(佐藤哲也局長)には窓口カウンター前に専用ポストが設置され、早速訪れた市民が年賀状を投函していた。親戚や友人に宛てた年賀状約60枚を投函した大崎市内在住のパート、佐藤美江さんは「あまり連絡を取らない相手もいるので、年に一度、年賀状で元気にしていると知らせている。年賀状離れと言われているが、わが家は来年以降も続けたい」と話していた。
カレー作り通じ交流
多様な世代が参加してのカレー作りが6日、涌谷町涌谷公民館で行われた。地元の若者でつくるまちづくり団体「enTER」が主催。初めて顔を合わせた参加者たちが調理体験を通して交流した。enTERは、町地域おこし協力隊の丸井陽介さん(25)が今夏設立した。それまでまちおこしイベントを個人で企画、開催してきたが、団体の方が参加を促しやすいという判断からだった。enは「縁」や「円」の意味で、現在は10~20代の町民8人が所属している。カレー作りは、学校外での体験にも多くの発見と学びがあることを実感してもらうのが狙い。丸井さんの知人で、石巻市でフリースクールやこども食堂の運営にボランティアで携わっている涌谷中教諭、佐藤一輝さん(26) の発案で企画した。
ボッチャ大会楽しむ
障害の有無を問わずできるニュースポーツ「ボッチャ」の大会が7日、大崎市松山B&G海洋センターであり、小学2年生から90歳までさまざまな世代がプレーを楽しんだ。50年以上にわたり親しまれていた伝統行事の綱引き大会に替え、誰でも気軽にスポーツに触れてもらおうと、市体育協会松山支部(佐藤豊支部長)が2020年に始めた。5回目を迎えた今回は約60人が参加。16チームに分かれ、4ブロックでの予選リーグの後、決勝トーナメントに挑んだ。参加者たちは、赤または青のボールを投げたり転がしたりして床の白いボールにどれだけ近づけられるかを競った。狙い通りに相手ボールを押し出したり、距離が伸びすぎたりして喜びと悔しさが入り混じった声が響いていた。
混声合唱団〝響〟50回節目の定演
加美町を拠点に活動している「混声合唱団〝響〟」の第50回定期演奏会が7日、中新田バッハホールで開かれた。団員22人が迫力あるオペラを披露し、50年の集大成となる公演を成し遂げた。同合唱団は1977年、オペラ好きの人たちが集まって創立。作曲家で指揮者の石川浩さん(仙台市)指導の下、毎週1回、バッハホールで練習を重ねている。演奏会は2部構成で実施。第1ステージはモーツァルト「フィガロの結婚」、ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」序曲、第2ステージはレオンカヴァッロのオペラ「道化師」全曲を石川さんの訳詞、編曲による日本語で披露した。伴奏は、県内外で活動するバイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノの各奏者が務めた。
全国大会目指し12人熱弁
第12回県高校弁論大会兼第7回吉野作造記念高校生弁論大会(県高校文化連盟弁論専門部主催、県教委、NPO法人古川学人共催)が5日、大崎市古川の吉野作造記念館で開かれ、12人が熱弁を振るった。その結果、最優秀賞には加美農業高1年の伊藤華那さんが選ばれた。参加者たちは家庭や学校生活での経験から感じたこと、考えたことなどを題材に、7分以内で堂々と、聴衆に語り掛けるように発表。論旨と表現で審査された。最優秀賞を受賞した伊藤さんは、「誰かの未来を守るために」と題して発表。母が食品売り場で産地や原材料、食品添加物を確認している様子や自身の寮生活での残食に着目し、食を通して社会に貢献する決意を高らかに訴えた。

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