今シーズンの安全祈願
大崎市鳴子温泉のオニコウベスキー場で12日、シーズン中の安全を祈る神事が行われた。ゲレンデは白く染まったものの積雪が足りず、同日に予定していたオープンは延期された。安全祈願祭は、市や地元関係団体、従業員など約30人が出席して行い、鬼首荒雄川神社の髙橋鉄夫宮司が祝詞を奏上。スキー場を運営するオニコウベの榎屋宏隆社長らが玉串をささげ、無事故や無災害、商売繁盛、訪れるスキーヤー、スノーボーダーの技術向上などを願った。積雪不足によるオープン延期は2年ぶり。同社によると、今後数日はまとまった雪が降る見込みで、圧雪作業が可能となる深さ50㌢に達し次第、滑走可能なコースから順次営業する。ことしは長らく閉鎖していた山頂3コースのうちの1コースを復活させ、最大9コースが楽しめるという。
ロボット田植え機体験
情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業についての研修会が9日、南郷高(都築美幸校長)であった。農作業の省力化などについて学習するのが狙いで、農業を学ぶ生徒たちはロボット田植え機が無人で作業する様子を見学した。講師を務めた全農県本部農業機械課の堀英樹さんが、「農業者が高齢化などで減少する一方、農地は減らない」として能率向上に向けたスマート農業の有効性を説明。「現代の農業はゲーム感覚ででき、非農家出身の農業者が増えることを期待している」と述べた。同校の実習田で行われた実演では、農機メーカー最大手クボタの社員2人がロボット田植え機をリモコンで操作。生徒たちは、自動で田を真っ直ぐ走り、苗を植えていく模擬作業に見入っていた。
県市町村職員卓球大会 大崎市 団体戦7連覇
第54回県市町村職員卓球大会(11月22日、大和町総合体育館)で、大崎市職員卓球部(髙橋和広部長兼監督、部員数35人)が団体戦7連覇を果たした。7連覇は大会初。同部は旧古川市、旧松山町、旧三本木町で卓球に取り組んでいた職員たちが中心となり、合併(2006年)後に結成。部員は20~30代の若手が多く、経験者ぞろい。普段は各自が自主練を重ねており、大会が近づくと週1回、古川地域に集まって、合同練習に取り組む。大崎市チームは10月に行われた大崎、栗原、登米、気仙沼の4市による地区大会を危なげなく突破。県大会はトーナメント戦で行われ、団体戦は7試合(男子シングルス×2、女シングルス×2、40歳以上男子シングルス、男子ダブルス、ミックスダブルス)を行い、4勝した方が勝ちとなる。大崎市チームは、エースの菅原拓磨選手(27)=岩出山総合支所市民福祉課=が第1試合に臨み、チーム全体に流れを引き寄せるのが勝ちパターン。今回も初戦のみやぎ県南中核病院企業団、2回戦の石巻市、準決勝の加美町、決勝の栗原市を全て4−0のストレート勝ちで退けた。
市内外の小中学生熱戦
栗原市の第20回瀬峰ミニサッカー記念大会が11月22日から30日にかけての3日間、栗原南中体育館で開かれ、市内外から出場した小学生から中学生までのチームがフットサルで対戦した。フットサルはクラブチームがあるほか、サッカースポーツ少年団などが冬場のトレーニングとして取り入れることも多い。同大会は栗原市誕生を記念して始まり、今回はセミネFC設立30周年の記念大会として行った。競技は、U−9から中学校まで4部門で実施。サッカーを始めたばかりの小学校低学年児童はボールを懸命に追って奮闘し、高学年や中学生はスピード、パワーのある試合を展開。各部門とも決勝は熱戦となり、保護者ら観戦者は固唾をのんで見守り、健闘に拍手を送っていた。

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