庭園が冬の装いに
多くの市民に親しまれている県北随一の本格茶庭、大崎市祥雲閣で4日、樹木の「雪吊り」作業が行われた。本格的な冬の訪れを感じさせる雪と寒さの中、朝から作業が行われ、冬の風物詩を一目見ようと、見学に訪れる人もいた。雪吊りは、樹木の枝が雪の重さで折れないよう守る伝統の技。祥雲閣ではマツなど4本に施している。この日、職人たちはマツの支柱のてっぺんから長いもので8㍍ある縄30本ほどを地面に向かって放射状に垂らし、ピンと張るように竹のくいで固定。幹には風雪から守るこも(むしろ)を巻いた。近年は装飾として取り入れることも多くなった雪吊りは、職人にとって日々の仕事で磨いた腕の見せどころでもあるという。
ミカン詰め放題に挑戦
大崎市の姉妹都市、愛媛県宇和島市の名産品販売など行う「宇和島フェアinどーぞ」が6日から、大崎市古川七日町の観光物産センターDozoで開かれている。土日は限定イベントが豊富で、天候に恵まれた初日は午前中から大にぎわい。特産品をそろえた店内は、鮮やかなミカン色で買い物客にアピールしている。14日まで。大好評だったのはミカン詰め放題。挑戦者は向きや大きさを考えながらビニール袋に入れ、最後の1個は上に乗せるようにしてフィニッシュしていた。パック入りジュースを制限時間内に積み上げるジュースタワーも好記録が続出し、歓声が沸いた。また、じゃこ天の振る舞いやミカンの試食もあり、訪れた市民らは宇和島の「うまいもの」との出会いを楽しんでいた。
藤岡さんボクシング殿堂入り
国際ボクシング殿堂は4日、2026年度の殿堂入りを発表し、日本人ボクサーとして初めて世界5階級制覇を成し遂げ、22年に現役を引退した大崎市古川出身、藤岡奈穂子さん(50)を選んだ。また国際女子ボクシング殿堂も藤岡さんの同年度殿堂入りを発表しており、ダブルで藤岡さんの偉業が国際的に評価された。大崎市内の関係者からは祝福の声が上がっている。
伊藤市長が勇退へ
大崎市の伊藤康志市長(76)は8日開会の市議会定例会で、任期満了に伴う次期市長選への出馬を見送り、5期目の今期限りで勇退すると正式表明した。伊藤氏は涌谷町出身で小牛田農林高卒。県議(2005年7月から議長)を5期目途中で辞し06年4月、古川市と松山、三本木、鹿島台、岩出山、鳴子、田尻の6町合併で誕生した大崎市初の市長選に立候補し初当選。5期連続当選していた。
〝江戸時代の清少納言〟只野真葛
「江戸時代の清少納言」と称された女流作家、思想家の只野真(1763~1825年)に関する講演会が11月30日、加美町中新田公民館で開かれた。町内外から約90人が参加。真の著作、嫁いだ仙台藩士只野家の中新田屋敷などについての話に耳を傾けた。講演会は、真の没後200年を記念して町教委が主催。元仙台市史編さん室長の菅野正道さんが「仙台藩士只野家の中新田屋敷」、東北学院大東北文化研究所特別研究員の菊池慶子さんが「只野真の人生と著作」と題してそれぞれ講演した。このうち菊池さんは真の人生と仙台、只野家の人々に触れ、「奉公や結婚、継子の教育など、儒教の女性観と格闘しつつも良妻賢母の生き方を貫いた」と紹介。その上で塩釜や松島、七ヶ浜などを遊覧した紀行文も披露し「夫と継子は真の才智を理解しており、只野家屋敷に暮らしてこそ文筆活動ができた。地行地中新田に行った記録はないが、薬莱山などの雄大な自然美を見たら真は何かしら書いていただろう」と結んだ。
ジャズの音色響く
県内のジャズ演奏者らによる「おおさきミュージックフェア」が11月30日、大崎市図書館で開かれた。地域で活躍するミュージシャンの活動を紹介し、音楽に親しんでもらおうと開催したもので、ジャズのスタンダードナンバーなどが会場に響き、来場者が熱心に耳を傾けていた。出演したのは「おおさき宝大使」のボーカルMIKAさん、美里町在住のサックス奏者・名雪祥代さん、県内でジャズの普及や育成に努めてきた内海裕司さんのバンドなど。ジャズのスタンダードのほか、オリジナル曲なども紹介した。
高難度曲など聴衆魅了
大崎地域に拠点を置く社会人吹奏楽団、古川シンフォニックウインズ(菊池徹平会長)の第44回定期演奏会が11月30日、村田工務所パタ崎さんHallおおさき(大崎市民会館)で開かれた。ミュージカルや映画で有名な曲と、吹奏楽ファンが好む高難度の曲を交えたプログラムで、立ち上がって拍手する聴衆の姿もあった。夏のコンクールに続き今回も演奏した「吹奏楽のための交響曲的素描『オセロ』」は、シェイクスピアの悲劇を題材に、作曲家A・リードが吹奏楽版に編曲した高難度の曲。低音が魅力で、県内でも数少ないコントラバスクラリネットとバスサックスを取り入れ全5楽章を熱演。聴衆の心を捉え、アンコールにも応えた。
マルシェで活動披露
美里町の障害福祉サービス事業所や支援学校が手作りの品を売り出す「あいあいマルシェ」(町地域自立支援協議会主催)が3日、町駅東地域交流センターで開かれた。会場には多くの住民らが訪れて出展団体の活動内容に触れ、心のバリアフリーに理解を深めていた。心身の不自由でなく、当事者を支える環境の不整備や差別、偏見といった障害者を取り巻く暮らしにくさの解消、障害を当たり前のように語れる場、当事者と地域住民が出会う場を創出するのが狙い。障害者福祉への関心と理解を深める「障害者週間」(12月3~9日)に合わせて開催した。

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