心和む絵手紙300点
ササニシキと、直系ブランド米「ささ結(むすび)」両銘柄の出来栄えを競う「第9回全国ササニシキ系『ささ王』決定戦」の最終審査会が21日、県古川農業試験場(大崎市)であり、エコファーム蔵王(蔵王町)のササニシキが第9代「ささ王」に輝いた。2023年に続き2度目の栄冠。生産者自慢のササニシキ52点、ささ結32点が全国各地から集まり、機械分析で各5点が1次審査通過。最終審査では、研究者や米穀販売関係者が炊きたてと酢飯シャリを試食し、味や香り、つやなどを採点していった。
藍染め体験し歓声
「2025ハーモニカ&オカリナジョイントコンサート」が16日、大崎市地域交流センター・あすもで開かれた。市内や加美町で活動している4団体のほか、ハーモニカ奏者小林賢一さん(山形県最上町)が賛助出演。歌謡曲や童謡、洋楽など多彩なプログラム構成で聴衆を楽しませた。出演したのは、古川ハーモニカハーモニー、ひまわりSwingClub、ポレポレハーモニカサークル、宮城いきいき学園大崎校22期音楽愛好会。出演者たちは曲によって楽器を持ち替え、微妙な揺らぎが哀愁や懐かしさを感じさせる音色を会場いっぱいに響かせた。また、ハーモニカやサックスのソロ演奏、手話ソングを取り入れた親子共演、ギターやウクレレを交えた曲も。聴衆の中には演奏に合わせて歌詞を口ずさんで楽しむ人もいた。
クマから学校守れ
「クマ出没非常事態宣言」が出されている加美町の鳴峰中(目々澤辰悟校長、生徒数204人)で18日、クマを近づけない忌避剤作りと設置が行われた。同校有志でつくる「チーム防災・安全」の生徒が、校内での人的被害を防ごうと取り組んだ。チーム防災・安全には現在、1、3年生18人が所属。宣言発令後のミーティングでクマ対策への意見が多く挙がったことから、忌避剤作りを企画した。忌避剤は、強力な刺激臭のハバネロソースや木酢液をベースにした液体。この日は生徒13人が参加。生徒たちは約30個の大小のペットボトルに材料を混ぜ入れ、ペットボトルの外側に黒いガムテープを隙間なく張り付けた。その後、上部2カ所にカッターで切れ目を入れ、激臭が漂うようにした。
「大崎耕土」セミナーも
大崎市古川旭の菅原工務店(菅原順一社長)は16日、秋の感謝祭「むすび祭」を同社敷地内の工務店ミュージアムで開いた。「おおさきを学ぶ! トークセミナー」では、市農政企画課世界農業遺産未来戦略室の車田敦副参事兼室長が世界農業遺産「大崎耕土」について語った。むすび祭は「おおさきを学ぶ、つなぐ」をテーマに、大崎地方を中心に内外の人、物を一堂に集めPRするイベント。同社が創業50周年を迎えた2022年から行っている。トークセミナーで車田さんは、冷害や洪水、渇水に対応してきた地域の伝統的水管理システムなど、大崎耕土が世界農業遺産に認定された五つの基準について解説。「ことし、記録的な渇水だったにもかかわらず豊作になったのは、水管理システムが今も生きている証拠」と語った。
東北福祉大生も参加
大崎市古川の旧高倉小体育館で16日、「第41回高倉まつり」(高倉地区振興協議会主催)が開かれた。住民によるステージ発表や作品展示のほか、地域の課題解決を目指すプロジェクトで同地区民と交流がある東北福祉大生も参加し、イベント運営を支えた。東北福祉大の学生は、6月の実践活動で見えた「人との関わり創出」という課題を解決する場として参加。6人が訪れ、民生委員・児童委員と一緒に缶バッジ作りなどを担当し、主に親子連れとの交流を深めた。同大健康科学部リハビリテーション学科2年の早川紗名さん(19) は「仕事をしたい地域のイメージが沸いてきた。良い機会を得られた」と語っていた。
シニア家庭バレー大会
第12回栗原市長杯シニア家庭バレーボール大会(栗原市シニア家庭バレーボール連盟主催)が13日、栗原市栗駒総合体育館で開かれた。市内の7チームが熱戦を繰り広げた結果、昨年に続きハイブリット(築館)が優勝した。60歳以上の男女で編成したチームによる大会。当たっても痛みやけがの危険が少ないビニールボールを使うこの競技は、同市一迫地区が発祥といわれ、今大会では80代の選手も出場。選手のバレーボール経験はさまざまで、PTA仲間が集まったチームや経験者が一人もいないチームもある。試合は2ブロックに分かれて予選を行い、各チームの得点率を基に決勝トーナメントの組み合わせを決め、優勝を争った。
12チーム熱戦展開
第16回山﨑武司杯少年野球選抜大会が3日、栗原市栗駒の山﨑武司球場で開かれ、登米市選抜オールスターズが決勝で大崎選抜2025を13−9で破り初優勝した。大会には、プロ野球・東北楽天などで活躍した大会名誉会長、山﨑さんが駆け付け選手たちと触れ合い激励した。大会は、岩手・宮城内陸地震の復興で山﨑さんから寄付を受けた栗原市が、感謝の意を込め名付けた同球場で開いている。今回は市内外から12チームが参加した。決勝は6イニング70分制で行われ、初回に登米市選抜が大量12点を先制。大崎選抜は二回に3点、三回に9点を返したものの、及ばなかった。

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