建設業の魅力伝える
    
「工事のみりょく写真展」(東北建設マネジメント技術協会、東北地方整備局主催)が、大崎市岩出山池月のあ・ら・伊達な道の駅スパイラルホールで開かれており、訪れた子どもたちに建設業の魅力を伝えている。9日まで。建設産業界のイメージアップを図り、将来の担い手確保につなげようと、毎年この時期に開催。同協会加盟企業が東北6県で行ったダム、トンネル、橋梁建設工事の模様をはじめ、建設機械、働く車などの写真74点を展示。解説付きで紹介しており、鳴子ダムのすだれ放流、国道47号中山平大橋上部工工事もある。
会場彩る菊盆栽50鉢
    
大崎菊盆栽愛好会(藤田多喜男会長)の展示会が3日から、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。会員14人が大切に育ててきた50鉢が会場を彩り、訪れる人たちを楽しませている。5日まで。菊盆栽は岩や流木に小菊の根を絡ませ、新芽を生かして毎年一から形を作る。3月の土作りから始まり、新芽が成長したら針金で形を整える。型の基本に会員それぞれ個性を加え、唯一無二の作品を仕上げている。幹や根を寒さから守るため、冬囲いも大切な作業だという。
クマ目撃情報を送受信
クマ出没が相次ぐ今秋、大崎市はLINE公式アカウントで「出没アラート」を運用開始した。双方向性を強みに目撃者の通報受け付けと、スマートフォンなど携帯端末への情報発信を行う。携帯端末でLINEアプリをダウンロードし、公式アカウントを「友だち追加」。メインメニュー「3」から「出没情報の受信登録」をタップすると市内でクマが目撃された際、日時と現場、頭数などの「アラート」が届く。同じメニュー画面で通報、カメラ機能での写真提供も受け付けている。過去のアラート履歴も閲覧可。グーグルマップ、県の「クマ出没マップ」との連動で地図上に場所が表示されるため、クマと出合うリスクを回避できる。
鳥インフルに備え演習
高病原性鳥インフルエンザや豚熱など特定家畜伝染病の拡大を防ぐための防疫演習が10月29日、大崎市三本木の土取り場であった。建設業従事者や県職員が、防護服の着用から殺処分した家畜を地中に埋めるまでを規定時間内に終えるための手順を確かめた。国内の鳥インフルは昨年10月17日、過去最も早く発生し、5シーズン連続の発生となった。ことし2月までに14道県計51事例が確認され、935万羽が殺処分された。県によると、家畜への伝染の恐れが確認された際、最も重要になるのは初動防疫で、原則24時間以内に家畜を畜舎で殺処分し、72時間以内に埋却する必要がある。作業は24時間体制の上、防護服は視界や可動範囲に制限があることから定期的な演習が欠かせない。
指名手配被疑者摘発へ
凶悪犯の早期摘発を目指す「指名手配被疑者捜査強化月間」(11月)初日の1日、遠田署はチラシを配って一般の情報提供を呼び掛けた。全国の警察から指名手配されている容疑者は8月末現在、約590人に上る。時効21日前に逮捕された「松山ホステス殺害事件」の容疑者など住民の情報提供が契機となった事件もあり、一部の指名手配犯には懸賞金が懸けられている。
かんがい遺産後世に
国際ロータリー2520地区(宮城、岩手両県)第6分区大崎ゾーンの4ロータリークラブ(RC)は、世界かんがい施設遺産の「南原穴堰」(大崎市鳴子温泉)、「内川」(同市岩出山)の保全活動を支援する奉仕事業を展開している。必要な機材を寄付し、清掃活動にも参加。来年2月には同遺産について学ぶ研修会を開くことにしている。大崎にある世界的な遺産を守り後世に伝えようと、再来年に同地区ガバナー就任予定の早坂竜太ガバナーノミニー(大崎ゾーンガバナー補佐、古川東RC副会長)の提唱で始まった初の4クラブ合同の取り組み。大崎ゾーンを構成するRCは古川(宮崎正樹会長)、古川東(加藤雄一会長)、岩出山(小野正則会長)、加美(渋谷英博会長)。
設立50年の節目祝う
古川商工会議所女性会がことし創立50年の節目を迎えた。記念式典を10月29日、大崎市古川のグランド平成で開き、会員や関係者約80人が半世紀の節目を祝い、会のさらなる発展に向けて誓いを新たにした。同会は、1975(昭和50)年に古川商工会議所婦人会として設立。2001年に現名称に改めた。先進地視察や近隣商工会女性会との情報交換、各種行事への参加を通して地域経済発展の一翼を担っている。現在の会員は、大崎市古川に所在する企業の女性経営者や役員ら31人。創立50年を記念し、6月に祥雲閣(同市古川)庭園にシダレザクラを植えたほか、記念誌を発行した。
呈茶でおもてなし
県北随一の本格茶庭、大崎市祥雲閣で10月25、26の両日、「秋の感謝祭」が開かれた。地域の文化に光を当て、交流人口の拡大を図る「東北文化の日」にちなんだ催し。家族連れなどが訪れ、呈茶や季節の飾り作りを楽しんでいた。抹茶と和三盆のセットを期間限定の特別価格で提供し、古川黎明高茶華道部と市祥雲閣茶道連盟がおもてなしした。25日は同部員が、部活動の成果を市民に披露。来場者は、生徒たちの心尽くしを大切に味わっていた。
プラネタリウム身近に
持ち運びできる「モバイルプラネタリウム」を使った上映会が10月25日、大崎市鹿島台中央児童館(後藤秀樹館長)であった。ドームの中で繰り広げられる天体ショーを通し、小学生たちが星や星座に親しんだ。モバイルプラネタリウムは、大崎生涯学習センター・パレットおおさきが2017年に機器を導入し、学校や公民館などを対象に上映会を始めた。大人が最大15人収容できるビニール製ドーム(直径3㍍、高さ3㍍)の中に投影機を設け、ドーム天井に約3000の星を投影する。
ミョウガが実付ける
真っ赤な実を付けたミョウガが、大崎市田尻小塩の福土利江子さん(83)方で見つかった。ミョウガの結実は珍しく、福土さんは「何か良いことがあるかも」と期待している。香味野菜のミョウガは地面から伸びたつぼみを食べるが、取らずにそのままにしておくと白っぽい花を咲かせる。しかし、結実には厳しい条件があり、受粉した後、高温多湿な環境が約50日続かなければならないとされる。実はトウガラシのような形をしており、色は鮮やかな赤。2~3㌢ほどの長さで弾力がある。三つまたから四つまたに分かれた根元には、白い皮に包まれた種がある。

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