鳴子峡で募金活動

1日に始まった赤い羽根共同募金に伴い、大崎市社会福祉協議会鳴子支所は18日、木の葉が赤や黄色に色づき始めた鳴子峡で募金活動を行った。鳴子小中の生徒も参加し、観光客から浄財を募った。鳴子峡での募金活動は、秋の観光シーズンに合わせて毎年実施しているもので、生徒たちは統合前の鳴子中時代から参加している。この日は、環境福祉委員の6人が引率の教員や社協職員と共に赤いウインドブレーカーを身に着け、「赤い羽根共同募金活動をしています」「ご協力をお願いします」と呼び掛けた。
親子らスポーツに親しむ

スポーツの日の13日、加美町の鳴瀬川カヌーレーシング競技場で「かみフェス」が開かれ、多くの家族連れらがゴムボートやカヌー、サッカーに親しんだり、キャンプを体験したりして楽しいひとときを過ごした。このイベントは、町内のスポーツ関連団体が合同で実施したもので、2回目。各団体がそれぞれ行っていた催しを一緒に実施することで、町外の人も参加できるイベントにしていくことが目的。会場では多彩なスポーツに加え、消防士の制服を着用できる体験、ボードゲーム、アロマセルフマッサージなどの企画を実施。ステージでは音楽のリズムに乗せて体を動かす体操もあった。
高市内閣が発足
自民党の高市早苗総裁は21日、衆参両院本会議の首相指名選挙で第104代首相に選出され、皇居での親任式と閣僚認証式を経て同日夜、新内閣を発足させた。女性の首相就任は憲政史上初めて。日本維新の会との「自維連立」の新たな枠組みも政策実現には与野党協議が不可欠な少数与党で、物価高、東京一極集中の構造改革、関税と安全保障を巡る日米協議など〝内憂外患〟の荒波へこぎ出す。「長く総務相を務め地方の課題、実情を熟知しているだけに地方創生や、諸課題解決への熱意を感じる」。伊藤康志大崎市長は開口一番、市政を担う立場で新首相への期待感をにじませた。「決断力と行動力、女性らしい柔軟さを存分に発揮し、新しい国の将来像を示していただきたい」と大局的な視点での要望も。党人事で税制調査会長に就いた小野寺五典氏=宮城5区=についても触れ「(前政権で)政調会長の重責を果たし、次は財政面で新首相を支える。地方から国を元気にしてもらえるはず」と期待した。
「障スポ」陸上に挑む
障害者の国民スポーツ大会「全国障害者スポーツ大会」(25~27日、滋賀県)陸上競技に、いずれも小牛田高等学園3年の佐々木來玲愛さん(18)と鈴木浩紅さん(17)が出場する。2人は6月の県予選で好成績を収め、県代表に選ばれた。学園生活最後の大舞台に向け猛特訓に励んでいて、上位入賞を誓っている。佐々木さんは3年連続の出場で、少年女子の100㍍、走り幅跳び、4×100㍍リレーに臨む。県大会は100㍍、走り幅跳びをいずれも1位で通過。全国大会を目前に控え、100㍍のスタート、走り幅跳びの踏み切り、空中動作の練習に余念がない。少年男子の800㍍と1500㍍に挑む鈴木さんは昨年に続く全国大会。部活動に加え、自宅でも体力トレーニングやスピード練習を行うなど自己鍛錬に余念がない。県大会では1500㍍総合1位、走り幅跳びでも2位に入った。
設立50周年 練習に熱
古川女声合唱団「アイリス」の第35回童謡コンサートは11月2日午後2時から、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれる。設立50周年という大きな節目でもあり、団員たちの練習も熱を帯びている。アイリスは中央公民館の合唱講座から誕生し、会の名称を変えながら現在に至っている。さまざまな地域の催しに参加しており、19日には古川マンドリンクラブ定期演奏会の舞台に立った。週1度の練習は仕事や家事を終えた夜の時間帯に限られるが、「全員の声と心が重なった瞬間は、感動で胸が震える」と団員たち。
多彩に健康まつり
大崎健康福祉友の会古川支部の「第35回健康まつり」(実行委員会主催)が12日、大崎生涯学習センター・パレットおおさきで開かれた。来場者たちは健康チェックやステージでのパフォーマンスを通し、世代を超えて元気に暮らせる社会の実現に意識を高めていた。毎年人気の健康チェックでは、骨の健康度を5段階で評価。幼いころからの食習慣が重要で、「百歳体操をやっている」と話す人も高評価だった。形やサイズが異なる歯ブラシをたくさん並べたブースで、選び方や使い方の助言を受ける人もいた。
真剣な表情でスケッチ
「オープン・アトリエ2025公開スケッチ」が12日、大崎市地域交流センター・あすもで開かれた。市内外から見学を含めて44人が参加。洋画家、小山田光太郎さんの指導を受けながら真剣な表情で創作に励んだ。参加者の交流が新たな技法の発見や刺激につながることを期待し、大崎市民ギャラリー・緒絶の館が毎年実施している。アーティストの創作現場を公開したこともあるが、近年はプロのモデルを依頼し、人物画に挑んでいる。会場ではポーズを取るモデルを囲み、20分描いたら10分休憩する作業を繰り返した。時間をたっぷり使ってスケッチする人もいれば、短時間で色を入れて仕上げ、場所を変えて次を描き始める人もおり、それぞれのペースで取り組んでいた。小山田さんは一人一人に目を配り、時にはスケッチに手を入れながら助言していた。
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