小型万能包装機が受賞

「おおさき産業フェア2025」(17~18日、タカカツアリーナ大崎=大崎市古川総合体育館)で、出展企業の中から優れた技術、製品を表彰する「ドクター・ホッキー賞」に、「トラスト・メカ」(加美町、越後浩代表取締役)の小型万能包装機「パケッチシリーズ」が選ばれた。主催するおおさき産業推進機構の堀切川一男理事長が、トロフィーなどを贈った。小型万能包装機は、農産物や水産物などの袋詰めを自動化した機械。野菜や魚など、人の手で行うことが多い作業の省力化を可能にした。同社は初出展で同賞を受賞した。
陸羽東線まつりにぎわう

鉄路活性化を目指すイベント「陸羽東線まつり」が11日、大崎市内沿線4駅(古川、西古川、有備館、鳴子温泉)であり、各会場は大勢の家族連れや鉄道ファンでにぎわった。市、観光団体、沿線住民らでつくる市陸羽東線地域活動協議会が主催。地場産品やご当地グルメを売る店が勢ぞろいのマルシェ、音楽ステージ、ミニSL運行、甲冑着付け体験など会場ごとに特色ある催しを繰り広げた。「のってみっぺ」がまつりの合言葉。地酒試飲コーナー「おおさきBAR」(古川駅)やジャンル多彩な酒を集めた「TAMAAZUKURI CRUFT DRINK MEETING」(鳴子温泉駅)といった列車での会場移動に好相性の企画が大人気で、ほろ酔いで4駅巡りを楽しむ客の姿も数多く見られた。
住民手づくりマーケット
美里町民手づくりのイベント「みさとっこマーケット」(実行委員会主催、大崎タイムスなど後援)が12日、美里中など町内4カ所で開かれた。児童生徒約50人がマルシェやステージ発表にボランティアで携わるなど盛り上げに一役買い、約2000人の来場者でにぎわった。子どもを含む住民に地元に誇りを持ってもらい、愛郷心を育むのが狙い。4回目の今回は、地元高校生や小中学生が遊びのコーナーを開設、運営したほか、町内外のハンドメード作家がアクセサリーやスイーツ、地ビールなど30余りのブースを設けた。
留学生23人 夢への一歩
大崎市が本年度開設した市立おおさき日本語学校(古川保柳)は9日、10月期生入学式を行い、台湾、インドネシア、ベトナムの留学生計23人を迎え入れた。4月期生含め学生数は51人となった。10月期生の国籍別内訳は台湾6人、インドネシア6人、ベトナム11人で、いずれも1年半課程。民設民営の学生寮(古川中里)を生活拠点に、最寄りの古川駅−西古川駅間をJR陸羽東線で通う。
児童の新米ご飯販売も
音楽ライブとマルシェのイベント「紡音(つむぎね)フェスティバル」が12日、大崎市古川の旧宮沢小で開かれた。朝から雨が降るあいにくの天気にもかかわらず、市内外から多くの人たちが訪れ、バンド演奏や個性豊かな出店を楽しんだ。大崎市古川小泉、福浦、宮沢地区と美里町荻埣地区の有志グループ「K.F.M.O檜」が、地域活性化や交流を目的に昨年から開催。校庭と体育館には、飲食物やハンドメードアクセサリーなどを販売する店舗が並んだ。このうち「お米フェス」のコーナーでは、古川第五小の児童が大崎市産の新米ご飯、協力店舗がご飯に合うおかずをそれぞれ販売。昨年の「おおさき子どもサミット」で同校の児童が考案したアイデアを同グループが実現させたもので、来場者は出店で購入した豚汁や煮物などとともに、炊きたての新米ご飯に舌鼓を打った。
家族の温かさ作品に
第27回岩出山青少年健全育成のつどい(青少年のための大崎市民岩出山会議)が11日、大崎市岩出山公民館で開かれた。参加者約60人は児童生徒の作文、ポスターや講話を通じ、子どもの健やかな成長や家族の温かさを感じるエピソードに触れた。開会行事で同会議の佐々木善弘会長は「急激な少子高齢化や情報化が進み、社会環境は目まぐるしく変化している。青少年の皆さんは、発想力や創造性を持ち続け、思いやりを大切に前へ進んでほしい」とあいさつ。その後、岩出山小、岩出山中の児童生徒を対象に募った「あったか家族の日」作文・ポスター作品の入賞者に賞状と記念品を手渡した。作文の部で最優秀賞に輝いた岩出山小6年、今野仁維名君と岩出山中1年、三塚颯馬さんが作品を朗読。今野君は家族の温かさを感じた両親との出来事を紹介し、「自分も父や母のように誰かの心を温められる人になりたい」と語った。
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