2025/10/19


〝大崎の技術〟アピール

 「おおさき産業フェア2025」(おおさき産業推進機構、大崎市主催)が17、18の両日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれた。大崎地方のものづくり企業がブースを設け製品、技術をアピールしたほか、鳴子こけし工人が制作を実演するコーナーも設けられ、大崎の伝統工芸の技を披露した。

スコップ三味線世界一

 大崎市のスコップ三味線グループ「希楽々(きらら)」が、9月20日に岩手県北上市で開かれた「すこっぷ三味線ワールドカップ2025イン岩手」で団体の部優勝を果たし、10日、市役所を訪れ伊藤康志市長に「世界一」を報告した。「希楽々」のメンバーは岩久保喜美子代表(松山)、飯塚みつ子さん(同)、遊佐良子さん(古川)の3人。大会では天童よしみさんの演歌「ソーラン祭り節」に合わせ、息の合った演奏を披露した。3人は4年前にグループを結成。地域の集会所や公民館で月2回から3回練習を重ねて腕を磨き、同大会2回目の出場で栄冠を勝ち取った。

水彩画展に向け創作

 大崎市の水彩画グループ、あじさいの会による第28回古川水彩画展は22日から26日まで、市民ギャラリー・緒絶の館で開かれる。会員たちはより高い完成度を目指し、洋画家・小山田光太郎さんの指導を受けながらぎりぎりまで創作に励んでいる。同会は「古川に水彩画の教室がほしい」という声を受けて発足。会員は現在12人で、水彩画を学生時代に取り組んでいたという人や退職後に趣味として始めたという人などさまざま。月2回、古川長岡地区公民館で活動している。

 

書店の店頭で新米販売

 本屋で新米はいかが-。大崎市古川字大奥坊の書店「ブックスなにわ古川店」など宮城、福島両県で3店舗を展開する「なにわ」(多賀城市)はことし、新米の取り扱いを始めた。生産者から直接買い付けることで比較的安価な販売価格を実現。生産者の高齢化が進む中、農家から高く買って消費者に安く売ることで売り手と買い手、社会にとっての「三方よし」を目指している。

 

95歳の愛好家ら出品

 美里町平針の俳句愛好者、塩川吉一さん(95)が主宰する「和美俳句の会」の作品展が町総合案内所(JR小牛田駅構内)で開かれている。89歳で俳句に引かれ、独学の末に上達、入選した塩川さんらの作品が並ぶ。19日と30日は午後1時から塩川さんが同所で作句のこつを解説し、魅力を伝える。