危険個所や防災設備確認

大崎市三本木小(和田淳二校長、児童数270人)の5年生55人が3日と8日、学校周辺を探検し、危険箇所や防災設備を調べた。日本損害保険協会(東京都)が「ぼうさい探検隊」として主催したもので、調べた内容は防災マップにまとめた。地元の「人・もの・こと」を生かした学習を通して効果的な学びにつなげるほか、地域の一員としての自覚を高めてもらう取り組み。自主的に災害への備えや身近な危険について考えてもらい、防災思想啓発と防災リーダー育成につなげる意図もある。児童たちは6班に分かれ、古川消防署三本木出張所(相澤大成出張所長)職員や同会会員、保護者とともに約2時間かけて学校の周辺を探検。沿道の消火栓や防火水槽、防災倉庫をタブレットで撮影したり、過去の地震や水害の被害、災害対策について店主の話をノートに書き留めたりした。探検で発見した設備や気付いた事柄はまとめ、タブレットを使ってデジタル防災マップに反映。校内で発表し、5年生全員で共有した。
安全安心へ決意新た

全国地域安全運動大崎西部地区大会が9日、大崎市鳴子公民館で開かれた。鳴子署や防犯活動に携わる団体から約50人が参加し、犯罪被害防止と安全安心な地域社会実現に向けて決意を新たにした。大会で大崎西部地区防犯協会連合会の阿部勲会長は「警察や行政、関係団体との緊密な連携を図り、犯罪のない環境をつくっていきたい」とあいさつ。鳴子署の菅原貴弘署長は「安全で安心な地域社会の実現は皆の願い。警戒や防犯活動のほか、迷惑電話撃退装置の普及、防犯カメラの設置も進めていきたい」と述べた。その後、同連合会の遠藤徹副会長が大会宣言を読み上げ、満場の拍手で採択した。続いて出動式があり、パトカーと広報車計7台がパトロールへ繰り出した。
職場での女性活躍テーマ
職場での女性活躍をテーマとした研修会が6日、古川署で開かれ、参加した同署と鳴子署、大崎広域消防本部の女性職員が講話とワークショップを通し、女性が働きやすい職場環境について考えた。同署が合同で同種の研修会を開くのは初めてといい、20代から50代までの職員合わせて23人が参加。仙台市男女共同参画推進センター「エル・ソーラ仙台」の牛井渕展子管理事業課長が講話を行った。牛井渕課長は「日本の男女平等ランキングが低いのは、女性の管理職が少なく非正規は多く、家事、育児の負担が圧倒的に多いため」と指摘。その上で「この組織はこうだからといった思い込み(アンコンシャス・バイアス)が女性自身にないか」と問いかけた。
飲酒運転根絶誓う
電子部品等製造のアルプスアルパイン(本社・東京都)涌谷工場(涌谷町字渋江)は6日、全社員を含む926人分の「飲酒運転根絶署名簿」を遠田署に提出し、事業場を挙げて酒を飲んだら運転しないことを宣言した。署名活動は、2005年に多賀城市で飲酒運転の車が横断歩道を渡っていた高校生の列に突っ込み、3人が死亡した事件を受けて15年以上前に始めた。ことしは同工場の社員全674人のほか、同工場で働く派遣・請負社員らが署名に応じた。
出前講義や進路相談
宮城誠真短大(山口義康学長)は6日、鹿島台商業高(丹羽裕校長)と高大連携事業に関する協定を結んだ。出前講義や進路相談などを通じて交流を深め、教育内容の充実や学生、生徒の資質向上を図る。同短大が高大連携協定を結ぶのは、大崎中央高、東北高、古川学園高に次いで4校目。協定内容は、大学教員や学生による高校への出前講義や模擬授業、オープンキャンパスや進路相談会への参加、社会貢献活動における交流、施設の相互利用など8項目。同短大としては入学生を確保し、保育者育成、人手不足解消につなげる狙いもある。
峠ステッカーで誘客
ご当地峠ステッカー関連イベント「コンプリート感謝祭ツアー」が4日、加美町のやくらい薬師の湯駐車場で開かれた。全国からドライバーやライダーら100人余りが参集し、交流を楽しんだ。峠ステッカーは、全国各地の峠名とコースが記載されたステッカーで、大きさは縦約12㌢、横4㌢。峠近くの施設や販売店で取り扱っている。ネット販売は行っておらず、峠を訪れた人のみが購入できる。現在、東西合わせて113種類が販売されており、薬師の湯では1年前から「鍋越峠ステッカー」を販売。これまで2000枚以上売り上げている。また、ことし8月から陶芸の里ゆ~らんど(同町宮崎)で「田代峠ステッカー」の販売を始め、売れ行きも上々という。
ゲートボールで熱戦
「第26回ささろまん親善ゲートボール大会」が4日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)屋内運動場で開かれ、県内各地から集まった70~90代の選手50人がはつらつとプレーを繰り広げた。大会は、市古川ゲートボール協会(宮崎正久会長)が主催、大崎タイムスなど後援。愛好者の健康増進と親睦を図り、豊かな地域づくりに貢献することが狙いで、この日は県北部をはじめ、仙台市、石巻市、大郷町から10チームが参加し、それぞれ4試合を行った。砂地のコートはやや凸凹がある場所もあったが、選手たちは正確なショットで相手ボールにタッチしたり、チームワークで相手の得点を妨害したりと、熱戦を展開。ゲート通過とボールタッチを同時に行うファインプレーもあり、チームメートや観戦者から拍手が送られていた。
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