2025/10/


免許自主返納の記念に

 「長年の安全運転ありがとう」−。古川署に9月29日、運転免許証の自主返納者向け記念撮影用パネルがお目見えした。署で返納手続きを行えば誰でも利用できる。県内初の試み。ゆるキャラ「みやぎくん」(県警)と「パタ崎さん」(大崎市)のイラスト入りで、高さ約2・2㍍、幅約1・5㍍とスマートフォン撮影にも〝映える〟デザインとサイズ感。交通安全運動など各種啓発イベントでの利用も想定し、可搬式とした。

 

収穫の苦労と喜び味わう

 収穫の秋を迎え、美里町内3小学校の5年生が9月中旬から下旬にかけ、各学校近くの学習田で稲刈りを体験した。手刈りの大変さを味わったり、コンバインによる収穫を見学したりして昔の農業の苦労や機械化に伴う効率化を学んだ。南郷小(鈴木資淳校長、児童数173人)の26人は16日に実施。5月半ばに10㌃に手で植えたみやこがねもちを刈り取った。地域住民から鎌の扱い方を教わり、左手で稲の根元をつかみ、右手の鎌を根元に当てて手前に引いて刈り取っていった。収穫米は同校の給食に提供される予定。黒沼壱護君(11)は「稲刈りは力が必要で大変だった。全て手で刈っていた時代はとても大変だったと思う」と話していた。

 

「マイナ救急スタート」

 マイナンバーカードに健康保険証をひも付けたマイナ保険証活用の救急業務「マイナ救急」が1日、全国で始まった。実証事業に取り組む大崎広域消防本部は「もしもの時に備え、マイナ保険証の登録と常時携帯を」と協力を呼び掛けている。119番通報を受理時、指令員が傷病者(通報者)にマイナ保険証の準備を依頼。駆け付けた救急隊は読み取り端末で受診歴、服薬、特定健診の内容など必要な情報を閲覧し、搬送の円滑化やその後の治療に役立てる流れ。傷病者本人が意識不明だったり、出先のアクシデントで付き添い人がいなかったりする場合も、適確に情報入手可能なのもメリット。

 

タクシー割引券配布中

 鳴子温泉観光協会は24日まで、JR陸羽東線利用の宿泊客に「潟沼」「日本こけし館」行きのタクシー割引券500円分を配布している。配布場所は大崎市鳴子温泉の宿泊施設15カ所。1組1枚限定でなくなり次第、期日前でも終了する。希望者は各宿泊施設でチェックイン時に申し込む。両スポットを目的地とする場合のみ利用可能な割引券で、差し引き料金は個人負担。協会初の取り組みで、陸羽東線の利用促進と駅から離れた観光地への誘客が狙い。

 

クマ被害か 75歳女性死亡

 3日午後1時半ごろ、栗原市栗駒文字荒砥沢の山林で、同市栗駒岩ケ崎上町裏、自営業志水春江さん(75)が顔などから血を流して倒れているのを、一緒にキノコ狩りをしていた70代の知人男性が見つけ110番通報した。傷跡などからクマに襲われたと見られ、死亡が確認された。一緒に入山した別の70代女性の行方が分からず、4日午前まで発見されていない。

 

「お月見楽しみたい」

 6日は「中秋の名月」(十五夜)。涌谷町字追廻町の涌谷修紅幼稚舎(園児数38人)の園児たちが3日、お月見に向けてフラワーアレンジメントを体験した。園庭に集まった3~5歳児17人が、周りに自生しているススキやハギ、ケイトウなど野草7種ほどを生けた。佐々木利子園長らのアドバイスを受け、実や茎の形、長さを吟味し、1本ずつ挿していった。花瓶に使ったのは、給水スポンジを底に敷き、周りを飾り付けた牛乳パック。完成したフラワーアレンジメントは自宅に持ち帰り、月見と合わせて楽しんでもらう。