2025/09/30


古小タイガース制す

 第40回王貞治旗争奪少年野球選手権大会(大崎タイムス社主催、大崎市古川野球協会主管)は27日、大崎市古川の諏訪球場で開かれ、決勝で古小タイガースが古川ドジャースを8−0(3回コールド)で破り、9回目の優勝を果たした。最優秀選手には古小の遠藤大夢選手、優秀選手には古川の髙橋優歩選手が選ばれた。大会には大崎市内の4チームが出場し、熱戦を展開。決勝は古小が初回に古川の守備の乱れなどから一挙6点を奪い試合の流れを決定付け、3回コールドで圧勝。優勝回数最多記録を更新する9回目の制覇を成し遂げた。鷹觜幸三監督は「優勝は日頃の練習を選手たちが頑張った結果。世界の王さん寄贈の優勝旗をどのチームより手にできてうれしい」と感想を語っていた。鷹觜凛人主将は「選手一丸となって試合に臨み、優勝することができた。1試合目はもたつくプレーもあったが、決勝は打撃力で勝利できた。連覇できるよう後輩たちも頑張ってほしい」と期待していた。

古川署 警備本部を広域庁舎へ

 大規模災害時の警察庁舎被災に備え、古川署は11日、災害協定に基づく大崎地域広域行政事務組合庁舎(大崎市古川千手寺町)への機能移転訓練を繰り広げた。豪雨に伴う内水氾濫が署内まで及び、急ぎ機能移転が必要との想定。署幹部と当直体制の署員計20人が通信機材を組合庁舎へ運び込み、田久裕之署長を本部長とする「災害警備本部」を立ち上げた。被災者から次々舞い込む110番通報の受理と被害状況把握、関係機関との連携による初動対応、交通規制と迂回路設定、避難地域における治安維持など、活動服姿の署員たちは刻々変わりゆく災害フェーズ(局面)の対応策をシミュレーションしていった。ホワイトボードは「氾濫危険水位迫る」「車両閉じ込め救助要請あり」といった情報でびっしり。孤立をにらみ、県警航空隊と機動隊に出動要請する手順も確認した。

交通安全標語コンクール

 2025年度加美郡小中学校交通安全標語コンクール表彰式が25日、加美自動車学校で行われ、入賞した児童生徒に賞状と記念品が贈られた。加美地区交通安全協会が、児童生徒の交通安全意識向上を目的に毎年実施している。夏休み前に郡内の小中学生を対象に公募し各校それぞれ3点を選定し、ことしは30点ほどが寄せられた。入賞作品は小学生の部、中学生の部でそれぞれ最優秀賞1点、優秀賞2点、優良賞2点。最優秀賞には、小学生の部が宮崎小4年、熊谷駿君の「石頭それでもかぶろうヘルメット」、中学生の部は鳴峰中3年、森田雪希菜さんの「通学中歩行者優先優しい心」が選ばれた。