新米での酒造り本格化

酒米の蒸し器「甑」 を起こして今期の酒造りスタートを告げる神事「甑起こし」が25日、大崎市松山の酒蔵会社「一ノ蔵」であった。本年産米を使った新酒造りは県内で初めて。自社産米で麹を造り、11月の新商品発売を目指す。この日は、1日に収穫を始めた酒造好適米わせ種「やまのしずく」140㌔を甑に張り、100度以上の蒸気で1時間かけ蒸し上げた。蔵人たちは、コメを布に包んで室温30度、湿度50~60%の麹室へ運び込み、一晩寝かせるなどして麹を育てた。続く神事で鈴木整社長が神前に玉串をささげ、今期の酒造りの無事故を願った。
W杯出場 市長に報告

女子ラグビー15人制日本代表の佐藤優奈選手(27)=東京山九フェニックス、大崎市古川出身=が22日、市役所を訪れ、ワールドカップ(W杯、8月23日~今月28日)イングランド大会での奮闘ぶりを伊藤康志市長に報告した。今大会、日本代表は予選プールでアイルランド、ニュージーランドに連敗し決勝トーナメント進出を逃したものの、事実上の最終戦となったスペイン戦は劣勢からの後半4トライで劇的逆転勝ち(29−21)。W杯での白星は17年の順位決定戦(対香港)以来、予選プールでは1994年(対スウェーデン)以来と価値ある勝利をもぎ取った形。佐藤選手も全試合フル出場で数多くの見せ場をつくった。
鎌田村長贈った表彰状
村長として近代鹿島台村の基礎を築いた鎌田三之助(1863~1950年)が90年前に善行をした人に贈った表彰状が、大崎市鹿島台平渡で見つかった。生前の功績から幾度も表彰された鎌田だったが、寄贈者としての表彰状が発見されたのは初めてという。25日に受贈者の孫2人が表彰状を市に寄贈し、鹿島台の歴史の一片を伝える資料として活用してもらうことを期待した。
愛らしい山野草に季節のキノコ類も
古川植物愛好会主催の第87回秋の野草展が27日、大崎市古川長岡地区公民館で始まった。山野草約100種類と季節のキノコ類30種類ほどが並び、訪れた人を楽しませている。28日まで。岩に細いタカサゴユリが寄り添う鉢物は盆栽を思わせる風格があり、羽黒山公園の地元らしくヒガンバナも出品。切り花は会員の庭先で育てているものが多いという。キノコ類は食べられる品種と毒性があるものを並べ、注意を促している。
道路愛護活動たたえる
国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所はこのほど、道路愛護活動を継続的に行っている管内の6団体を表彰した。このうち大崎市からは、鳴子小中(簗田智志校長)と古川小町の会(橋憲夫会長)が東北地方整備局長表彰を受けた。「道路ふれあい月間」(8月)に伴う行事で、歩行者やドライバーに道路の役割や重要性を再認識してもらい、安全に利用する意識を高めてもらうことを狙いとしている。
わたSHIGA輝く国スポ 28日開幕
都道府県対抗の「国民スポーツ大会」が28日開幕する。昨年、旧国民体育大会(国体)から名称が改められた。主会場は滋賀県で、大会の愛称は「わたSHIGA輝く国スポ」、大会スローガンは「湖国の感動 未来へつなぐ」。本会期は10月8日まで。9月6~15日と21~25日に先行実施された水泳や体操、ビーチバレーなどを除く正式37競技のほか、都道府県対向得点の対象にならない特別競技の高校野球(硬式、軟式)で熱戦を展開する。県北部からは、監督などを含めて72人が宮城代表に名を連ねた。
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