2025/09/27


自転車リーダー育成

 秋の交通安全県民総ぐるみ運動(9月21~30日)に伴い、加美地区交通安全協会と加美署は25日、加美自動車学校で小中学生を対象にした「自転車リーダー育成講習会」を開いた。講習会は、受講した児童生徒を「自転車リーダー」に委嘱し、各校で交通安全の先頭に立って活動してもらおうと、同自動車学校の協力を得て実施。加美郡内の小中学生16人が参加した。

総勢200人が白熱ラリー

 第37回大崎卓球選手権大会(古川卓球協会主催、大崎タイムスなど後援)が13、14の両日、タカカツアリーナ大崎(大崎市古川総合体育館)で開かれ、県内の中学生からシニアまで男女合わせて約200人が参加し、白熱したラリーを繰り広げた。大会は、中学校の部と高校・一般の部に分かれ、それぞれ男女のシングルス、ダブルスを実施。このうち高校・一般の部は高校生からシニアまでの選手が競い合い、年齢差を感じさせない激しい攻防を展開していた。

公民館でオンライン診療

 大崎市民病院鳴子温泉分院は通院が難しい患者について、自宅や福祉施設などで行っているオンライン診療を10月から鬼首地区公民館でも実施する。県内有数の豪雪地帯、鬼首地区から通院する患者の利便性向上を図るのが狙いで、オンライン診療を公民館で行うのは県内で初めて。

 

障害者の就職促進

 全従業員の一定割合の障害者を雇うことを企業や市町村に義務づけている「法定雇用率」が、来年4月に引き上げられる。引き上げまで半年余りに迫った25日、障害がある求職者を対象にした就職面接会が県大崎合同庁舎で開かれた。入社後に障害者となり退職勧奨を受けた人や支援学校の生徒が来場。自らのアピールポイントを訴えたり、障害の特性を企業側に伝えたりして希望の就職先を探した。

 

俳句2団体が合同講座

 大崎市古川の古川あしかび俳句会と文芸こまち俳句会は24日、吉野作造記念館で合同の俳句講座を開いた。講師の俳人高野ムツオさん(栗原市出身、多賀城市在住)は、事前に送られた会員の作品について講評。参加者は真剣に耳を傾けていた。古川あしかび俳句会は、戦地へ赴いたみちのく俳句会のメンバーが1946年に設立。文芸こまち俳句会は2005年に発足。共に会員たちは研さんを積み、地元の文芸界に貢献している。合同で講座を開いたのは初めてで、12人が参加。高野さんは会員が詠んだ60句を添削し、講評を述べた。

 

改正安衛法に理解

 大崎市医師会と宮城労働基準協会古川支部の選出委員でつくる大崎産業保健推進協議会は17日、研修会を大崎市古川のグランド平成で開き、薬物の過剰摂取(オーバードーズ)や直近の労働安全衛生行政について参加者たちが学んだ。東北会病院(仙台市)理事長の石川達さんが、近年の薬物問題についてオーバードーズ(OD)を中心に講演。昨年からことしにかけて報告のあった薬物問題の主な物質に覚醒剤(28%)に次いで市販薬(25%)と睡眠薬・抗不安薬(22%)が占めた現状を報告した。古川労働基準監督署の相澤隆之署長は、改正された労働安全衛生法や男女雇用機会均等法、職場での熱中症対策強化について講演した。職場のメンタルヘルス対策についてストレスチェックと結果に基づく医師の面接指導が事業者の義務であること、昨年度、精神障害の出来事別支給決定件数でパワーハラスメントが最多(224件)だったことに言及。ストレスチェックの結果を受け取ったことを有効とする労働者が約7割だったとする厚生労働省の調査結果を示した。