2025/09/23


柔道クラブチーム発足

 古川学園中高は18日、柔道のクラブチーム「欅塾」を発足させた。柔道経験の有無に関係なく5歳から大人までを対象にしたクラブで、週1回、楽しみながら専門的な技術を学ぶことができる。「地域に開かれた学校づくり」の一環で、昨年5月に開講した「大人の柔道部」に続く第2弾。欅塾は柔道をしたい人のほか、身近に柔道を教える場がない指導者の受け皿になるのも狙いで、栗原市志和姫中柔道部顧問の佐々木香緒莉教諭が首席指導者を務める。この日は発足式と初練習が行われ、佐々木教諭のほか古川学園高柔道部OBらが受け身や乱取りを披露。柔道に興味がある親子連れらが見学に訪れ、子どもたちは体の大きな大人を投げ飛ばすことも体験し、柔道の楽しさを感じている様子だった。

シバザクラ植える

 松山高の生徒が9、16の両日、近くの大崎市松山保健福祉センターで、シバザクラの植栽を通じ地域住民との絆を深めた。世代間交流と福祉活動に対する理解促進を図るのを狙いに市社会福祉協議会松山支所(伊藤尊則支所長)が主催している。4年目のことしは、生徒20人と住民ボランティア15人が集まった。9日にセンター周辺花壇で草取りと石拾いを通して整地し、16日に苗33ポット分を植えた。会を重ねて顔見知りとなった参加者たちは、声を掛けたり植えるこつを教えたりして仲良く汗を流していた。

目指せ9代目「ささ王」

 大崎市と古川農協などでつくるコンソーシアムは22日、ササニシキと、地元銘柄米「ささ結(むすび)」限定の食味コンテスト「第9回全国『ささ王』決定戦2025」(本選11月21日、県古川農業試験場)の出品者募集を始めた。募集は10月末まで。コンソーシアム事務局の市農政企画課によると、作付面積は右肩上がりで本年産が230㌶ほど。猛暑と水不足で出来栄えが懸念されたものの「収量、食味とも上々で高温耐性は証明済み。レベルの高い決定戦になりそう」という。コンテスト応募についての問い合わせは農政企画課へ。電話0229(23)7090。

 

東北珠算競技大会 団体一般の部制す

 第73回東北珠算競技大会(東北六県珠算連盟連絡協議会主催)が7日、山形市で開かれ、涌谷町の「後藤そろばん教室」で学んだ3人が団体競技一般の部で優勝した。個人総合や団体、フラッシュ暗算、読み上げ算など5種目で争われた。団体競技一般の部を制したのは、同教室講師の小田嶋拓也さん(33)=美里町=と総務省東北総合通信局職員の野田将孝さん(30)=仙台市=、角田支援学校教員の菊池晃広さん(29)=角田市=。野田さんは個人総合一般の部でも優勝を収めた。小田嶋さんは「昨年2位に終わり、仲間と切磋琢磨してきた。優勝でき、そろばんを続けてきて良かった」と喜びをかみしめた。後藤勝則塾長(78)は「来年は宮城が会場。連覇を目指したい」と意気込んでいる。

 

建築文化週間学生グランプリ

 東北職業能力開発大学校(栗原市築館)住居環境科の学生が「建築文化週間学生グランプリ2025銀茶会の茶席」(日本建築学会主催)に出品し、1次審査で全国45チームから入選4チームの一つに選出され、審査員賞も受賞した。前年度、東北初の最優秀賞を受賞した同校は2連覇を目指し、28日の2次審査に3人が挑む。創作茶席を提案する競技で、同校の出品作はスズムシの別名でもある「月鈴子」。茶席となる空間を8本のススキで覆うドーム型で、寸法は4㍍四方で高さ2・4㍍。合板(ベニヤ)を素材に大小合わせて約160の部材で構成されており、風になびく穂を思わせる先端の亀甲模様が特徴。大会テーマ「奏~集い奏でる銀座の秋~」からスズムシの鳴き声を連想し、上から見ると2枚の羽に見えるようにし、穂が重なり内部が見えにくい安心感ある構造にしたという。

 

栗原、大崎のチーム熱戦

 第17回スワンカップ女子6人制家庭バレーボール大会(栗原市シニア家庭バレーボール連盟主催、大崎タイムスなど後援)が12日、栗原市高清水体育センターで開かれた。栗原市と大崎市から7チームが出場して熱戦を展開した結果、大崎ドリームAが優勝した。女子だけで編成したチームがビニールボールで競技を行う大会で、男子は審判や大会運営の裏方に徹する。男女混合の試合より15㌢低いネットが、豪快なスパイクを可能にしている。60歳以上が対象で、今大会には80歳代後半の選手もいた。予選リーグAブロックは、大崎ドリームAと若柳桜シニアバレーボール愛好会が同率首位という混戦に。決勝は大崎市のチーム同士の戦いとなり、白熱した試合を繰り広げた。