2025/09/21


〝鉄道のまち〟変遷紹介

 開業135年を迎える小牛田駅とともに発展してきた〝鉄道のまち〟美里町。列車や駅舎で使われていた装置などの紹介を通して町の歩みに触れてもらう企画展が、同駅構内の町総合案内所で開かれている。町地域おこし協力隊の久田大貴さん(50)が着任後1年4カ月にわたる調査や聞き取りで調べ上げ、初開催にこぎ着けた。国鉄時代の装置などファン垂ぜんの鉄道グッズ60点余りが展示されている。30日まで。

白バイ隊員が実技指導

 県警交通機動隊と古川署交通課による郵便配達員対象の自動二輪講習会が8日、古川自動車教習センター(大崎市古川)であり、白バイ隊員らが模範的な運転を実技指導した。秋の長雨や冬場の雪など路面状況悪化に伴う事故が懸念される季節をにらみ、古川郵便局が企画。特に年賀状シーズンは配達用バイクの最大積載量(排気量110㏄=60㌔、同50㏄=30㌔)いっぱいに郵便物を積み込むため、重心変化で転倒リスクが高まるという。

下水道使用料引き上げ

 大崎市は、下水道使用料の引き上げを3年にわたり段階的に実施する。最初の引き上げは11月請求分からで、平均的な家庭で月20立方㍍使用した場合、現行の3740円を275円引き上げ4015円にし、2027年11月には4455円とする(引き上げ率19・1%)。人口減少などによる事業収入減や物価高騰などが見込まれるためで、引き上げは合併以来、初めて。

 

新米やっぱり「おいしい」 

 収穫の秋を迎え、色麻町の新米試食会が18日、加美よつば農協本店で開かれた。農業関係者や小中高生など約50人が「ひとめぼれ」と「ササニシキ」を食べ比べ、出来栄えを確認した。県や町、加美よつば農協などで構成する色麻町農業振興連絡会(会長・早坂利悦町長)が主催。農業団体や地元企業、色麻学園と加美農業高の児童生徒らが参加したほか、ことし5月に町PR大使に就任したローカルタレントのワッキー貝山さんも出席した。テーブルに並んだのは、同町上郷地区で生産された2銘柄の新米のほか、地元産の野菜やみそを使ったみそ汁とおひたし、焼き魚、漬物など。参加者たちは炊きたての新米を頬張り、香りや食感を確かめながら味わっていた。色麻学園6年の早坂典晃君(11)は「いつも食べるごはんとは違った。ササニシキはひとめぼれより甘く、ひとめぼれはもちもちしておいしかった」と話していた。

 

肌寒い彼岸の入り

 20日は彼岸の入り。大崎地方は雨が降るあいにくの天気だったが、各地の寺院や共同墓地では先祖が眠る墓へ手を合わせる多くの人の姿が見られた。この日の大崎地方は肌寒く、大崎市古川は午前9時の気温が17・3度。それでも大崎市古川江合本町の龍洞院には朝から墓参者が傘を差して次々と訪れ、花や線香を手向けていた。

 

ふんわり優しい雰囲気

 大崎市在住のクレパス画作家、ちょーべーさんの個展「風の記憶11」が19日から、大崎市民ギャラリー・緒絶の館で開かれている。固定観念にとらわれず、思うがまま描いたはがきサイズの作品約70点が訪れる人の目を楽しませている。21日まで。ちょーべーさんは30代のころ独学でクレパス画を始めた。経営する飲食店のテーブルで描いていたころからの根強いファンもいる。会場を飾るのは白くて丸い雲のような物、自宅で焼いたパンやケーキ、紙の上に置いて形をなぞったキュウリなどの絵。どの作品もふんわりとしたタッチで、優しい雰囲気を漂わせている。