2025/09/19


コスモス園で音楽満喫

 15種類、約18万本のコスモスが見頃を迎えている大崎市松山御本丸公園(コスモス園)で15日、地元市民団体主催のコンサートが開かれ、訪れた人たちが花の眺めと演奏を楽しんだ。花の見頃は今月末ごろまで。コンサートは「あい♡松山」(根廻つぎ子代表、会員約80人)が開き、5グループがポップスなどを軽やかに歌い上げた。松本美佐子副代表は「花と音楽をゆったり楽しんでもらうことができた」と満足げに語った。同園では、松山観光協会(佐藤厚会長)主催の「コスモスまつり」が開催中。こだわりグルメやハンドメード作品を売り出しているほか、1920年代の松山地域で貴重な交通機関だった「人車」(文化庁近代化遺産)も運行されている。人車運行日は20、21日の午前10時半から正午までと午後1時から3時まで。10月4、5の両日は花摘み散策として花を持ち帰ることができる。午前10時から午後3時まで。

 

個性光る絵画や造形

 小中学校特別支援学級などに通う児童生徒の絵画や造形を紹介する「みんなの作品展」が17日から、大崎市岩出山文化会館ホワイエで開かれており、個性豊かな作品が来場者の目を引いている。19日まで。障害児の自立や社会参加への取り組みを支える特別支援教育に理解と関心を深めてもらおうと、北部教育研究会特別支援教育研究部が1964年から実施。今回は大崎地方の小中学校特別支援学級、県立古川支援学校、県立聴覚支援学校小牛田校の児童生徒が制作した606点を展示。自画像や学校生活の思い出をテーマにした絵画や貼り絵、段ボールを切り貼りして形作った恐竜などがずらり。

 

伝統の相撲大会継続

 「桜ノ目志波姫神社奉納小学生相撲大会」が14日、大崎市古川の同神社境内にある相撲場で行われ、児童たちが熱戦を繰り広げた。主催する志波姫神社相撲奉賛会(晴山宗規会長)は、会員の高齢化で昨年の大会を最後とする予定だったが、加美農業高相撲部から運営を支援する申し出があったことから、継続開催が可能になった。大会はことしで58回目。地域の伝統行事として受け継がれてきたが、運営する奉賛会会員が高齢化し審判の確保など運営が難しくなったため昨年の大会を最後とし、新たな開催方法を模索していた。そうした中、新聞記事を読んだ同校相撲部監督の伊藤敏好教諭が「歴史ある大会を途絶えさせたくない」と協力を申し出、継続開催にこぎ着けたという。

 

パワーコーラス響く

 パワーコーラスグループ「Happybre♪Cheers」「Natsu☆P」の合同コンサート「響け!みんなの歌声POWER OF HARMONY」が14日、大崎市図書館多目的ホールで開かれた。週末ということもあって、出演者の家族や友人、多くの同館利用者らも訪れ、元気いっぱいの歌声に拍手と声援を送っていた。パワーコーラスは宗教や歴史、文化的背景の枠を超え、地声で歌うビート感あるコーラス音楽のこと。県内では3団体が活動しているという。大崎市を拠点にしているHappybre♪はアニメや映画の主題歌、登米市で誕生したNatsu☆Pは昭和歌謡曲を交えてそれぞれ披露。自分を肯定し明日へ踏み出そうというメッセージを込めた力強い歌声を響かせ、会場を盛り上げた。

 

ハロウィーンに飾って

 大崎市松山のボランティア団体「結いの会」(加藤寛会長、会員数18人)は3、11の両日、ハロウィーン向けの手作りオーナメント35点を地元の松山小と下伊場野小の6年生合わせて35人に贈った。小学校生活で最後となるハロウィーンの思い出にしてもらおうと企画。会員たちがスギ材を電動糸のこぎりで縦約18㌢、横約25㌢のカボチャ型に切り出し、オレンジ色に塗って仕上げた。